「もちろん緊張やプレッシャーはありますが、今回は安西さんとのW主演ですし、隊士を演じるキャストの方も同年代なので、みんなでいい舞台を作りあげていけたらと思っています。先輩方もたくさんいらっしゃるので、教えていただくことのほうが多いと思います。たくさん勉強して色々と吸収できたらいいですね」
「学生のときは歴史の授業が好きだったので嬉しいです。ただ、幕末は複雑で白虎隊についても存在は知っているものの詳しいことまで知らなかったので、今、勉強中です。資料を読み込んだり、幕末や白虎隊を題材にした映画を観たりしています。実在した人物を演じるので、やはり時代背景はしっかりと頭に入れておきたいなと思っています。会津若松も訪れる予定。彼らが生きていた場所、そして自決した場所を見ることで何かを感じることができるのでは、と思っています。その時代について学ぶだけでなく、芝居の稽古と同時に所作や殺陣も身に着けていかなくてはいけません。殺陣はいつかやってみたいと思っていたことなので、とっても楽しみ! 空手をずっとやっていて体を動かすことは得意なのでカッコよく決められたらいいなと思っています。しかも、伊東悌次郎は武術に長けていた人物なので、ほかの誰よりもビシッと決めたいですね。今から気合が入ります」
「覚悟が違いますよね。国のため、ふるさとのために命を捧げるということは、現代に生きる僕には想像もつかないこと。軽い気持ちでは演じることができません。強い意志、覚悟をもった隊士の姿を、気を引き締めて演じたいと思っています。ただ、今回の舞台は命をかけて戦う姿だけではなく、若者たちの青春群像劇でもあるんです。会津藩では10才から藩校・日新館に入学する決まりがあって、そこでともに学んで成長していくなかでの友情も描かれていく予定です。新選組に憧れ、夢を追いかけていく若者たちの一所懸命な姿を表現できればと思っています」
「和服や浴衣が好きなのですが、なかなか着る機会がなくて。だから、ポスター撮影のときは嬉しくてテンションが上がりました!今年は新しい浴衣を買ったのですが、袖を通すことはないかな……。浴衣でお祭りなんていいですよね。あ、舞台の稽古では浴衣ですね、きっと」
「雑誌やテレビのアンケートでも答えがなかなか出てこなくて、その場では書けずに一度、家に持ち帰ることが多いんです。考え込むタイプなので、無になる時間を作るようにしてリセット。そこから考え直すけど、結局いい答えがでてこない(笑)。落ち込んだり、行き詰ったりしたときも無になる時間を作るようにしています。他には体を動かすことですかね。ずっと空手をやってきたので、運動をするとリフレッシュになります。今はおもに筋トレですが。あと、楽しみといえば激辛ラーメン!!クセになる辛さで汗をかきながら食べるのがいいんですよ」
「白虎隊は悲しい最期を迎えますが、ただ悲劇のお話ではなく、その時代に生きた若者たちの青春ストーリーでもあります。演出の西田さんは『戦国BASARA』など迫力のある殺陣シーンが有名なので、今回もきっとカッコいい殺陣になると思います。ぜひ、劇場で体感してほしいです。僕が演じる伊東悌次郎はあらゆる武術に長けていて、人をひきつける熱い心をもった人物。稽古をするなかで、少しでも近づいていきたい。実在した人物ですから、その名を汚さないようにしたいですし、歴史好きな人たちが見て納得できる舞台にしたいです。もちろん、その時代をよく知らない人にも悲しいだけじゃない、前向きになれる熱い心を届けられたらと思います。役者としては、まだまだ白紙の状態。これからどんな色にでも染まっていきたいし、役ごとに違った色をみなさんに見せていけたらと思っています」
Writing:岩淵美樹
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