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話題作への出演が絶えない夏帆が、黒沢清監督作『予兆 散歩する侵略者 劇場版』に主演。夏帆にとって、念願だったという黒沢清監督作への出演が叶ったという本作。黒沢組で感じたこと、作品の魅力などをあますことなく語ってくれた。

憧れの黒沢作品に出演できて、仕事を頑張って続けてきて良かったなって思いました

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―― 数日間の行方不明の後に、夫が“概念”を奪う侵略者に乗っ取られたというアイデアをもとに描き出した劇団「イキウメ」の人気舞台を長澤まさみ、松田龍平ら出演で映画化した『散歩する侵略者』。そのスピンオフドラマである本作は、『散歩する侵略者』でもメガホンをとった黒沢清が監督を務める話題作。オファーを受けた際の印象を尋ねると、夏帆にとって黒沢作品に出演できることが大きかったという。

「黒沢さんの作品に出演することが憧れだったんです。単純に黒沢さんの作品が好きでいつかご一緒してみたいと思っていて。でも、自分はまだまだ黒沢さんの作品に値しないのではと思っていたので、お話をいただいたとき、驚きましたし、とても嬉しかったです。黒沢映画の独特な空気感はどのようにして現場で作り上げられているのだろうと、現場に入るのがとても楽しみでした」

―― 実際に黒沢組を経験し、「無駄が一切ない」と感じたという。

「実際に現場に行ってみて、黒沢さんは必要なカットしか撮らないですし、いろんなものが削ぎ落とされていて無駄がないんです。撮影期間は3週間ととてもタイトでしたが、毎日撮影がスムーズで夜遅くなることもなかったです。黒沢監督の演出のもと、現場にいる全員が自分の役割をきちんと全うしていて、スマートなんです。当たり前のことですが、プロフェッショナルってこういうことなんだなとレベルの高さに驚きました。ワンカットで回していくシーンが多く、テイクもたくさん重ねないので、その一回に集中して全てを懸ける、そんな現場でした」

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―― その分俳優は緊張を強いられるに違いない。

「すごく緊張しました(笑)。黒沢組というところでまず緊張していて、それに加えて長回しのシーンが多かったので。役者を含め、現場にいる全員の動きが合わないとそのワンカットが成立しないので、とても緊張感のある現場でした。でもその神経が研ぎ澄まされるような緊張感が心地よくて。ワンカットのなかで、風で揺れるカーテンや光の変化、役者の芝居、全てが合わさって奇跡のようなシーンがたくさんあります」

―― 本作で演じるのは主人公の悦子。何があっても夫の辰雄を守るという強さにあふれたかっこいいヒロインだ。

「愛情深くて強い女性です。怯えるシーンが多かったのですが、そのなかでも悦子の強さを大事にしました。恐怖や怯えが強く出てしまうと、その都度監督からもう少し強さを意識してくださいと演出していただきました。悦子は最後までぶれずに辰夫と日常という、自分が大切にしているものを守る気持ちのまま突き進んでいく女性。私もこうありたいと憧れましたし、すごく強くてかっこいいと思いました」

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―― 夫、辰雄を演じる染谷将太、悦子と辰雄を翻弄する外科医、真壁を演じる東出昌大と共演した感想は?

「染谷くんとはドラマ「みんな!エスパーだよ!」でご一緒させて頂きました。とても信頼できる役者さんで、辰雄役が染谷くんだと聞いて、安心しました。年下ですが、どしっとしていて、ぶれないというか。すごい役者さんだなって改めて思いました。前作では幼なじみの間柄で、今回は夫婦。また違った関係性の役でなんだか感慨深かったです。東出さんは今回初めてご一緒させていただいて、すごく独特な雰囲気の方で真壁役にぴったりだなって思いました。現場でプライベートな話をしなかったのもあったからか、掴みどころがなくて。真壁として見ていたからかもしれないんですけど、立っているだけで威圧感があるというか、不安になるんです(笑)。真壁という役はすごく難しいと思うんですけど、とても魅力的に演じていらして、素敵な役者さんだなって思いました」

―― 憧れていた黒沢組への参加を経て、何か変化はあったのだろうか。

「頑張って仕事を続けてきて良かったなって思いました。いろんなことがあったけど、こうやって憧れていた人とお仕事ができて、今までやってきたことがちゃんと積み重ねていけているんだと自信に繋がりました。もちろん、まだまだ欲はあるのでいろんな人とお仕事がしたいですし、また黒沢さんの作品に呼ばれるような役者でありたいと思いました。毎作毎作真摯に向き合っていきたいと改めて感じました」

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―― 劇中、侵略者に人間は概念を奪われていくが、夏帆にとって概念が変わった作品や出会いは?

「その都度ありますが、21歳のときに初めて舞台に出演したときです。それまで映像しかやっていなくて、舞台を経験し概念が大きく変わりました。根本的にその役を演じるという意味では映像も舞台も一緒ですが、見せ方やアプローチが違うので、芝居というものの世界が広がりました。舞台は役者同士が密になります。映像はシーンで一緒になる人しか会いませんが、舞台は数か月、毎日顔を合わせるので、そういった意味で先輩たちのお芝居を見ていて刺激を受けましたし、作品への向き合い方が変わりました」

―― 最後に『予兆 散歩する侵略者』の完成作について尋ねると、「面白いです!」と笑顔で即答した。

「撮影をしているときから作品への手応えを感じていました。今回、WOWOWで放送したものが劇場版として大きなスクリーンでみなさんにご覧いただけることがとても嬉しいです。長澤まさみさん主演映画の『散歩する侵略者』と併せて楽しんでいただけたら。私はこのドラマの現場に入る前に劇場版を拝見し、ドラマの台本を読みましたが、より一層『散歩する侵略者』という世界観が深く理解できました」


Writing:杉嶋未来

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MOVIE

『予兆 散歩する侵略者 劇場版』

11月11日(土)より新宿ピカデリーほか2週間限定全国公開


家に幽霊が出ると言い始めた同僚のみゆきを、夫・辰雄の勤める病院の心療内科に連れていった山際悦子は、みゆきに「家族」の概念が欠落しているという診察結果に驚く。悦子は辰雄から新任の外科医だと紹介された真壁司郎にいいようのない違和感を抱き、辰雄が彼と行動を共にすることで精神的に追い詰められていく様子に不安を募らせていく…。

▼公式サイト
http://yocho-movie.jp/


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