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4月13日スタートのドラマ『ナンバMG5』でヒロイン・藤田深雪を演じる森川葵。間宮祥太朗扮する主人公・剛が一目惚れする憧れの女子高生だが、いわゆる普通のヒロイン像とはちょっと違うタイプだという。初タッグとなる本広克行監督の印象や撮影現場の雰囲気、深雪役へのアプローチ、久しぶりの学園ドラマ出演への思いなどを語ってもらった。

青春あり、コメディーあり、ヤンキーあり。ちょっと不思議で、いろんな要素のある作品です

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―― 撮影はつい2週間ほど前からスタートしたという。

「コメディー要素ありのヤンキードラマなので、クラスメイトのキャストにはテンションの高いお芝居をする方もいたりして、まだ始まったばかりの撮影ですが、日々楽しく過ごしています。青春あり、コメディーあり、ヤンキーあり。ちょっと不思議で、いろんな要素のある作品だなと現場でお芝居をしながら感じています」

―― 深雪は一般的なヒロインとはちょっと違った一面を持っている、と微笑む。

「登場時は普通にかわいいヒロイン、という印象ですが、話が進むにつれ、清純なヒロインではないという一面が見えてきます。1話では”THE ヒロイン”という感じで演じましたが、徐々に深雪のちょっと変わったヒロイン像が見えてくるので、ギャップを楽しんでほしいです」

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―― 初タッグとなる本広監督にはとあるシーンでいろいろな表情を要求されたと振り返る。

「本広監督の中ではほしい画が決まっているらしく…。その通りにできたときは即OK。ダメなときでも、何回もさまざまな表情を試す中で、OKがもらえるという感じです。すごく短い尺の中に、真顔になる瞬間、ちょっとニコッとする瞬間を混ぜてほしいというリクエストには、“そんなにいっぱい入りきるかな?”とも思いましたが、いくつかのパターンを試す中でOKをもらいました。割と序盤に深雪というキャラクターを捉えやすいシーンの撮影ができたので、プロデューサーさんからも“深雪のキャラクター固まったね”と早い段階で言われる状態にはなりました」

―― いわゆるヒロイン的な要素を持ちつつ、ちょっと抜けている部分もあるとても魅力的なキャラクターの深雪とは「似ている」と感じる部分が多いそう。

「ポテチが大好きなところは共通点。袋に残ったカスまで食べちゃうような、ちょっとガサツなところもよく似ています。興味を持ったら大人しく見守ってはいられない。“何やってるの?”と足を踏み入れてしまう感じも、すごく似ていると思いました。似ていないところがほとんどないくらい(笑)」

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―― 深雪を演じるうえで大事にしていることは「THEヒロイン」部分をしっかり演じることだと説明する。

「お芝居をしていると、やりたくなることが出てくるけれど、今回はその気持ちをグッと抑えて、清楚なTHEヒロインを演じることを心がけています。そこをきちんと演じることにより、深雪の別の顔、例えばポテチを袋ごと、粉まで食べちゃうとか、お金に目がくらんでしまうとか、ある意味お茶目さが際立ってくると思っています」

―― 共演者とはコミュニケーションをとりながら信頼を深めている段階だという。

「富田望生さんとは初めましてでした。すごく話しやすくてテレビで観ていたイメージ通りのかわいくて優しい女優さんです。現場ではおいしい食べ物の話で盛り上がっています。間宮さんは昔からの知り合いなのですが、現場ではすごく頼りになる存在で、お芝居の中での気づきや気遣い、頭の回転の速さに感心することもよくあります。主演として真ん中にしっかりと立っていて、ついて行きたいと思える存在です。神尾楓珠さんには壁の厚い人というイメージがあったのですが、実際はフランクですごく話しやすい人です!」

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―― 高校で“逆デビュー”をする剛のように、森川にもデビューの思い出はあるのだろうか。また、もし深雪のような子がクラスにいたらどうするかも想像してもらった。

「私も高校デビューをしました。ミニスカートにルーズソックスというギャル生活を送っていました(笑)。もし、自分のクラスに深雪がいたら…、あまり近づかないと思います。キャラ被りはしたくないので、同じクラスにいても自分から友達になろうとしないかも(笑)」

―― 久々の学園ドラマで制服姿も披露している。実年齢よりも10歳近く下の年齢を演じるうえで気合を入れていることもあるそう。

「衣装合わせのときは、制服着られるかなとちょっぴり不安もありましたが、これが最後のチャンスかもと思い、写真をたくさん撮ってSNSにも載せちゃおうという気持ちになりました。最後の青春のような気持ちで思い出作りをしているような感覚です。ぷるんとした肌にして現役の質感を出すためにお風呂上がりにパックをしたり、膝のカサつきにはクリームをしっかり塗りこんだり、ケアはかなりしっかりやっています。声のトーンも意識して大人を出さないように気をつけています」

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―― 撮影中にみんなでやりたいことは「特攻服を着て記念撮影」とリクエスト。どんなコーディネートにしたいかを尋ねると…

「ピンクの特攻服に金髪のポニーテールで思いっきりヤンキー感を出したいです。やるならとことん。特攻服には“波乱万丈”と猫の刺繍を入れて“愛猫”の文字も添えたいです(笑)。みんなで一緒に特攻服を着て記念写真を撮れたら、いい思い出になりそう!」

―― 剛は“脱ヤンキー”を目指す。今の森川がしたい“脱○○”はあるのだろうか。

「冷蔵庫を何度も開けること。お腹も減ってないのに、テレビを観ている合間、立ち上がったついでなどに、ついつい冷蔵庫に手が伸びてしまいます。ちょっと癖になっている感じです。冷蔵庫にはあんまりモノが入っていないから開ける意味もあまりないのに、気がつくと開けている。ムダなことなので、できれば止めたいです」


Writing:タナカシノブ

インフォメーション

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(C)フジテレビ

TV

『ナンバMG5』

4月13日(水)スタート(※初回15分拡大)
毎週水曜日22:00~22:54
フジテレビ系


不良漫画の天才・小沢としおさんの『ナンバMG5』&『ナンバデッドエンド』(秋田書店)を映像化。今までのヤンキードラマとは違い、筋金入りのヤンキー一家“難破(なんば)家”の次男・剛が、実は「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と、家族に内緒で健全な高校に入学するという<高校“逆”デビュー>物語。
家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキー剛は、学校では制服を着た真面目な高校生という二重生活をスタート。学校では優等生として美術部に入部するが、いじめられている友人を放っておけず、つい特攻服に着替えて助けたことをきっかけに、正体不明の最強ヤンキーとしてどんどんのし上がってしまうという波瀾万丈なストーリー。誰にも言えない秘密を抱えながら、憧れだった普通の高校生活を送ることは出来るのか?

▼公式サイト
https://www.fujitv.co.jp/nanbaMG5/

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