「台本を読ませていただいて作品に魅力を感じたのはもちろんですが、入江さんが監督だったのも大きかったです。「みんな!エスパーだよ!」で私が演じた役が大きくとりあげられる回を演出してくださったこと、そして、入江さんの映画がもともと好きだったので、映画でぜひご一緒したいと思いました。「エスパー」のとき真正面から向き合ってくださって、私にとって貴重な経験となったので、映画の現場でご一緒できてとても嬉しかったです」
「美晴の根本にあるのは、怒りや悲しみです。そこを丁寧に演じようと思いました。また、美晴のことが描かれていない時間がある中、どう埋めていくのか。そこは難しかったのですが、自分の想像力を駆使して、現場でやっていきました。登場シーンが少ないですが、全部が印象に残るというか、ポイント、ポイントで感情を出していく、爆発させる役どころなので、感情の出し方も意識しました。どんな役でもですが、演じるのは私なので、私のパーソナリティが出てきますが、今回の役は私自身とはかけ離れていました。自分の中から、役をつかむために引きずり出す感覚でした」
「昨年の真夏の撮影で、大掛かりなシーンが多かったので、スタッフさんが大変そうでした(笑)。リハーサルとかで3時間かかるシーンもあって。私の撮影日数はそんなに多くなかったんですが、どの日も気の抜けない大切なシーンの撮影でしたし、撮影と撮影の間が空いていたので、その度にゼロからのスタートで毎回緊張していました(笑)」
「伊藤さんは、常に作品をよくしようと考えていらっしゃる方だなと思いました。とはいえ、4日間なので、お話をじっくりする機会もなくて。藤原さんともご挨拶ぐらいでした(笑)。私の初日にいきなり藤原さんと緊迫したシーンで、ここでも緊張しました。監督に成長していないなと思われたら嫌だなと思って、緊張を顔に出さないようにした記憶があります」
「緊張感がとにかくすごいです。入江さんの作品の中でも今までにないタイプの作品だと思いましたし、入江さんは、どんどん進化、変化されているんだなと感じました。今回入江さんとご一緒できて本当に良かったです」
Writing:杉嶋未来
MOVIE
2017年6月10日(土)公開!
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