「僕にとって日曜劇場は初めての挑戦ですし、日曜劇場が初めて海外の制作とタッグを組む作品に自分が携われることがとても光栄です。自分ができる全力を尽くそうと思いながら、今やっています。撮影が始まってから1、2ヶ月ほど経ちましたが、密な時間を過ごすことができていますし、毎日が学びです。3月までの撮影となりますが、駆け抜けたいと思います」
「日本との違いは、展開がものすごく早いこと。台本を読んでいても、次から次にいろいろなことが起こって展開が早いんです。例えば、日本のドラマだったら6話くらいで起こる出来事を割と序盤でやってしまうんだなと(笑)。それぐらいスピーディーなんですよね。僕自身、台本を読んだときに驚きが多かったので、見ている方々を毎回驚かせることができると思います。その反面、繊細な部分や細かい部分など、見ている方々の気持ちを置いて行かないように僕らが一生懸命丁寧に作っていかないといけないなと思っています」
「クランクインしてから阿部さんとお芝居を重ねていく中で、器の大きさや存在感、信頼感を感じています。常に新名としていてくださるので、僕は瀬能としていられます。瀬能が暴れだしても止めてくれるという信頼感がありますし、新名が何か言ったらそれを素直に受けられる。お芝居を通して、通じ合えているような気がしています。阿部さんがそういうやりやすい雰囲気作りをしてくださっていることを感じます。また、阿部さんは、現場で次のカットになる時に共演者同士でたわいもない話をするときもずっと新名として集中しているんです。その姿を見て、すごく熱い方だなと思いました。学ぶこともほんとにすごくあります」
「瀬能の魅力は、素直さだと思います。周りの目を気にして自分の思っていることをそのまま実行できる人間はなかなかいないと思うんですけど、瀬能は思ったことをそのまま口に出すし、行動します。本当に真っ直ぐな人で、そこが一番の魅力だと感じています。僕はこれまでクールな役が多かったんですけど、瀬能は明るくて活発だし、すごくまっすぐで自分の心に素直な熱い青年なので、今までと違う役に挑戦できています。人間味があって男臭く、過去演じた役にはない新しい部分があるので、僕も演じるのが楽しいですし、見る方にも楽しみにしてもらいたいです」
「素直で真っ直ぐなところかな。あと、嘘をつけず、曲がったことが嫌いだし、結構共通点あると思います」
「まだ台本が届いていなくて、その部分は謎なんです(笑)。阿部さんとも話をしましたが、隊長との距離感が難しいです。瀬能は子どものとき海難事故に遭って、新名に助けてもらいました。その後、家族をなくして施設暮らしをしていましたが、その中で定期的に会いに来てくれた新名のことを、父親代わりとして見ているのか、こういう人になりたいという憧れで見ているのか、助けてくれた命の恩人と思っているのかで、だいぶ距離感が変わってくるんです。3つの思いはあると思うんですけど、父親代わりの気持ちが一番強いと距離がぐっと近くなってしまう。その中で仕事を一緒にすると、ベタベタするように感じてしまう。それだと関係性がおかしくなってしまうので、話し合っていい感じでできているのかなって思います。瀬能としては3つの思いがあるけど、仕事があるので絶妙な距離感を築いているのでそこは注目してもらいたいと思います」
「先日、海に入って溺れている子どもを助けるシーンを撮ったんですけど、この時期というのもあってすごく寒くて大変でした(笑)。本当に体力勝負です。いくら体力があっても、普段ずっと水に入っていることってないじゃないですか。基礎体力というか、自分の体調管理なども、しっかりしないといけないと思いました。水の中に入ってしまうと、話すことができないので、撮影中は身振り手振りでコミュニケーションをとります。信頼感がすごく大事になってくると思いますし、今いいチームワークでできていると思っています。僕自身、海で救助されている方、海上保安庁の方への尊敬の気持ちが強くなりました。普段は深く考えずに海に入ったりしますが、海上保安庁の方々が海の安全を守ってくださっていて常に冷静に対応してくれるから、安全に過ごせているんだって感謝の気持ちが大きくなりました」
「ダイビングのライセンスを取ったり、今も進行してジムで体を鍛えてしています。ただ、阿部さんや高橋さんなど共演のみなさんの体が大きいんです。僕はもともと線が細くて、体重が増えたと思っても、阿部さん達と並ぶとひょろひょろに見えるんです(笑)。子どもみたいな感じなので、みんなで並ぶ時はドキドキします。でも、衣装合わせの時と比べたら、衣装が小さくなっているんです。体は確実に大きくなっているので、終盤にはこの衣装が着れなくなって、新しいサイズを用意してもらえるように人の何倍も頑張りたいなと思います」
「撮影がものすごく大変なので、だからこそ今までなかったのかもしれないと思いました(笑)。そこに挑戦ができることは怖さもあるけど、とても幸せなことなので、自分たちも失敗を恐れず、最大限のことをやっていきたいです。そして、見てくださる方々の心にしっかりと届いたらいいなって思います」
Writing:杉嶋未来
TV
1月16日(日)放送スタート!
TBS 毎週日曜21:00~
pagetop
page top