TV
葵わかな 「2夜連続スペシャルドラマ キッチン革命」制作発表記者会見!
同作は、実在の女性2人をモデルに、日本の未来のために奮闘した彼女たちの姿を力強く描き上げる大型スペシャルドラマ。
第1夜は、今では誰もが当たり前のように使っている計量カップ、計量スプーンを生み出し、現代でいうレシピ=“料理カード”を作った女性医師・香美綾子(かがみ・あやこ)を、葵が演じる。レシピという発想がなかった時代に、予防医学、そして栄養学の観点から、誰もがおいしくて栄養のある料理を作ることができるよう、料理の数値化に挑んだ彼女の足跡と先輩医師・昇一(林遣都)との愛の物語を描く。
第1夜の主人公・香美綾子を演じた葵は、会見にて、「綾子はすごく“力”が必要な役柄で、撮影しながら大変だなという思いもあったのですが、私自身、演じながら綾子に励まされていた部分がありました。そんな綾子のキャラクターが見てくださる方に届いて、みなさんの何かを励ませるような、そんな第1夜になっていればいいなと思います。」と作品への思いをコメント。
香美綾子は“レシピ”というものがなかった時代に、料理を数値化しようと前向きに奔走する女性だが、演じてみてどうたったか?という問いに、「第1夜は時代の流れが長く描かれており、大学に進学する娘時代から薬師丸(ひろ子)さんにバトンを渡すまでの長い年月に渡って、同じ人物を演じさせていただきました。そのためシーン数がとても多かったのですが、綾子は激動の人生を送った人物なので、すべてが取りこぼせない大事なシーン。ひとつひとつを積み重ねていかなければ薬師丸さんにバトンを渡せないぞ、という思いがありました。
また、例えば勉強するシーンでもゴミを捨てに行くシーンでも、綾子が少しずつ年齢を重ねていることを意識して演じるのが難しかったです。ここまで何かに対して一生懸命な人物を演じたことがなかったので、「こういう人が革命を起こしていくんだな」と肌で感じながら、一生懸命取り組みました。」と語った。
林遣都との共演については、「林さんが演じられた昇一さんとは先輩後輩として出会い、その後、夫婦になっていきます。その過程を丁寧に積み重ねていけばいくほど、2人の関係性が最後により素敵に見えると思ったので、すべてのシーンにおいて妥協せず、「このワンシーンが最後のシーンを作るんだ!」という気持ちで臨んでいました。」と話した。
ドラマの中にはおいしそうな料理が数多く登場するが、撮影で印象に残っている料理は?と聞かれると、「胚芽米です。綾子がたくさん実験をしたという描写があるので、実際に撮影でもたくさん胚芽米を炊いて食べたのですが、お料理の先生が「✕」をつける胚芽米は本当においしくないように炊いてくださったので、完成したものとはまったく味が違ったんです。完璧な状態の胚芽米は本当においしくて、それもすごく衝撃的で記憶に残っています。」と振り返った。
同作は“日本の食卓”の改革に挑んだ女性たちを描くドラマだが、世の中を見回して『今、革命を起こしているな』と思う人は?という質問には、「私は綾子を演じたことで、母の偉大さをすごく感じました。今まで育ててもらったこと、自分を支えてくれていることもそうですが、娘ながら母の人生をかっこいいなと尊敬しているんです。ですから今回の綾子のように、女性がバリバリお仕事をして、活躍していくという役柄をいただけてうれしかったです。」と明かした。
豊島圭介監督から『役柄が年齢を重ねるにつれてふるまいを変化させ、その演技の匙加減がスゴイ』と評されたことについて、「着物やヘアメイクなど、ビジュアルに助けていただいた部分もたくさんあるのですが、監督とも「このシーンでは綾子は〇歳」など、たくさんお話しさせていただきながら撮影したので、心強かったですし、自信をもって演じられたと思います。」と語った。
続いて、ちょうどワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が盛り上がっていますが、みなさんが“今、熱中しているもの”は?と聞かれ、「WBCです!これまでは野球のルールもわからなかったのですが、テレビで見ています。別作品の撮影現場でも合間にみなさんとお話ししたりと楽しく見させていただいております。」と話した。
そして最後に、「一生懸命、丁寧に作った作品です。みなさんに元気を届けられるストーリーだと思いますので、第1夜、第2夜ともに楽しんでいただければと思います。」とメッセージを送った。
「2夜連続スペシャルドラマ キッチン革命」は、テレビ朝日系にて第1夜 3/25(土)・第2夜 3/26(日)21:00~二夜連続放送!
ぜひご期待ください。