「お話をいただいたとき、とても嬉しかったです。宮藤さんとは舞台以来ですし、小泉今日子さんを筆頭にキャストの方々もものすごく魅力的なので絶対出演したいと思いました。宮藤さん脚本は、やっぱり最高に面白いです。本としての完成度が高いので、その面白さを視聴者のみなさんに届けることが難しくてもあって。本の通りにやれば間違いないと思いますが、その通りにやるのが難しいんです(笑)」
「笑えるけど、うるっともさせられます。現場で共演の方々とも、その話をしているんですけど、宮藤さんの脚本ってすごいなあって。台本を読んでここは笑えるシーンだろうなって思っても、実際できあがるとぐっとくるシーンになっていてマジックがあると感じます。それにキャラクターが魅力的。いつの間にか見守っていたくなるというか、応援したくなるんですよね」
「“爆笑ヨーグルト姫”って、ネーミングがすごい(笑)。宮藤さんの頭の中ってどうなっているんだろうって思いました」
「しのぶは主に3話から登場し、回が進むごとに伊勢谷友介さん演じる吾郎さんとの間に何があったのか描かれていきます。しのぶはふんわりしているように見えるけど、実はとても芯が強い女性です。けしてバカではなく、ちゃんと考えていますし、自分がどういう状況に置かれているかもわかっています。でも、自分の思っていることや意思を相手に伝えることができないから、相手に押し切られてしまう。吾郎さんにも押されて、いつも負けてしまいます。危ういところもあって、いろんなことが起こる中でうまく立ち回れず、隠しきれていません。そういう不安定さもしのぶの魅力で、周りの人たちが手を差し伸べてあげたくなるのかもしれません。とはいえ、どんどん強くなっていく環境ができあがっていくので、しのぶも変っていくと思います」
「切り替えが大変です。どのシーンも瞬発的にやらないといけないから、助走がつけられなくて。いきなりジャンプして、ぱっと役の感情をつかまないといけない。そのリズムが体になじむまで、時間がかかります。でも、どんどん消化していかないといけないので、わからないと言っている時間もないんです。ドラマは撮影の分量が多いので止まっている時間がありません。とにかく突っ走らないといけない。その勢いがまたドラマの魅力なのかなって思います」
「みなさんドラマで観るままの雰囲気です(笑)。和気あいあいとしています。とてもフラットな方々で、本当に素敵なんです。宮藤さんの本の話をしてこれからどうなっていくんだろうねって推理し合ったり、新しく出て来る登場人物は誰になるんだろうとか、あのシーン面白そうだねとか作品の話をすることも多いです。あと、日常的なお話もしたり。現場にいるのが楽しいです。これだけの役者さんのお芝居を見られるだけでも楽しいですし、宮藤さんの本も面白いですし。本が面白いと現場の士気がすごくあがるんです。本が面白いっていうだけでモチベーションにつながるので、そういった意味でも本当に面白いとみなさんに心からオススメできるドラマを届けていきたいと思っています」
「今年は、いい出会いが多く、やりたい仕事ができている実感があります。少なからず、これまで頑張ったことが積み重なってきているんだなって感じました。このドラマで今年は終わり。最後まで悔いのないよう突っ走っていきたいと思います」
Writing:杉嶋未来
TV
TBS系にて毎週火曜22:00~放送中
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