「母親に昔から“早口でボソボソしゃべる”と注意されるほどだったので、早口の部分はあまり難しくなかったんですけど、オタク用語に馴染みがなくて大変でした。また、何ページかの長ゼリフがあったのですが、伝わるように話すことにプラスしてコミカルな動きをするのが結構難しかったです。演じる上で自分の中で工夫したのは始めと最後のギャップ。始めはとにかくみんながつっつんを変な人だと感じて欲しいなと思って、最後はいい人、カッコいいなと思っていただけるように演じました」
「メイクの力ですかね(笑)。何かすごく意識をしたという部分はないんですけど、5年後は彼女だった色葉を失って、どこか心にぽっかり穴が空いたようなちょっと寂しい感じを常に持っているようにしたので、落ち着いた雰囲気に見えたのかもしれません」
「えぞみちは実際に見えてなくて、“ここにえぞみちがいます、ここに向かって喋ってください”、“セリフ終わったらこっちに向いてください”といった指示がありました。完成した作品を観たら、僕の想像通りの動きだったのでびっくりしました。普段の芝居とは特に違いはなく、耳にえぞみちの声が聞こえる小さなイヤフォンをつけて、僕の演技に合わせてその場でセリフを言ってくださったので、心の中で会話できている感じでとてもやりやすかったです」
「ずっと台本とにらめっこしていたので、印象に残っているシーンも多かったし鮮明に覚えています。特に印象に残ったのは森でつっつんが「かわいいじゃないか!」と色葉に初めて好きと言うシーン。アドリブだったんですけど、恥ずかしくて思わず声が大きくなってしまいました(笑)。自分の中で“つっつん可愛いな”と思って演じたシーンです。あともう1つ“オレは踊らされてるだけ 愛されない!”と踊るシーン。振りは僕のアドリブで、やった時に英勉監督が“それいいね”って言ってくださって採用されました。ハロウィンのシーンも印象に残っていますし、その前の橋で色葉と出会って僕が泣いてしまうシーンも印象に残っています。本当は泣いちゃいけないシーンだったんですよ。泣かずに堪えるはずだったんですけど、本番前から感情が溢れて涙が止まらなくなっちゃってシマッタ!と思ったんですけど、完成した作品を観たらすごく素敵なシーンになっていてお気に入りです。全体的に僕の気持ちとつっつんの気持ちがほぼ一緒だったので、どれも愛着のあるシーンばかりで思入れの強い作品になりました」
「共演することに恥ずかしさは全くなかったです。最初は太智がすごく緊張していて、撮影日は控え室で出演者が一緒にいたんですけど、みんなが仲良くしてくれたので、すごく太智が楽しそうで良かったなと思いました。実は撮影の前の日に太智が家に泊まりに来たんです。一緒にゲームをやって、撮影日当日は一緒に現場に行って、すごく楽しかったです」
「すごく傷つきやすいし、勘違いするし、弱いんですけど、優しくて男らしいところが最大の魅力。僕が女の子だったらこんな人と付き合ってみたい。とってもいい人です!」
「現場ではみんな仲が良くて、高校の休み時間みたいにたわいのない話をずっと喋っていました。あとは絵しりとりをしたり、台本の裏に絵を描いたり、撮影当時使い捨てカメラが流行っていたのでみんなで撮りあったりしていました。誰かがまとめるというわけでなく自然とまとまるメンバーでした。尋也と祐里がやんちゃして、ポーちゃん(中条)が僕のことをいじってみんなに突っ込まれて、萌歌ちゃんとゆうたろうくんが癒しキャラで。バランスの良い現場でした。本当に楽しかったです」
「つっつんの成長ぶりを見て欲しいです。誰でもやろうかなどうしようかなと思った時に、自信がないからやめちゃおうと思うことがあると思うんです。でも一歩勇気を出してやってみることによって成功は保証されてないけど、成長は保証されているので、作品を観てそこを感じ取っていただけたらと思います。6人の仲の良さも作品に出ていると思うので、仲間っていいなと感じてもらって、懐かしい友達に会って欲しいです。いろんな仕掛けがあるし、発見もできると思うので、何度も観ていただきたいです」
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