「卓球をテーマとした映画だと聞いていて、どこに卓球が出てくるんだろうって思って読んでいたら至るところ卓球だらけでなんだか新鮮でした。卓球を通して、卓球に関わる人たちの想いが描かれていて、すごく新しいなって。卓球の映画をあまり観たことがなかったので、どういう映画になるんだろうって思いました」
「学校の修学旅行で卓球をやったこともあったので、温泉で楽しくやるものというイメージが強かったです。楽しい競技なんだろうなって思っていたんですけど、台本を読むと楽しいだけじゃなく、いろんな感情が散りばめられていて、深い競技だなって思いました」
「自分だったら、絶対に友達にはならないタイプの女の子(笑)。でも、新垣結衣さん演じる元天才卓球少女の多満子を本気にさせるきっかけを作る上で十分インパクトのある女の子だと思いました。愛莉の存在があって、多満子が卓球をまたやり始めて、全日本選手権に出るわけですから。私が多満子の立場だとしても、愛莉のちょっとイラッとするような声とか先輩にベタベタしたりするのを見ていると燃えるよなって思うので、映画を観てくれる人がイラッとするようなキャラクターでいたいと思ったんですよね。ライバル関係でもあるので、きちんとライバルになれるように演じたいと思いました」
「自分でも少し嫌な感じはします(笑)。「せんぱーい!」って甘ったるい声を出して、そんなに好きでもないのにわざと先輩をとろうとするのを演じるのは、うっ!ってきますね。自分でもモヤモヤしますが、自分が嫌だなって思うってことは、映画を観ている人も嫌だなって思ってくれるのかなって。イラッとさせるのも愛莉の特徴だから、自分もイラッとするところまで振り切ってやれたらいいなって思っていました」
「撮影前から撮影中にかけて、ずっと練習したので上達はしました! でも、楽しいって思うまでは時間がかかりましたね。ラケットの握り方、動かし方など、一つ一つ違って覚えるのが大変でしたし、全身筋肉痛になりました。練習し始めて最初の頃は卓球って難しいって気持ちが強かったです。自分で動けるようになったり、スマッシュが決まったときはすごく楽しくて、そのあたりからより練習したいって思うようになりました。卓球の練習は、『帝一の國』で回し蹴りの練習をしていた時期だったんですけど、回し蹴りと卓球の練習が重なっていたので、私は何をやっている人だっけ?ってマネージャーさんとよく話していましたが(笑)、部活動をやっているみたいで楽しかったです。運動神経ですか? 運動するのが大好きですし、悪くはないと思うんですけど、江島先輩を演じた瀬戸(康史)さんがすごくお上手で、最初はラリーがなかなか続かなかったです。ミックスって二人ペアで戦う競技なのに、空き時間になると瀬戸さん対私になってよく戦っていました(笑)。瀬戸さん以外の方やスタッフさんとも合間に卓球ができて、お話ができたのが楽しかったです」
「このシーンは、撮影に3日かかってハードでした。瀬戸さんはもちろん、新垣さんや瑛太さん、広末涼子さんたち共演者のみなさんと同じ楽屋でずっとご一緒できたので、楽しかったんですけど、体力的には辛かったです。みんなどんどん疲れてきたので、合間にマッサージの方がマッサージをしてくださったり、体のケアはしっかりしました。また、このシーンでは、ペア2組、4人の戦いだったので、そこで自分がミスをすると、みんなやり直さないといけないという緊張感もあって。でも、いざ撮影が始まってしまうと、絶対に負けない!って気持ちのほうが強くて、役と球を追うことに没頭していました。それだけに最後の達成感がすごく大きくて、当分ラケットは握らないだろうなって思いました(笑)。実際、撮影が終わってからは卓球から離れてしまったので、下手になってしまった思います(笑)」
「完成作を観ていて、卓球がココまで人を動かすんだなって、一番感じました。笑えるシーンも多かったんですけど、登場人物たちの卓球に対する思いがどんどん強くなる姿がすごく印象的に描かれていて、とても素敵な作品になったと思うので、たくさんの方に観ていただきたいです」
Writing:杉嶋未来
MOVIE
10月21日(土)公開!
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