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葵わかな ミュージカル「アナスタシア」製作発表会見!

葵わかなW主演ミュージカル「アナスタシア」の製作発表会見が11/12(火)都内で行われ、葵が出席した。

同作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画「アナスタシア」に着想を得て制作されたミュージカル。
1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースがあふれる中、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」に基づき、記憶を無くした主人公・アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描いた、大人から子供まで楽しめる愛と冒険に満ちた作品となっている。

ブロードウェイ公演は、2017年3月にプレビュー公演を経て4月に開幕。以降、2019年3月まで2年間にも及ぶロングラン上演となった。その他、2018年10月からのスペイン公演、北米ツアー、11月からのドイツ公演に続いて、今年9月にはオランダ公演の開幕も予定されており、世界各国での上演も続々と決定。ニューヨークタイムズを始め大手アメリカメディアの劇評でも絶賛されるなど、ブロードウェイで高く評価された同作を、本国のクリエイティブ・スタッフ&日本キャストで上演する。

会見にて葵は、「この「アナスタシア」は日本初演ということで、日本で初めて上演される作品に携われることが本当に光栄だと思いました。アーニャというキャラクターは自分自身すごく共感できる強い女性で、現代は働く女の人も多いですし、その強い女性像というのが皆さんに共感を持っていただけるのではないかと思い、自分も演じることをとても楽しみにしています。上演は来年になりますが、精一杯務めますのでどうぞ劇場に観に来てください。よろしくお願いします。」とコメント。

この日、Wキャストとして同じくアーニャ役を務める木下晴香さんと共に劇中曲『Journey to the Past』を披露した葵は、木下さんの印象について、「晴香ちゃんとは、私がミュージカルデビューをさせていただいた、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役をトリプルキャストとして演じました。その公演がちょうど1年前の同じ時期で、自分が次のステップに行こうというときに、デビューのときに切磋琢磨しあっていた晴香ちゃんがいるというのはすごく心強いです。先ほどの歌唱のときも緊張していたのですが、晴香ちゃんの顔を見たら“やってやろう!”というプラスな気持ちになれましたし、そういう意味では親友でもあり、ライバルでもある良い関係で今でもいられるので、これからアナスタシア役で責任も増えていくと思うのですが、お互いに良いところも悪いところも見つけあいながら頑張っていきたいです。」と話した。

同作は小さいお子様でも楽しめる舞台になっているか?という質問には、「私はスペイン公演を実際に観に行ったのですが、言葉がわからなくても舞台装置やメロディー、衣装など視覚的に楽しめる要素がたくさんあるので、小さいお子様で物語の内容が分からなかったとしても、絵本を見ているような煌びやかさや楽しさは感じていただけると思っています。」と答えた。

その後に行われた囲み取材で、改めて同作の魅力を、「この作品は日本初演のブロードウェイミュージカルになるのですが、女性が主人公のお話というのはあまりないと思います。アーニャという女の子はいろいろな苦境に立たされるのですが、その中で夢と希望を忘れずに周りの人の手も借りながら旅に出ていく力強いお話です。観てくださった方の背中を押せるような作品になっているところが魅力だと感じています。」とPR。

さらに、「お話や曲もすごく壮大で、自分の力がまだまだ足りないと感じているので、日本初演ということですし、日本のお客様に素敵な「アナスタシア」をお見せできるように精一杯務めていきたいと思っています。」と意気込みを語った。

最後に、本番用の衣装である赤いドレスを身に着けた感想を聞かれ、「この衣装も作品のスケール感のひとつかなと思っていまして、日本にはなかなかない色味だったり、お話のテーマでもある豪華絢爛さというのも観ていて楽しめる部分だと思います。ほかにもたくさん衣装があるので、ぜひ楽しみにしてください。」と笑顔を見せた。

ミュージカル「アナスタシア」は、2020/3/1(日)~3/28(土)東京・東急シアターオーブにて、2020/4/6(月)~4/18(土)大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。
ぜひご期待ください!

【ストーリー】
舞台は 1907 年、帝政末期のロシア、サンクトペテルブルグ。ロシア帝国最後の皇帝ニコライ二世の母、マリー皇太后はパリへ移り住む準備を進めている。ニコライの末娘、皇女アナスタシアは祖母との別れを悲しみ、自分もパリへ連れて行くよう頼むが、マリーは美しいオルゴールをアナスタシアに渡すとロシアから去っていく。
十年後の 1917 年、美しい少女に成長したアナスタシアは家族と幸せな生活を送っていたが、突如宮殿がボルシェビキ(後のソ連共産党)の攻撃を受け一変する。ニコライ二世をはじめとするロマノフ一家が逃げ惑う中、アナスタシアはマリーからもらったオルゴールを取りに一人戻る。やがて宮殿は炎に包まれ、ロマノフ一家の死が確認されるが、サンクトペテルブルグの人々の間に「アナスタシアが生きている」という噂がまことしやかに流れ始める。
家族の死を悼み、悲しみに暮れていたマリーはアナスタシアとの再会を願い、アナスタシアを見つけた者に巨万の賞金を授けると宣言する。そこで、二人の詐欺師ディミトリとヴラドは、アナスタシアによく似た偽物の少女を教育し、賞金をだまし取ろうと企て、アーニャと名乗る記憶を無くした少女に出会う。
彼女にアナスタシアの面影を見つけたディミトリとヴラドは彼女を計画に巻き込み、サンクトペテルブルクからマリーの住むパリへと旅立つ。アーニャはこの出会いにより、昔の記憶を次第に取り戻してゆく。
時を同じくして、政府はボルシェビキの将官グレブにアナスタシア生存の噂を調べ、暗殺せよという恐ろしい命令を下す。パリでアーニャはマリーとついに再会を果たすが、同じ時、グレブがアナスタシアを見つけ出し…。

【公式サイト】http://www.anastasia-japan2020.jp/
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