「人気原作の実写化で、題材も題材ですし、流し見して終わってしまうようなドラマでなくて、配信もされるのでもう一回見たいと思ってもらえるドラマになったらいいなと思っています。(最初に原作を読んだ時は)結構攻めてるなと思いました。少女漫画で女性が主人公なのに、男性の悩みに踏み込んでいるというのがすごく面白いと思いました。あと、読んでいるときに亜希に対してすごく共感できる部分が多かったです」
「亜希は中学生の頃に自分が“無敵”と感じていたんですが、私は高校生の時に亜希と同じようにどこから湧いてくるかわからない自信があったんです。学校でも球技大会や文化祭で誰よりも目立つ衣装を着てメイクして。今考えるとなんであんなことができたんだろう、と。歳を重ねていくにつれて自信がなくなり、自分にマイナス評価をつけていって。でもきっと、この作品を観ていく中で私みたいに共感する人がたくさんいると思うので、その部分がすごく魅力的に感じます」
「“やりたくないことはやりたくない”ってハッキリ伝えるし、自分の中でこれが“好き”、“嫌い”がハッキリしていて、そのセンサーは当たっていると思います。以前は周りに“なんでも大丈夫なんで決めてください”って言っていることが多くて、やっぱり人に任せると楽なのでそうすることが多かったんですが、“それでいいのかな?”と思うようになって。最近はちゃんと意見を言うようにしています。その感覚が外れていないと思うことも多くて、そこは自分のプライドを持って言ってみようかなと思っています」
「役が全然違うと良いですけど、ちょっと似てたりすると外見を変えるとか服装が全然違うとかがないと、役の切り替えがぬるっとした感じになってしまうし、切り替えはきちんとしたいからそれぞれの役の違う部分を掴むようにはしています。今回は、原作や台本を読んで“わかる、わかる”って共感できた部分が多いので、そのままその気持ちを亜希という役に乗せられたらと思っています。あと、外見を寄せるために髪を切りました」
「楽しくやりたいです。でも“真面目にやるところはやる”、“人間臭くやるところは人間臭くする”とメリハリをつけてやりたいです。普段は年上の方とご一緒させていただくことが多いのですが、同世代とは久しぶり。昔好きだったモノとか懐かしい話をした時に“あー、懐かしいね”っていう会話になったらすごく楽しいと思うんです。あとは年齢が近くて話しやすいからちょっと気になったことがあるときにパッと聞けるのは心強いと思います。あまり相談するタイプではないんですけど、今回はみんなと仲良くなれそうな雰囲気なので、気になることがあったら“ここどうする?”と相談しながらやっていけたらと思います」
「またまたモヤモヤした恋愛だなって感じですね(笑)。くっつきもしないですし、お互いの気持ちが綺麗に通ずるわけでも、どちらかがすごく好きでまっすぐ突っ走るわけでもないですし。私は、“好き”って一直線に走っていく役のほうが分かりやすくて演じやすいんです。モヤモヤしてると自分の中でも整理がつかなくてどうやって演じていこうか本当に悩むし、難しいから倍考えますね。今回は口にも出さないし、心の中で勝手にモヤモヤしていることの方が多いので、自分の世界の中に入っている時間を大事にするのが一番いいかなと思います」
「大変そう…。でも家に帰って人がいるのはすごく安心すると思います。安心はするけど、自分のプライペート空間がないのは厳しいかな。いきなり知らない人が集まる中で生活するのはなんとなく怖いので、知り合いが何人かいて、自分の部屋もちゃんとあるシェアハウスならありです!」
「難しいですよね、どうなんですかね…。タイトルまんまですけど、可もなく、不可もなく、難しいラインですね。でも、亜希みたいに自分がいらないって言われ続けてたら、相手が誰であろうが人から特別に思って求められると嬉しく思うはず。それは人間として当たり前の感覚なんじゃないかと思います」
「ちょっとHで事情あり男子との一風変わった複雑な恋愛なので、見ていてすごくスッキリするかと言われたら、もっとハッキリしなよと思う部分も多いだろうし、モヤモヤする時間の方が長いと思うんです。そういう部分は(中村里砂さん演じる)あかりがハッキリ言ってくれるのでそういうところでスカっとしてもらえると思います。ときめくけど、ムズムズする感じ。世の中の全ての恋愛がうまくいくわけはないですし、自分の気持ちにちゃんと気がつかないという部分に共感してもらえたら嬉しいです」
「先ほど、原作の石田拓実先生と対談させていただいたのですが、漫画と実写は違うものなので、実写にしか出せない人間臭さなどを出してもらえたらとおっしゃっていただきました。原作があるとはいえキャラっぽくしすぎず、生身の人間がやる意味を考えながらやっていけたらいいなと思っています」
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