「最初に曲を聴いたのは映画『愛唄』の撮影が終わった直後だったのですが、『愛唄』の役と通ずる部分があるなと思いました。この曲は、JINさんが『愛唄』の撮影現場に来てくださったときに、現場を見て閃いた部分もあったと仰っていたので、『愛唄』の役の気持ちも大切にしながら歌いました。レコーディングのときも、JINさんには「リズム感を大切に、まっすぐ素直に歌ってほしい」と言われていたので、全力で歌わせてもらいました」
「ポジティブワードを並べずに、後悔もありつつ、最終的にはちゃんと前を向いている感じが素敵だなって思いました。自分も器用な方ではないので、ちゃんと伝えれば良かったなって思うこともありますし、親密になればなるほど、慣れてきてしまって、相手に対して感謝の言葉を忘れてしまったり、言わなくても伝わるって思ってしまったり。言葉で伝えるのは大切なことなんだって思える歌詞になっています」
「ちゃんと歌詞に沿って物語っぽくしたいというお話をさせていただきました。でも、物語にしすぎてもダメっていう意見もあって…。だから、そこはスタッフさん達と話し合って、結果的に良いバランスのMVになったのかなって思います。僕は雨男なので、撮影当日も雨予報だったんですが、実際当日になると晴れてくれたので良かった(笑)。撮影自体はすごく楽しかったんですけど、リップシンクは難しかったですね」
「Roverさんはすごく気さくで優しい方でした。Roverさんがレコーディングをしているところを、僕も見させてもらっていたんですけど、レコーディングブースの中から周りのスタッフさんたちを楽しくさせようと笑わせてくれたりして、視野が広くて優しい方だなって思いました」
「自分が気持ちよく歌っていると思っていても、テンポが速くて追い付かないことがあったりして、リズムを取るのが難しかったです。キーも高いので、ボイトレのときはひたすら曲を通しで歌って、リズムや音域の改善をしていきました。音域が広がったっていう実感はないのですが、出来上がった曲を聴いたときに、自分ってこんなに高い声が出るんだって驚きましたね(笑)」
「アーティスト活動をさせていただくからには、自分でも何か発信したいと思って挑戦させていただきました。伝えたいことはいっぱい溢れてくるのに、それをまとめたり、言葉で表現するのがすごく難しかったです。10代の頃は完璧主義なところがあって、周りよりも自分は劣っていると考えてしまったり、人と比べてしまうような性格だったんですけど、二十歳を超えてから、やっと、人と比べずに自分のやるべきことをやろう、自分らしさを大切にしようって思えるようになって。その気持ちを歌詞にしたいと思って出来上がったのが『未完成』です」
「僕は何か悩みがあったとき、あまり人に頼りたくなくて。だから、自分自身と向き合うことがすごく多いんです。俳優として役を演じているときも、パッと切り替えられるタイプではないので、撮影期間中は役とかけ離れないようにしているんですけど、役に引っ張られて本当の自分が分からなくなってしまうときもあるので、そういうときに自分と向き合う時間を作ると「あ、本当の自分ってこうだった」って思い出せるので、その時間は大切にしています」
「サビ終わりの裏声の部分が難しかった。あとは「あるがままに」のところが7秒ぐらい伸ばすので、そこも難しいです。伸ばすときに声が震えてしまって、ちゃんとまっすぐ伸ばせなくて…。だから“まっすぐ歌う”っていうのをとても意識しています」
「俳優のときは作品があって、その役として生きていますけど、アーティストのときは自分として立って表現しないといけないので、在り方が全然違う。アーティストから俳優をやられている方も多いと思うんですけど、そういう方たちって皆さん芝居も上手いなって思っていて。なんでだろうって考えたときに、やっぱり歌での表現とか感性とか、アーティスト活動で学んだことが俳優として演じるときに活かされているのかなって思うので、自分もこのアーティスト活動が俳優の活動でも活かせたらいいなと思っています」
「僕は普段、amazarashiさんの曲をよく聴いているのですが、amazarashiさんみたいな力強くて繊細で、メッセージ性のある曲も歌えたらなとは思っています」
「やっぱり緊張しますね。昨日もそわそわして、あまり眠れなかったです(笑)。僕、クランクインの前とかも眠れなくなってしまうんですよね。でも、楽しんだもの勝ちだなと思いますし、全力で歌わせていただきたいです。2曲ともポジティブな曲なので、聴いてくれた人にとって、寄り添えるような曲になってくれたら嬉しいです」
Writing:makie enomoto
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