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葵わかな ドラマ「舞え!KAGURA姫」取材会!
同作は広島県北部に伝わる神楽をテーマに、都会で生きづらさを感じていた主人公が、神楽と出会い、神楽を愛する人々と関わることで明日を生きる力、家族や友人との関係を見直していく青春エンターテインメント・ドラマ。
東京で暮らしていた高校生の児玉咲子(葵)は、母・児玉美土里(大塚寧々)の離婚をきっかけに美土里の故郷、広島に移り住むことに。そこは江戸時代から伝わる豪華絢爛、アクション満載の古くて新しい不思議な「KAGURA」の里だった。咲子は、転校先で地元の今どき女子高生・美川珠希(中村ゆりか)と出会う。周囲に同調する事に慣れた咲子とは違い、珠希は自由奔放な態度で咲子を神楽の世界へと導いていく。
2人は神楽部で活躍する憧れの先輩・鹿島道郎(中村梅丸)や、いじられキャラの同級生・桑畑司(加藤諒)とともに夏の一大イベント「神楽甲子園」を目指すことになるが、一筋縄ではいかず波乱の展開に…
合い言葉は「空気」を読むんじゃない「息」を合わせろ!
神楽を愛するアツくて、ちょっぴり面倒くさい??人々に包まれた咲子は、時に傷つき、心を通わせながら、家族や友人との関係、ジブン自身を見つめ直していく…
葵演じる主人公・児玉咲子は勉強やスポーツなどそつなくこなす優等生。自分の気持ちを決して口にしない性格だったが、神楽との出会いを通じ、珠希や道郎たちと交流していくうちに本当の自分に気づいていくという役どころだ。
取材会にて、「今回の作品はオール広島ロケで絶賛撮影中なのですが、神楽のお稽古をさせていただいた時に、地元の神楽団の方が遊びに来てくださって、私たちが舞っているところを見てアドバイスをいただいたりしました。大人の方だけではなく、若い方も神楽に親しんで生活しているのが伝わってきて、撮影で広島に来てからより神楽が地域で愛されているんだと感じ、もっと頑張らなくてはと思いました。今後、神楽を舞うクライマックスのシーンの撮影があるので、神楽を知っている方が観ても感動していただける作品になるよう、舞もしっかり頑張っていきたいと思っています。」と撮影の様子を語った葵。
神楽を舞うクライマックスのシーンを控えての心境を聞かれ、「一度、神楽ドームでリハーサルをさせていただいた時に、スタッフさんと舞うメンバーだけでお客様は入っていなかったのにも関わらずとても緊張したので、撮影でその緊張を抑えることができるか不安です。でもあまり緊張しすぎてもよくないですし、神楽団の方が“勝ちに行く気持ちでやらないとダメだよ”と言ってくださったので、衣装が重くて途中で心が折れそうになってしまうこともありますが(笑)、勝ちに行く気持ちで頑張りたいと思います。」と意気込みを語った。
また、最初に神楽に触れた時の印象は?という質問があがり、「最初は鈴などを持って厳かにやるものだと思っていました。作品に関わらせていただくことになり神楽を観て、派手でショー的な要素が多く、衣装もきらびやかで感動したのですが、実際に自分がやるとなると気をつけないことも多いですし、動き続けることが大変で、体力のなさを感じました。また、扇子をはじめとする小物の扱いを綺麗に見せたり、普段は男の方がやられる役だと聞いたので、女性の私がやるにあたり、動きが小さく見えてしまわないように気を付けています。部活動のような感じで、いい汗をかくんです(笑)。舞った後に疲れも出ますが、達成感もあり、楽しく演じさせていただいています。」と実際に演じた感想も交えて答えた。
さらに、撮影を通して感じた広島の魅力について、「撮影場所からの帰り道に蛍のスポットがありまして、みんなで蛍を見て帰りました。とても感動的で星のようにいたことも。帰り道に蛍がいると、朝から夜まで撮影を頑張った自分へのご褒美だと思いながら見たり、鹿がいたり、カエルの鳴き声が聞こえたり、自然が豊かでとても癒されています。」と笑顔で話した。
来月、安芸高田市にある神楽門前湯治村神楽ドームで全国から15校が参加し神楽を披露する「高校生の神楽甲子園」が開催されるが、「神楽をやっている皆さんは、私たちよりも何倍も何十倍も努力して神楽甲子園の日を迎えると思います。ドラマの中で神楽甲子園に参加するのですが、限られた中で練習をしてきた私たちでも緊張しますし、この日にかける想いはあります。私は上手くないので偉そうなことは言えませんが、一生懸命やることが大事だと思うので神楽を好きだという気持ちを込めて頑張っていただきたいです。」とエールを送った。
広島発地域ドラマ「舞え!KAGURA姫」はNHK BSプレミアムにて11/30(水)22:00~O.A。
ぜひご期待ください!
(敬称略)