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ドラマ「真犯人フラグ」で大学生のITベンチャー社長・橘一星を演じている佐野勇斗。2021年10月よりスタートした本作は、考察ドラマとしてSNSを熱く盛り上げてきた。番組放送中だけでなく、放送前から何度も黒幕と怪しまれてきた重要人物としてストーリーをかき乱すキャラクターを演じた佐野に本作の魅力や撮影現場の様子について、さらに最終回に向けた注目ポイント(もちろんネタバレなしで!)を語ってもらった。

常に新しいことをやっていくべく勉強していかなきゃという気持ちです

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―― 物語も佳境に入り、一星のキャラクターや真相がいくつか明かされている。

「僕はずっと騙してきた側なので(笑)。ようやく少しずついろいろなことが見えてきたけれど、もしかしたらまたモヤモヤさせてしまうかもしれない、そんなシーンの撮影が控えている状況です。スッキリとまではいかなくても、“そうだったのか”と判明することもあるので、動きのある展開をおもしろいと感じてもらえたらうれしいなと思っています」

―― ドラマ放送前のコメントで「おもしろすぎて震える」とストーリーの印象を語っていた佐野。実際におもしろすぎて震えたエピソードを尋ねると…

「一番おもしろすぎて震えたのは18話以降なんです。今、すごく話したいけれど、ネタバレになっちゃうので説明が難しい…。明らかになるキャラクターの関係性などにも結構ビックリするし、多分、ネットは荒れると思います(笑)。賑わうだろうなぁ。18話で明かされた一星の真相にも驚きの声は多いはず。僕がおもしろすぎて震えると感じたシーンの撮影はこれからなのですが、台本をもらってからずっとどんなふうに演じるか悩んでいるところです」

―― SNS上での考察も本作の特徴。佐野は考察チェックをするのだろうか。

「序盤はちょこちょこチェックしていました。みなさんの考察がすごすぎて、意識してなくても頭をかすめることがありました。考察に役が引っ張られるといけないと思い、控えるようにしました。放送終了後に、改めて見ようかなと思っています。昔から名探偵コナンなどミステリー系が大好きなので、僕自身、考察もしがちです。なので、みなさんが考察を楽しむ気持ちはすごく理解できます!」

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―― ドラマ「ドラゴン桜」以降、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」、そして「真犯人フラグ」2クールと、日曜夜のドラマへの出演が続き、周囲の反響に変化があったという。

「“日曜日の男”と言ってもらえたりして、すごく光栄なことだと思いました。どれも話題作だったので、周りの反響にも変化がありました。幅広い年齢層の方に“観てるよ”とか“応援してるよ”という声をいただくことも増えました。でも、結構いろいろな役を演じているうえに、裏の顔もあったりするので、僕が演じていると分からないという声もあったりします。“あの役もそうだったの?”と後から気づかれることもありますが、それはそれでおもしろいし、うれしいです」

―― 撮影現場は「和気藹々として楽しい雰囲気」と微笑む。

「演技に影響が出るので、共演者同士での考察はあまりしません(笑)。芳根京子さんは同世代で、共通の共演者も多いので仲良くしています。彼女がよく喋るタイプなので、いろいろな話ができて楽しいです。ストーリーは騙し合いだけど、現場は和やかな雰囲気です」

―― 一星のシーンで印象に残っているコロッケについての考察を伝えると、「詳細は言えない」としながらも、コロッケにまつわるエピソードを教えてくれた。

「コロッケを食べて泣くシーンの撮影が終わったばかりなのですが、本当に難しかったです。最初から感情が泣きに向かうシーンであれば、気持ちを作ることができるけれど、みんなでワイワイしている中で、コロッケを食べた一星が急に泣き出すシーンだったので、感情の変化を出すのが難しかったです。しかもジャガイモのコロッケだからモソモソするし。何回か撮り直しをしたシーンで、当分コロッケは食べたくないかな。ちょっとした恐怖症、トラウマになっています(笑)。恐怖症といえば、“至上の時”に集まるシーンの撮影も共演者の間では大変という位置付けでした。いろいろ推理や説明をする場所なので、セリフ量がとにかく多い!台本に“至上の時”の文字を見つけると『至上の時来たよ〜』と共演者同士で話題にしていました、心の準備が必要なシーンだったので」

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―― 「真犯人フラグ」チームで制作した「あなたの番です」に出演した横浜流星と共演の映画『嘘喰い』も絶賛上映中。主人公・斑目貘役横浜のインタビューで「撮影中にした他愛もない会話が梶隆臣役の勇斗とのバディ感に繋がった」と語っている。

「覚えてないほどくだらない話もするし、仕事の相談もお互いに気軽にできる関係です。プライベートでも流星くんの家に遊びに行って一緒にゲームをしたり筋トレしたこともあります。年齢差は1歳だけど、仕事への向き合い方もストイックでとても尊敬しています。もちろん、同級生のようにテンション上がって話すこともあるけれど、基本的には普段から落ち着きがあり、考えがしっかりしているという印象です」

―― 貘と横浜から感じる共通点も教えてもらった。

「カリスマ性です。僕が流星くんをリスペクトしているのも理由にあると思うけれど、存在感があるから、同世代なのに自然に僕の弟感が引き出されちゃう感じがしています。流星くんが貘だったからこその、弟感のある梶でいられたと思います。それが師弟関係のあるバディ感につながった気がします」

―― オリジナルドラマで梶は映画とは違った顔を見せる。演じ方に違いはあったのだろうか。

「ドラマでは梶のバックボーンがしっかり描かれています。映画ではあえて入れなかった要素をドラマに持ってきたので、顔つきまで変わって見えます。初めて一人でギャンブルをするエピソードで、モノマネまではいかないけれど貘の背中亜を追っているような芝居を意識しました」

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―― 映画では貘の後ろで賭けを見ていた梶が、ドラマでは実際にギャンブルをする。佐野自身のギャンブルの才能について尋ねると「ないと思います!」とキッパリ答えた。

「賭け事ではないけれど、家族や親戚で集まってゲームやビンゴ大会をやってもいつもビリ。くじを引けば弟は当たるのに、僕はいつも参加賞。僕の運はすべて仕事で使っている気がします。日曜放送のドラマに4クール連続で出られたのも、インスタライブをたくさんの方に観ていただけるのも運に恵まれているなと感じるし感謝しかないです。仕事に運を全振りしているので、くじに当たらなくてもいいんです(笑)」

―― 俳優やM!LKの活動についていろいろと考えることがとにかく楽しいという。

「完全な仕事人間です。M!LKでの目標“ドームツアー”を実現ためには何をすればいいか。夢にまで出てくるくらい考えているから、24時間仕事している感覚です。20歳以降、ずっとこんな感じです。以前、YouTubeの企画で占いをしたときに“死ぬまで仕事の鬼”と言われて。間違いないと実感しています。いつでも仕事のことを考えているので、多分、病気です(笑)。趣味がないから、仕事が趣味になっている部分もあるのかも。SNSでいつでも世界に向けて発信ができる手段があるので、ラッキーな時代だと感謝しつつ、それを活用していくことは今後の課題でもあるし、常に新しいことをやっていくべく勉強していかなきゃという気持ちです」

―― 新しいことに挑戦するために具体的に取り組んでいることを聞いた。

「自分磨きです。この1年半くらい顔が変わったねと言われることが多く、自分でも実感しています。大人になったというのもありますが、毎日やっている自分磨きの成果だと思っています。パフォーマンスのクオリティを上げるために、筋トレをしたり、ケアを意識してみたり。いろいろな情報を吸収して、外見も内面も磨いているという意味での自分磨き、がんばっています!」


Writing:タナカシノブ

インフォメーション

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(C)日本テレビ

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『真犯人フラグ 真相編』

毎週日曜22:30~23:25放送中
日本テレビ系


ごく普通の真面目なサラリーマン・凌介(西島秀俊)が、日本中の注目を浴びる“疑惑の男”になりながらも、家族失踪の真実を追うミステリー。企画・原案の秋元康をはじめ、2019年に放送されたドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)の制作スタッフが再集結している。

▼公式サイト
https://www.ntv.co.jp/shinhannin-flag/
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(C)迫稔雄/集英社 (C)2022 映画「嘘喰い」製作委員会

MOVIE

『嘘喰い』

公開中!

嘘を見破れなければ、即死──。天才ギャンブラー“嘘喰い”こと斑目貘が、日本の政財界そして裏社会をも支配する会員制の闇ギャンブル倶楽部“賭郎”に挑む。待ち受けるのは、賭郎の会員権を所有する一流の権力者にして欲望にまみれた凶悪なイカサマ師たち。嘘 vs 嘘。イカサマも、殺し合いも、なんでもありの≪超危険なデス・ゲーム≫に没入せよ。

★dTVオリジナルドラマ「嘘喰い」配信中!
サディスティックな“最狂“女組長・鞍馬蘭子 主演:白石麻衣
借金まみれの人生から裏社会でのし上がっていく男・梶隆臣 主演:佐野勇斗
親友、クズ親、抗えない過去。
自らが背負うもののため、生死を賭けた頭脳心理戦に挑む原作人気キャラクターのエピソードを完全ドラマ化!
詳細:https://video.dmkt-sp.jp/ft/p0007960?campaign=sgm100253

▼公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/usogui-movie/

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