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鎌倉のビブリア古書堂を舞台に、古書を巡るミステリーが描かれる、大ベストセラー『ビブリア古書堂の事件手帖』(三上延・著)シリーズが実写映画化。ビブリア古書堂の店主・篠川栞子と五浦大輔が謎を紐解く現代のパートと、大輔の祖母・絹子の秘められた恋を描く過去パートを、古書がつなぐ感動ミステリー。絹子を演じた夏帆に作品の魅力を聞く。

現代のパートにバトンを渡すために本への思いを込めて表現しました

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―― 夏帆が演じる絹子が登場する過去パートの舞台は、1964年の東京オリンピックの年。夫が営む大衆食堂で働く明るい若女将の絹子は、東出昌大が演じる作家志望の田中嘉雄と出逢い、道ならぬ恋に落ちてしまう。

「役が決まってから脚本を読んで、まず、『私にこの役を演じられるのか?』と思いました。絹子さんは、まっすぐで、ユーモアもあって、強さもある、すごく魅力的な人。特に、嘉雄さんに一目惚れされるわけですから、とても大きなプレッシャーを感じました」

―― 監督は、『幼な子われらに生まれ』で第41回モントリオール世界映画祭で最高賞に次ぐ審査員特別大賞を受賞した三島有紀子。

「三島さんとご一緒してみたいと思っていたので、声をかけていただいて嬉しかったです。三島さんは、現場の空気感をすごく繊細に作っていく方でした。細かいことを話し合うわけではないけれど、常に確認して同意しながら進めていくので安心感がありました」

―― 絹子は食堂に来店した嘉雄の口元についたグリーンピースを、遠慮することなしに手で取って、パクっと食べても嫌味にならない女性。監督と話し合いながら、魅力的な絹子という女性をどう表現していったのか。

「衣装とメイクに助けてもらったなと思います。悩みながらやっていましたが、東出さんとお芝居をしていくうちに、共有した時間を積み重ねている感覚があったので、次第にやりやすくなっていったと思います。常に大切にしていたのは、絹子の揺れ動く思いを丁寧に表現すること。絹子の思いが現代につながっていくので、現代のパートにバトンを渡すために、本(夏目漱石の『それから』)への思い入れがきちんと伝わることを意識しました」

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―― 一冊の古書が、異なる時代に生きる人々の思いをつなぐ役割を果たす本作は、便利な電子書籍にはない、物体としての本の魅力を思い出させてくれる。

「あまり古書を手に取ることがなかったんですけど、古書ってすごく素敵だなと思いました。過去にその本を所有していた人が、どういう思いでその本を手に取り、なぜ手放したのか? 単純に物語を読むだけではなく、本そのものがまとっているドラマに触れる面白さもあることに気付かされました。母が若い頃に読んでいた小説を、『これ、私が夏帆くらいの年齢で読んでいた本』と、鷺沢萌さんの『海の鳥・空の魚』を譲ってくれたことがあります。母がどんな思いで読んでいたのかを、考えるのが楽しかったです」

―― 絹子が惹かれる嘉雄を演じる東出昌大とは、『予兆 散歩する侵略者』(黒沢清監督)でも共演している。

「『予兆』のときは敵対する関係の役柄でしたが、今回はまったく違う関係性だったので、とても新鮮でした。東出さんは『予兆』のときと変わらず、役に真摯に向き合う、ストイックな方でした。もともと本を読まなかった絹子は、嘉雄さんに出会って本の魅力を教えてもらいます。自分の知らない世界を教えてくれて、新しい扉を開いてくれるところに、惹かれたんじゃないかなと思います」

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―― 2人の距離が、本を媒介に少しずつ近づいていく。ページをめくるちょっとした指先の映し方に、2人はもちろん、観客の頬も染まってしまう。

「自分の言葉で会話をするのではなく、同じ本を読むことで距離が縮まっていく様子を描くのは、とてもロマチックだと思います。特に、2人で一冊の本を読み合うシーンがすごく好きです。あまりにも2人が真っ直ぐで純粋なので、演じている私が照れてしまうこともありました。試写で、スクリーンに映っている自分を見て、恥ずかしくなることも…(笑)」

―― 出来上がった作品を見て、脚本を読んで内容を知っているはずの現代パートを「感動しました」と語る。

「栞子役の黒木華さんや大輔役の野村周平さんと現場ですれ違うことはありましたが、面と向かってお芝居をすることはなかったので、スクリーンで見て感動しました。一歩間違えればキャラクターになってしまいそうな難しい役を、繊細に演じていらっしゃって素敵でした。そして、映像と音楽がとても美しかったです。特に、絹子と嘉雄さんが海で遭うシーンはとてもきれいな映像でした。ちょっとした息遣いも丁寧に拾ってくださっていて、ぜひ映画館の音響で楽しんでほしいです。ミステリーと謳っていますが、これは古書を通してさまざまな人間関係が描かれている人間ドラマだと思います」


Writing:須永貴子

インフォメーション

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(C)2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会

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『ビブリア古書堂の事件手帖』

11月1日(木)公開


鎌倉に暮らす五浦大輔(野村周平)は、祖母・絹子の遺品から出てきた夏目漱石の「それから」に記された著者のサインの真偽を確かめるために、鎌倉のビブリア古書堂を訪れた。店主の篠川栞子(黒木華)は、たちどころにその謎を解き明かし、その本には絹子が生涯守り抜いた秘密が隠されていると指摘する。それが縁で古書堂で働き始めた大輔に、栞子は太宰治の「晩年」の希少本をめぐり、謎の人物から脅迫されていると打ち明ける。

▼公式サイト
https://biblia-movie.jp/


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