「今は5話まで撮影が進んでいますが、各話で取り上げられるトラブルはもしかしたら自分の身に起こるかもしれない、身近なものが多いんです。1話の問題は経験された方も多いかもしれませんね。もちろん、金銭トラブルに巻き込まれないほうがいいのですが、万が一のときに役立つかもしれません。だからといって、堅苦しいお話ではなく笑えるシーンもありますし、最後は悪い人を法律で懲らしめてスカッとするドラマ。私は法律に詳しい女子高生・菅原円を演じます。なぜ、法律の知識があるのか……。その謎は話が進むにつれて明らかになってくると思うので、1話完結ではありますが、ぜひ見逃さずにチェックしてほしいですね」
「セリフ覚えは早いのですが、専門用語が多いので理解するのが大変で。聞いたことがない単語が出てくるので、これは勉強しないと!と法律関係の本を読んだり、ネットで検索したりして調べています。お金にまつわることなので、数字もたくさん出てくるし。撮影に入る前は、正直そこまで大変ではないと思っていたのですが、『アドリブで法律のことを言ってみて』という指示があったんですよ。これは、ちゃんと理解していないとダメだなと思って、勉強しています。女優としての経験が浅い私にとって、自信をもってできることといえば、その役について誰よりも詳しくなり自分のものにしてちゃんと演じるということだけだと思うから。役作りの大切さを昨年、色々な役を演じることで実感したんです。『女優です』と公言しても恥ずかしくないように小さなことをコツコツと積み上げて、密度の濃い芝居ができるように準備をしたいなと思っています」
「クールだから、大人に対しても淡々としゃべるけれど、人見知りでもあるので堂々としきれないのかなと考えていたんですね。それに、あまり感情を表に出さないタイプだと思っていたのですが、理佐さん(片瀬那奈)をはじめとするメキシコ料理店でのシーンはもっと心を開いて、普通の女子高生っぽい感じでいいんだなと考え直したんです。お店でのシーンは衣装の派手さもあり、とっても明るいし勢いがあると思うんです。理佐さんや茂さん(小籔千豊)のやり取りも面白いし、その中で感情を出さないのもおかしいかなと。そういうことは台本を読むだけではわからなくて、実際にみんなで演じることでそのシーンが立体的になり、わかってくるんですよね。それに、今回は竹中(直人)さんがいらっしゃるので、本番で何が起きるかわからないし(笑)。竹中さん演じる殿村と一緒のシーンはまだ少ないのですが、緊張感が違います。どんなアドリブが飛び出すかワクワクする一方で、それに対応できるようにしないといけないし、思わず笑ってしまいそうになるのでドキドキです」
「今回もやっぱり緊張しました(笑)。だけど、片瀬さんと小籔さんがとってもフレンドリーで気さくに話しかけてくださるので、和やかな雰囲気で撮影が進んでいます。アルバイト仲間であり友達役の矢倉(楓子)さんと藤田(みりあ)さんとも、今では一緒に遊びに行きたいねと話すくらい仲良くなりました。朝から晩まで撮影していることもあり、体力的に大変だなと感じることもあるのですが、疲れが吹っ飛ぶほど楽しい現場なんですよ! トラブル解決を祝ってメキシコ料理店でパーティーをするシーンも楽しみのひとつです。料理がとってもおいしいんですよ。円はベジタリアンの設定なので、お肉を食べるシーンはないのですが、撮影後にみんなと一緒にいただいています」
「気になったことはとことん調べたいんです。宝塚を好きになったときも、寝る間を惜しんで調べました。そういう時間が楽しい! 今、ハマっているのはマンガとラーメン。お昼ごはん、何を食べようかなと考えたときに『あ、ラーメンにしよう』って思うし、●●ラーメンがおいしいよと教えてもらえば、そこに食べにも行きます。最近、気になるのは味噌ラーメン。食べ歩きをして、これだ!という味に出会えたらいいなと思っています。30歳くらいなったらかなりのラーメン通になれるかも!? 『ラーメンのことならわかなに聞こう』って周りに思ってもらえるようにしたいです。マンガは週に1冊は買っているかも。部屋の棚に入りきらなくなってきたので、完結したものは箱にしまうようにしています。小説も好きなのですが、仕事をしているときは集中して読めないので、撮影の合間や移動中はマンガのほうが気楽に読めて好きなんです。リフレッシュにもなりますし」
「将来のことは考えます。もちろんお芝居は好きな仕事なので、続けていくと思うし極めたい。自分が満足いく芝居をしたいし、見ている人にも満足してもらいたいんです。でも今、この年齢だからやれることもやっておきたくて大学受験を考えています。昨年は仕事をしながら、夏にオープンキャンパスに参加しました。映画やドラマの撮影と重なって大変だと感じることもありましたが、自分がやりたいと選んだ道なので、どう乗り越えていくかを真剣に考えました。昨年は新しい経験をたくさんして、その分悩むことも多かった1年でした。女優として経験が全てだと思うので、いいことも悪いことも糧になっているなと実感もできたので、普通の生活も大切にしたいなと考えています。そうそう、日記をつけはじめたんです。ただ、続けるのは難しくて1カ月に1ページ書けるかどうかなのですが、これは書き留めておきたいなということをつづっています。悩んだり、つまずいたときは読み返して『あの時はこんな風に思ってたんだな』『今の状況のほうがいいな』とか昔の自分に励まされている感じ。2016年は、昨年得た経験を活かせる1年にしたいし、まだまだ学ぶことがたくさんあると思うので、ひとつも取りこぼすことなく吸収していきたいと思っています」
「金銭トラブルというと重くなりがちですが、面白いシーンもありますし、私たちの生活を守る法律でしっかりと悪を成敗するので、見終わった後にスカッとすると思います。ただ悪を懲らしめるだけでなく、知識も得られるので役に立つドラマです。私も将来、もしトラブルに巻き込まれたら対処できるように全話の台本をとっておこうと思っています。夜遅い時間ですが、ぜひご覧ください!」
Writing:岩淵美樹
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1月7日より読売テレビ・日本テレビ系にて毎週木曜23:59~放送
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