「脚本家の金城(一紀)さんと、プロデューサーさんから直接今回のドラマの内容についていろいろと話す機会をいただいて。後日正式に私に決定したというご連絡をいただいた時は、すごく嬉しかったですね。今まで私が演じてきた作品はわりと経験してきた日常に近い作品が多く、今回は私の知らない世界を演じることができる作品だったので嬉しくて、さらに、周りのキャストの方々もすごい先輩方ばかりで。いろんなことを吸収しようという気持ちでいっぱいでした」
「気持ちの上では大変だったことはないといえば嘘にはなるんですけど、玲は社会への反発心を持っている女性。私は人生の中でそういった反発心を感じたことがなかったので、その気持ちを作るにはちょっと悩みました。人に対する正義の気持ちや逆に悪の気持ち、そういう気持ちはどんなに小さくても持っていて当たり前で、自分が善に感じてることも他人から見れば悪に感じるかもしれない。特捜班のチームはその紙一重な感情を常に持っているのですが、特に難しいと感じることはなかったです。ただ、アクションはすごく大変でした(笑)」
「3ヶ月前から金城さんにお稽古をつけていただいたのですが、その前に体作りをしておこうと思って、半年前からジムに通いました。今まで全てのことをさらっとこなせるのがかっこいいアクションだと思っていたんですけど、やってみるとそうではなくて…。不自然でも大きく見せるとか、カメラの向きを考えて手を出す角度を変えてみたり、細かいけど大きな動きが多く、描いていた私のイメージと違った部分が大きかったので難しかったです。でも、アクションチームの方と一緒に練習させていただいて、1つ習得するごとに得られる達成感もあったので、今回だけはなく、今後も鍛えてアクションを続けていけたらなと思いました。今までも体を動かすことは好きだったんですけど、具体的にジムに行ったりはしていなかったんです。この撮影をきっかけに、ジムに通って運動するサイクルをずっと作っているので、それが大きく変わったと思います」
「小栗さんが稽古の時に現場に来てくださって、“足の向きはもう少しこうだよ”とか“こうやって体を動かすとやりやすいよ”と教えてくださったのですごく参考になりました。(ドラマの会見でも話題になった小栗さんにパンチを当ててしまったことについては)“本気でやって大丈夫だから”と言っていただいて、確かに私がパンチをして倒れるかたではないと分かっていましたし、小栗さんの言葉を信じて安心して臨んだ結果、当たってしまったという感じです(苦笑)。そこで止めたら最初からやり直しになってしまうし、アクションの手ごたえを感じることができていたので、そのまま続けてOKをいただけたので良かったです。見応えのあるシーンになったと思います」
「どう現場にいればいいか最初は心配していたのですが、気を張らなくても、撮影前など緊張する状況でみなさんが気軽に話かけてくださったので、自然に役に入り込むことができました。私だけ置いていかれないように、一つの気持ちになれるような現場作りをしてくださって、すごく和やかで温かい現場だったなと今思い返しても思います。基本的には小栗さんがいろいろと話かけてくださったし、一番最初にあだ名で呼んでくださったり、すごく配慮して下さいました」
「ちょうど撮影期間中に小栗さんのお誕生日があったのですが、誕生日当日に特捜班のみんなでご飯に行きたいと言ってくださって、優子ちゃんもぜひと田中(哲司)さんに誘っていただいたんです。スタッフのみなさんもいらっしゃったのですが、そこにいるときに自分は普通にここに参加しているけど、このドラマが規格外と言われているように、これは規格外のメンバーでの食事会だなと思って、その場の空気を噛みしめていました(笑)」
「ゴールデンタイムに放送される作品にレギュラーで出演して、スポットを当てていただく回がある大役は今回初めてでした。今までのお仕事もいろんなことを吸収させていただいたんですけど、今回のドラマは自分の殻を破るような役作りも環境もいろんな意味で規格外でしたし、今までの私を知ってくださっているファンの方に違う私を見ていただけると思います。私にとって、人生を変えるようなドラマになりました」
「公安という職業を演じて、役に職業がついているとすごく演技の幅が広がるし、キャタクターが固めやすくなるなと思いました。その固められた中で、お芝居をどう自分らしくしていくかという試行錯誤がすごく楽しかったので、また違う職業のお話に携わることができればなと思います。例えば、普段モデルのお仕事もさせていただいているので、ファッション誌の編集部とかの裏側を知ってみたいと思いますし、お洋服のブランドを立ち上げた人などを演じてみたいです」
「見どころが本当にたくさんあるので1話をオンタイムで観ていただければ、惹きこまれるはずです!そして回を重ねるごとにどんどん惹きこまれていくような事件が起こるので、是非観てほしいです」
(C)カンテレ
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