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葵わかなと佐野勇斗がW主演を務める『青夏 きみに恋した30日』がいよいよ公開に。長崎県五島列島の中学合唱部を舞台にした『くちびるに歌を』以来の共演となるふたり。お互い「気を遣わずに自分らしく演じることができた」という撮影現場の様子や、映画の見どころを聞いた。

夏休み限定の恋で終わるのか!? ピュアなふたりの恋物語を楽しんでください

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―― この夏、甘酸っぱい思いで溢れる映画が完成!原作は南波あつこの『青夏 Ao-Natsu』。夏休みの間、田舎で過ごすことになった、運命を信じるピュアな女子高生・理緒と、そこで出会った地元の男子高生・吟蔵との夏限定の恋が、アツイ夏を盛り上げてくれる。まずは役づくりについて聞いた。

佐野勇斗「もちろん原作を読んでから撮影に挑みましたが、南波先生にお会いしたときに原作にとらわれずに映画としての『青夏』を作ってくれればいいからとおっしゃってくださったので、自由に演じることができました」

葵わかな「役の設定などベースになるところは大切にしつつ、シーンごとに監督や佐野くんと「こうしたほうがいいかな」「こういう表現もあるのでは」と話をしながら作り上げていきました。古澤健監督は、最初からこう演じてほしいと決め込まれる方ではなく、まずはやってみてという感じだったので、演じながら理緒が出来上がっていったのかなと思います」

佐野「主演だからふたりで頑張ろうねっていう話もなかったよね(笑)」

葵「うん、そうだね。人を思う真っ直ぐでピュアな気持ちが『青夏』の魅力だと原作を読んだときに感じました。それは台本を読んだときも、演じ終わったときも、試写で観たときも変わらなくて、映画としての『青夏』を監督はじめみんなで作ってきたけれど、根底にあるピュアな気持ちというのがちゃんと表現されていて、良かったなと思いました」

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―― 役に対してはどんな思いで演じていたのだろうか。

佐野「僕が演じた吟蔵は、さらっとカッコいいことをするんですよ。そこがムカつくっていうか、うらやましいなと。僕とは全然違うタイプの男の子ですが、恋愛に積極的ではないというかガツガツいかないところは似ているところなのかな。あとは、地元を愛しているところ!」

葵「そうですね、共感というか私にもそんなことを思っていた時代があったな……というのはありますね。理緒は運命の出会いを信じているけれど、周りはもう現実的な考えになっていて周囲とのズレを感じはじめている。それって、サンタさんはいる!いないよ!っていう子どものころの論争にもちょっと似ている気がしていて、信じたいけどそろそろ現実を見なきゃいけないのかな……っていう。でも、私もやっぱり恋愛にかぎらず運命の出会い、人の縁はあると信じているので理緒とは似ているのかもしれませんね」

―― 『くちびるに歌を』での共演から約3年。久しぶりに一緒に芝居をしてみて、変化を感じたこととは?

佐野「共演はたしかに3年ぶりなのですが、『くちびるに歌を』の出演者とは時々会っていて、久しぶりの感じはないんですよ。それに、僕と葵さんは『くちびるに歌を』のときは、一緒のシーンがほぼなかったので、今回が初めてといってもいいくらい。プライベートの葵さんしか知らないので、お芝居をしている姿を見るとちゃんとしているんだなって(笑)」

葵「いつもちゃんと仕事してるよ!!」

佐野「言い方が悪かったですね、ごめんなさい(笑)。台本を読み解く力が素晴らしくて、僕は浅いところしか読めていないなと反省しました。葵さんは先のことまで考えているし、想像力があるんですよね」

葵「普段から本をよく読んでいるからかな」

佐野「これからは僕もちゃんと台本を読み込みたいなと思います。僕が変わったところ、ありますか?」

葵「そうですね……。なんだろう、佐野くんは普段から裏表がなくて、ずっと同じなんですよ。今回、同じ現場にいて感じたのも裏表がない人。スタッフやキャストに同じように接しているし、地方でロケをしていたのですがエキストラとして協力してくれた地元の方々を盛り上げようと率先して声をかけたりしていて。佐野くんがいたから、楽しく撮影ができたと思います」

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―― 3年のあいだに、葵はNHK連続ドラマ小説のヒロインを演じ、演技の幅を広げた。佐野はM!LKの活動以外に俳優としてのキャリアを積み、2018年度は公開待機中を含めると映画5本に出演。3年という月日はそれぞれにとってどんな時間だったのだろうか。

佐野「正直、短いというよりは長かったですね。10年くらい経った気分。だけど、成長したのかといわれると、自分は何も変わっていない気がしています。筋トレして少しごつくなったくらい(笑)。あ、仕事に対する意識は少し変わったかも。俳優デビューしたころは、自分のことで精いっぱいで周りが見えてなかったけれど、最近は少し見えるようになったかな。それに、ちゃんとやらなきゃっていう意識は芽生えました(笑)。葵さんが盛り上げてくれる存在だって言ってくれたけど、自分自身が楽しく仕事をしたいから、自然としているだけっていうのはあります。主演だからやらなきゃっていうのではなくて」

葵「私も、昔よりは見えるものが少しずつだけど増えていった3年だったと思います。私は佐野くんとは逆で、とても短くてあっという間でした。ギュッと中身がつまっていて、短く感じたけれど倍以上年をとった気分(笑)。当時は術がなくて、がむしゃらに体当たりしていくしかなかったけど、先輩方の芝居を見たり、たくさんの人と出会うことで気づきがあって、道具が少しずつ増えていった感じ」

―― 成長したふたりがW主演としてタッグを組んだ本作。現場の雰囲気は?

葵「気を遣わなくていいのが楽でした」

佐野「そうだね。他の現場だと、まずは共演者と仲良くなることから始めなきゃって思うけど、それがないのはとても気が楽でやりやすかったです。気心知れているから、無理にしゃべる必要もないし」

葵「自分の芝居に集中することができました。佐野くんのことは考えずにね(笑)。あ、もちろん吟蔵のことは考えていましたよ!」

佐野「撮影の合間も、特別にこれっていうこともなく普通に過ごせたのが良かったね」

葵「三重県の南伊勢町というところを中心に撮影をしていたのですが、本当に夏休みに田舎に遊びにきた気分になれました。休憩時間はぼーっと縁側に座ったりして。映画のなかではそういうシーンはないけど、きっと理緒もそんな何でもない時間を過ごしていたんじゃないかなと思える空気感でした」

佐野「僕は田舎の高校生役だったので、三重でのロケは役を作るうえで助かりました。疲れも癒やされたし。ふたりで話をしなくても、ゆったり流れる時間が心地よくて」

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―― 川遊びや花火大会、お祭りなど夏休みを彩るイベントも満載。30日という期間限定の恋の行方も気になるところだが、ふたりが印象に残っているシーンは?

佐野「どう演じようか悩んだとか、すごい思い入れがあるシーンというわけではないのですが、完成した映画を観たときに「いいな」って思ったのが、海沿いをふたりで歩いているシーンなんです。吟蔵が理緒のことをカメラで撮っている何気ない日常を切り取ったシーンが好きです」

葵「セリフもなくて、ただ歩いてくださいって言われて撮ったシーンだったよね」

佐野「そうそう。何がいいかって聞かれると具体的に言えないけれど、見てもらえれば共感してもらえると思います」

葵「私は、吟蔵の高校に制服を着て行ったところかな。夕暮れどきで、教室がとってもきれいに見えて切なさが増している感じがします。誰もいない夏休みの教室というのもいいですよね」

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―― ちなみにふたりにとっての夏の思い出とは?

葵「『くちびるに歌を』の撮影かな、やっぱり。あとは受験勉強。全然爽やかじゃないし、夏って感じではないですけど」

佐野「僕も『くちびるに歌を』の撮影。合唱部のメンバーと過ごした約2カ月はながーい修学旅行みたいで、20年間生きてきたなかでも1、2を争うくらい楽しい思い出。共演者も幼なじみのような特別な存在です。活躍しているのを見ると嬉しくなるし、僕も頑張らなくちゃって思います」

―― 都会育ちの女子高生と田舎の男子高校生。夏休み限定の恋で終わってしまうのか……。最後に映画の見どころを聞いた。

佐野「期間限定の恋だからこその甘酸っぱさというか、もどかしさがあると思います。8月1日からの公開なので、映画を観て楽しい夏を始めるぞ!って盛り上がってくれたら嬉しいです。主題歌もワクワクする曲なので、映画を観終わってからカラオケで歌ってほしいな」

葵「見どころはたくさんあって全部って言いたいけど、理緒と吟蔵が恋をすることで成長していく姿を見てほしいです。現役の中学・高校生だけでなく、大人の方も昔こんなことあったよね、こんなこと思っていたなと懐かしくなるようなストーリーなので、真っ直ぐでピュアな気持ちを感じて頂けたらと思います」


Writing:岩淵美樹

インフォメーション

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(C)2018 映画「青夏」製作委員会

MOVIE

『青夏 きみに恋した30日』

8月1日(水)公開


「別冊フレンド」で連載された南波あつこの人気コミックを実写化。運命の恋を夢見る都会育ちの女子高生・理緒(葵わかな)は母の田舎で夏休みを過ごすことに。そこで、地元の高校生・吟蔵(佐野勇斗)と出会う。運命の出会い!?と惹かれていくが…。吟蔵の婚約者・万里香(古畑星夏)、理緒に思いを寄せる祐真(岐洲匠)たちも巻きこみながら恋は加速していく。ひと夏の恋となるのか、はたして……。

▼公式サイト
http://aonatsu.jp/

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