「Netflixで映画『ザ・プロム』を観たのですが、すごく楽しくておもしろい作品で惹き込まれました。作品が素敵だからこそ、その良さをしっかりと伝えるために頑張ろうという気持ちが強くあります」
「この作品には、性の多様性という大きなテーマがあります。語られることも多くなったけれど、まだよく知らない人も多いテーマで、伝えるときには難しさを感じてしまう傾向もあると思います。だけど、この作品はそれを楽しく、ポップに伝えているところがいいなと思いました。エマはレズビアンであることでいじめられたりもするけれど、このテーマに限らずすべての人に当てはまるシンプルで大事なテーマが描かれている、そこがこの作品の魅力だと感じました。なかなか言葉で表現するのは難しいけれど、誰もが心を動かされ、何かを感じる、そんな作品だと思います」
「映画などで見かけるダンスパーティー、あれがプロムだったのか、って。すごく楽しそうだけど、もし自分が参加しなくちゃいけない場面を想像したら……、無理かもしれません。なんかちょっと恥ずかしいかな。プロムがない高校生活で良かったと思います(笑)」
「エマが同性の恋人とプロムに参加することを表明したことをきっかけに、PTAに反対され、プロム開催が中止に。クラスメイトからもいじめられ、プロム中止が報道されることでアメリカ中から注目を集めてしまいます。カミングアウトがきっかけで、目立つつもりは全くなかった普通の子・エマが注目される。そこからいろいろな人に出会って、最終的には“自分を誇ろう”と思えるところまで成長していきます。そういう変化、成長はすごく大事で物語の魅力でもあるので、稽古を通じて肉付けしていけたらいいなと思っています」
「他の人から見たらどうでもいいことでも、自分にとってはすごく大事なことって誰にでもあると思います。たとえ、他の人に“どうでもいいよ”と思われても、私自身はそういう部分をきちんとしないと気が済まない性格なので、自分が大事だと思ったことはブレずに信じたいと思っています」
「素敵な曲が多く、練習していてもすごく楽しいですし、ちゃんと歌えるようになりたいという気持ちになりました。キャッチーな曲ばかりなので、一度聞いたら一緒に歌いたくなると思います」
「それぞれのキャラクターがすごく濃い(笑)。キャラクターの個性が衣装に反映されていて、見ているだけでもテンションが上がります。ブロードウェイスターのゴージャスな雰囲気の中に、エマたち田舎の高校生がいてちょっとアンバランスにも見えますが、そこにおもしろさがあると感じました」
「とにかくおもいしろい演劇ユニット。コメディ作品も多くやっているという印象です。定期的に公演をされているので、今回が海外作品初挑戦というのは意外ですごく驚きました。『The PROM』の作品のテイストと地球ゴージャスはすごくマッチする感じがします。寺脇(康文)さんとは、以前ドラマで共演して以来、3、4年ぶりにお会いしたのですが“大きくなったね”と言われました(笑)。こうやってまたご一緒できることをうれしく思います。岸谷(五朗)さんがどんな演出をされるのか、すごく楽しみです。演出もして出演もする。脳内はどうなっているのかなって覗いて見たくなります。少しお話ししただけでものすごい熱量を感じ、熱いハートの方という印象があります」
「単独での主演舞台は初めてなので、基本的なことですが、体調もしっかり整えて頑張ろうという気持ちはすごくあります。作品のエネルギーに負けないように、自分もパワーをつけて、舞台でそのエネルギーを爆発させたいと思っています。稽古をしながら自分を鍛えていきたいです。明るく楽しい時間は、作品を観てくださる方たちのエールになると信じています。そういう明るさをもたらすことができるのも、この仕事の良いところだと思っているので、きちんと届けられるように頑張りたいです」
「“汝の隣人を愛せよ”という歌が登場します。自分自身を認め他人を認めることはどんなことにおいてもとても大事だよね、というテーマが根底にあります。明るい作品の中に、そんなテーマを感じ取っていただけたらうれしいです」
Writing:タナカシノブ/Styling:岡本純子/Hair&Make-up:竹下あゆみ
※価格は税抜き価格
・トップス ¥20,000
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・ワイズ プレスルーム TEL.03-5463-1540
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