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中川大志 BS-TBS開局20周年記念ドラマ「左手一本のシュート」記者発表会!

中川大志がBS-TBS開局20周年記念ドラマ「左手一本のシュート」の主演に決定し、1/25(土)都内で行われた記者発表会に中川が登壇した。

同作は、島沢優子氏によるノンフィクション作品「左手一本のシュート~夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活」をもとにした青春ドラマ。
2007年4月、高校の入学式の3日前に、中学時代からバスケ部で活躍していた田中正幸さんは脳出血で倒れ、右半身麻痺によって選手としての復帰は絶望的に。しかし正幸さんは、「再び試合のコートに立ってみせる!」という夢のもと、懸命にリハビリに取り組み続け、新聞記事にもなった、インターハイ予選の『左手一本のシュート』の奇跡を生む。

会見にて中川は、「本日はお集まりいただきありがとうございます。田中正幸さんを演じさせていただく、中川大志です。撮影が始まって4日目になりますが、非常に現場の雰囲気も良く、すごく丁寧な熱い作品になるのではないかと思っています。楽しみにしていてください。よろしくお願いします。」と挨拶。

オファーをいただいたときの心境を、「資料や原作の小説をいただきまして、ドラマのようなお話だなと感じました。ただ、傍から見たらそう見えても、そこに生きていた人たちが、実際にどのように感じて、どんな景色を見て、生きていったのだろうと思い、正幸さんの人生を少しだけ生きてみたいという気持ちでした。」と語った。

実在している方を演じることについては、「どの役を演じるときも、台本に書かれていない部分でどんなことを思っていたのだろうと考えるのですが、やはり事実として残っている部分と、記憶の中に残っていることがどちらもあるんです。それを僕たち俳優が勝手ながらいろいろ想像して演じていかなければいけないので、そこをやっていけばいくほど自分のことのようになってきて、演じるたびに、もう一度立ち上がって夢に向かっていく強さを感じています。」と話した。

中川は中学時代、バスケットボール部に所属。バスケットボール選手を演じるプレッシャーは?という質問に、「すごくあります。正幸さんは後輩や同級生、周りのバスケをやっている方たちから本当に尊敬されていて、一回でもいいから一緒にプレーをしてみたいと憧れられるようなすごいスター選手だったので、そのプレーを僕が再現をしなければいけないというところがあり、去年の12月から少しずつ練習をやっています。とにかくバスケシーンには相当力を入れてチームメイトたちと一緒に練習をしているので、かっこいいシーンにできるようにしたいと思っています。」と意気込んだ。

中学生以来の本格的なバスケ練習をしているようで、「朝の9時に集合して走ったり、朝練をしています。チームメイト役のみんなと一緒にやっていて、久々にすごく練習をしているなと感じています。そういう時間も映像に表れてくるのではないかと思います。」と笑顔を見せた。

さらに、練習でブランクを感じたかと問われ、「久々にボールを持ったのですが、まず身体の衰えに少し落ち込むところから始まりました(笑)。多少なりとも常に運動はしていたのですが、バスケは体育館の中を走り回って運動量があるスポーツなので、まずは体力的な面と勘を取り戻しました。あとは体に障害が出てからのバスケシーンもあるので、左手を使った練習をしているのですが、左手でシュートを打つというのは僕としても初めてのことなので、一生懸命練習を重ねています。」と明かした。

続いて、実際に田中正幸さんと会って芽生えた気持ちは?と聞かれ、「正幸さんも含めて、このお話に関わった当事者の方々が、このドラマをどんな風に受け取っていただけるのかと常に不安なところもあるのですが、一番大事な核の部分さえブレないようにして、あとは一生懸命に演じるしかないと思っています。」と答えた。

また、改めて自身の役作りについて、「ご本人と直接お話しをさせていただいて、リハビリに立ち合わせていただいたり、実際に通われていた病院にも足を運んで、リハビリ治療をしていた先生に当時の正幸さんの様子を教えていただいたということが自分にとってすごく心強いです。」と振り返り、「現場にも、監修として実際に正幸さんを診られていた先生に入っていただいているので、身体の動きが想像しやすいですし、実際の病院を撮影で使わせていただいているので、この景色を見ていたのかなと感じることができました。その環境が自分にとってありがたいですし、いろいろなことを吸収させていただいています。」と話した。

田中正幸さんが同作へ寄せたコメントの中で、ラストシーンを注目ポイントとしてあげているが、どんな風にその撮影に挑もうとしているか?という質問に、「そのシーンの実際の映像が残っていまして何回も見ているのですが、何度見てもやはり胸が熱くなるシーンなんです。正幸さんが左手でシュートを打った瞬間に鳥肌が立ちますし、試合に出て1本目でシュートが入るということもすごいのですが、一番僕がグッときたところは、周りのチームメイトたちや家族、いろいろな人たちの喜ぶ姿。シュートが入った瞬間に選手たちよりも周りが喜んでいるということが、このドラマで一番大事なことなんだろうなと思いました。最後にシュートが決まった瞬間のシーンに向けて、これからいろいろな場面を撮っていくので、学校での同級生、後輩、先生、家族役の方々と関係性をしっかりと積み上げていければ熱いシーンができるのではないかと思っていますので、大事にやっていきたいです。」と回答した。

ドラマ「左手一本のシュート」はBS-TBSにて3/14(土)21:00~22:54放送。
ぜひご期待ください!
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