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ドラマや映画、CMで様々なタイプの役柄を演じてきた中川が今回挑むのは、イケメンだけど超絶ヘタレな男子高校生。少女マンガの王道・王子様とは異なり、思わず応援したくなる憎めない愛され男子役だ。撮影中のエピソードや見どころについて聞いた。

カッコ悪くてもあきらめずに進んでいく姿に勇気をもらえるはず

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―― 椎葉ナナ原作の人気マンガ「覚悟はいいかそこの女子。」を実写化。超絶イケメンで、幼いころから女子の視線を独占してきた・古谷斗和を演じるのが中川だ。モテモテなはずなのに、実は彼女がいない恋愛経験ゼロのちょっと情けない男の子。これまで数々のイケメン高校生を演じてきた中川だが、今作ではいつもと違うアプローチでのぞんだという。

「少女マンガに出てくる男の子は常に憧れられる存在でなければいけないけれど、斗和はみんなが考える“イケメン”“王子様”像をどんどん壊していくんです。とにかくダサくて、一生懸命なんだけどそれが空回りしてしまってカッコ悪く見えてしまう。真っ直ぐでピュアな気持ちを大事にしながら演じました。撮影前に、井口昇監督と『今の高校生よりも幼い感じがするので、心は中学2年の設定でいこう』と話をしました。恋愛に対してみんなピュアだったので、ひとつひとつのことに驚いたり落ち込んだり、反応が大きいんですよ。それが可愛くもあり、面白くもあり新鮮でした」

―― 斗和と幼なじみ3人とのやり取りは、まさに男子高校生のおバカなノリ。それが微笑ましく、頑張れ!と応援したくなる。

「友達役の伊藤健太郎くん、甲斐翔真くん、若林時英くんとはすぐに仲良くなれて、映画の雰囲気のままでした。みんなそれぞれキャラクターが濃いので、一緒にいてとても楽しかったです。男子だけのシーンは井口監督が僕たちにゆだねてくれたので、みんなで話し合って作り上げていきました。斗和が(三輪)美苑にどう告白をすればいいのかファミレスで作戦を練ったりするのですが、恋愛に疎い4人らしいピュアな反応を楽しんでほしいです」

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―― 少女マンガに出てくるイケメンといえば、近寄り難いツンデレが多いけれど斗和は声をかけてくる女子にやさしく接する愛され男子。中川が考える“愛され男子”とは?

「男女関係なく自然体で接することができる人だと思います。斗和も女子からモテるだけでなく、同性からも嫌われていないというのがすごいですよね。飾らず分け隔てなくみんなに接するのが斗和の魅力なんだと思います」

―― 愛され男子のはずが、彼女なし。学年イチの美少女にもふられ、幼なじみの協力を得ながら猛アタックを続ける斗和。「この俺が振られるなんて…」というプライドから告白を続けていたはずが、いつの間にか本気の恋に。

「男子たちのおバカなシーンも楽しいけれど、美苑とのシーンもドキドキして楽しめると思います。斗和はことごとく美苑にスルーされるのに、へこたれずに向き合って進んでいくんです。その一生懸命さは客観的に見るとバカだなーって笑えることもあるけれど、頑張っている姿には共感してもらえるんじゃないかな。好きなシーンは斗和が風邪を引いてしまい、美苑が看病をしてくれるところですね。詳しくは映画を観てほしいのですが、ドキドキするはずです」

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―― キラキラとした青春が描かれている今作。中川にとって青春の思い出とは?

「パッと思い浮かぶのは修学旅行や宿泊学習。今でも友達と『あの時さ…』と話が盛り上がります。長い時間一緒に過ごすことで、距離がグッと縮まった気がするんです。映画のなかでも宿泊学習のシーンがあり、青春だなーって感じました。BBQをするシーンがあるのですが、撮影中はほとんど食べることができなくて、撮影後に少しだけやらせてもらいました。プライベートではなかなかできないので楽しかったです。これも青春の1ページに入るかな」

―― 高校生役が続くけれど、今年20才になった中川。心境の変化はあったのだろうか。

「10代の頃は20才をひとつの区切り、ゴールとしてとらえていましたが、20才というラインを超えるとそういう目標となる年齢がないことに気づきました。これからの一年一年はきっとあっという間に過ぎていくだろうから、かみしめて生きていきたいです。振り返ったときに「あの時がターニングポイントだった」と思えるように、ひとつひとつのことを大切にして過ごしたいと思います。仕事の面では演じられる役が増えてくるので楽しみです。10代は学生しかなかったけれど、さまざまな職業の大人を演じることができるわけですから。ただ、高校生までは自分も経験しているので、気持ちを理解しやすかったけれど、これからは未知の世界。色々なことを経験して役作りにいかせたらと思います。医療ものはやってみたいですね。覚えることはたくさんあるだろうけれど、突き詰めていくのって楽しそう」

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―― 高校生役といっても幅広い人物像を演じてきた中川。ドジでちょっと抜けていて、カッコいいのにカッコ悪い斗和も嫌味がなく、自然に演じ切った。斗和のへこたれない精神に勇気をもらえる映画だ。

「イケメンなのにカッコ悪い感じをどこまで出していいのか、そのバランスに悩んだこともあるけれど、井口監督と相談しながらいい感じにヘタレ具合が出せたと思います。唐田えりかさんとも初めましてでしたが、美苑そのもの。一見クールに見えて、笑顔がとっても素敵でした。現場ではいつも楽しそうにしていて、僕たち男子グループのくだらない話にも笑ってくれて。斗和と美苑のシーンは、おかしくもありキュンキュンしてもらえるはずです。コケたり、不良とのケンカに負けたり、情けないシーンもたくさんあるけれど、あきらめずに真っ直ぐ美苑に突き進んでいく姿から『僕も頑張ろう』『恋っていいな』と思ってもらえたら嬉しいです」


Writing:岩淵美樹

インフォメーション

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(C)椎葉ナナ/集英社 (C)2018映画「覚悟はいいかそこの女子。」製作委員会

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『覚悟はいいかそこの女子。』

10月12日(金)全国公開


幼いころから女子に囲まれチヤホヤされてきたイケメンの古谷斗和(中川大志)。自分はモテると思いこんでいたが、実は恋愛経験ゼロ。人生初の彼女をつくろうと学年イチの美少女・三輪美苑(唐田えりか)に告白をするが、あっさり振られてしまう。振られたことを受け入れられずアタックし続けるうちに本気の恋に落ちていく……。

▼公式サイト
http://www.kakugo-joshi-movie.jp/


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