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夏帆 映画「ウタモノガタリ ‐CINEMA FIGHTERS project‐ 『カナリア』」公開記念舞台挨拶!

夏帆出演映画「ウタモノガタリ ‐CINEMA FIGHTERS project‐ 『カナリア』」の公開記念舞台挨拶が6/24(日)TOHOシネマズ 日比谷で行われ、監督・キャストと共に夏帆が登壇した。

同作は、6つの詩から生まれた6つの新たな楽曲、その世界観を気鋭の6名の監督がショートフィルムで映像化した作品。それぞれの作品に登場する主人公たちの思いが“6つのtears”に凝縮され、物語と音楽が一体となり、観るもの心を揺さぶる物語が描かれ、夏帆は松永大司さん監督・脚本による『カナリア』で髙橋楓を演じる。

早朝、霞のかかった牧場。
髙橋巌(塚本晋也)は、牛舎でいつもどおり牛の世話を始める。
そこへ遅れてやってくる亮(TAKAHIRO)。
「無理して来なくていい」と声をかける巌だが、
亮は返事もせず黙々と作業を手伝う。
作業後、二人のいるコンテナまで、
別棟の牛の大きな鳴き声が響く。
お産が近いのだ。
気になり足を運ぶと、
そこには雌牛を見つめている楓(夏帆)の姿が。
亮は声をかけようとするが諦める。
その後、自分のとったある行動が原因で
巌と衝突してしまった亮。
感情のはけ口を見つけられず、
閑散とした街をひとり彷徨う。
再び牧場に戻り、ハンマーを手にして向かった先は、
昼間に楓が見つめていた雌牛の前だった…。

上映後に行なわれた舞台挨拶にて夏帆は、「本日はありがとうございます。皆さんご覧になった後ということで、6人の監督のいろいろな刺激を受けてもしかしたら少々お疲れかもしれませんが、最後までお付き合いください。よろしくお願いします。」と挨拶。

楓を演じるにあたり、「セリフがなく、撮影日数も少なかったので、映画の中でどういった立ち位置で居ればいいのか悩みました。でも、撮影に入る前にエチュード(即興芝居)をTAKAHIROさんとして、二人の関係性がどういうものかを考える時間をいただき、こういう風に役を作っていくことができるんだという発見がありました。刺激的な現場でした。」と話した。

撮影は福島の帰還困難地域で行われたが、「東日本大震災から7年が経ち、私は福島から離れた東京で日々生活を送っていて、決して震災のことを忘れたわけではありませんが、震災のことを考える時間が少なくなっていることも確か。その中で実際に福島に行き、改めて震災の残した爪痕はこんなにも深いんだと気づきました。これを風化してはいけない、忘れてはいけないとこの作品を通して感じましたし、皆さんにも伝わるといいなと思います。」と思いを語った。

また、同プロジェクトに参加し、「演じる側としてはそれほど変わりませんが、普段映画に触れない方も劇場に足を運んでくださる機会が増えるのかな、いろいろな世代の方が作品に触れてくださるのかなと、作品の広がりを感じました。」とコメントした。

主題歌は、同作で主演を務められたTAKAHIROさんによる『Canaria』。「映画の中のTAKAHIROさんは、普段の華やかなTAKAHIROさんと全然違うじゃないですか。音楽が流れてきた時に、“あっ、TAKAHIROさんだ”と思って、不思議な気持ちになりました。」と笑顔を見せた。

映画「ウタモノガタリ ‐CINEMA FIGHTERS project‐」は、現在公開中!
ぜひ劇場でご覧ください。

(敬称略)
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