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2012年3月14日更新

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林遣都が初めて制作段階から参加してつくりあげた「林遣都オフォシャルカレンダー 2012-2013」(発売中)。作品への思い入れや裏話、近頃の充実した心境やそこに至るまでの迷いや葛藤について、リラックスした様子でたっぷりと語ってくれた。

新たなスタートを切った記念となる作品ができました

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── 今回のカレンダーには非常に思い入れがあるそうですね。

「はい。今年でカレンダーは第3弾になるんですけど、今までは、全部お膳立てをしてもらって、自分はただ写真を撮ってもらうだけでした。でも、今回は初めて打ち合わせから参加して、どんな写真を撮りたいのかを考えたり、衣装やロケ場所選びにも意見を言わせてもらいました。撮影当日は雨が降って、結局スタジオになっちゃったんですけど(笑)」

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── 写真から、リラックスしている印象を受けました。

「今までのカレンダーで一番自然というか、本当の自分が出ていると思います。それができたのは、僕がもっとも信頼しているスタッフさんに参加してもらって、何でも言い合える空気のなかで撮影をしたから。もともと写真を撮られることがあまり好きじゃないので、環境作りは一番大事だなと思いました」

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── 衣装のポイントは?

「僕はファッションに疎いので、スタイリストさんにお任せしました。まさにこの取材部屋に、集めてきてくれた服をズラーッと並べて、選び放題な場をつくってくれて。テーマやシチュエーションは考えず、とにかく自分が着たい服を12着チョイスして、それをもとにコーディネートをつくってもらいました」

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── ヘアメイクとしては、髭が生えているカットがやはり衝撃です!

「今までは、自分のイメージみたいなものを考えると、髭が生えた顔を見せるのはどうなのかなと思っていたんです。だらしない姿を見せることに抵抗があったというか。でも、一週間も休みがでれば髭なんて剃らないし、それがつくっていない本当の自分。応援してくれる方にそういうものも見せていくことが大事なのかもしれないと思うようになったんです。ちょうど映画やドラマの現場がない時期だったので、カレンダーの撮影現場には髭を伸ばした普段の姿で行きました。午前中は髭のカットを撮って、午後の撮影には髭を剃って臨みました」

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── 5月はベッドでヌードを思わせるカットですね。

「打ち合わせの段階では裸になる予定はなかったんです。今の身体は、鍛えていた時期に比べるととてもじゃないけど見せられない酷い体型なので、カメラマンさんがシャッターを切りながら『脱いじゃえ!』って言ってきたときはちょっと焦りました。でも、布でうまく隠してくれました(笑)」

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── 8月では、今まで見たことがないくらいはっちゃけている表情もありますね。

「たしかに今までは、カメラの前では恥ずかしくて、こんなにはっちゃけられなかった。でも、カメラマンさんとも一緒にお酒を飲んで、たくさん話をして、『なんでもありだね』という雰囲気で撮ったらこうなったんです。基本的にどの月のカットも、最初は真面目に撮って、徐々にふざけていって、という流れで撮りました」

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── 特にお気に入りの衣装は?

「7月のモッズコートです。『パレード』でサトルという役を演じたときにずっと着ていた、ちょっとくたびれた感じがいいなあと思って選んでみました。あと、爽やかな雰囲気の服も着たかった。最近はずっと悪いヤツ、強いヤツ、怖いヤツ、ヘンなヤツといった役が続いていて、10代の頃のザ・青春もの、スポーツものという場所から離れていたので、その頃の自分風のものも入れてみたかったんです。写真には、応援してくれている方へのメッセージを込めたというか。髭も生やすし、ヘンな役もやるけど、爽やかな気持ちもちゃんと残っているし、いろいろな部分があるんだよって」

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── 撮影の裏話的なものってありますか?

「10月の写真ではおでこを見せているんですけど、頭皮を虐めすぎたせいか、けっこうやばいんですよね……。あんまり注目してほしくないんですけど、もうすぐ前髪を上げられなくなるかもしれないので、今のうちに見ておいてください(笑)。あと、6月の写真は、撮っている途中で“同棲中の朝食作り”に決まりました。このときは、架空の相手に向かって演じている感覚でしたね。1月の写真も“デートの待ち合わせ”という感じです。後付けですけど(笑)。12月の写真は、バナナを食べているのがポイントです。たまたまそこにバナナがあったので、カメラマンさんが『テンション上げて、めちゃくちゃおいしそうに食べて!』と(笑)。とりあえず、ふられたらなんでもやるぜ、というテンションで応えました」

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── ナチュラルな表情からキメキメの表情、爆笑しているもの、ふざけているものと、本当にいろいろな林さんが写っていますね。

「はい。4000?5000枚くらいあるなかから、僕も一緒に選んでいきました。自分としては、表紙の写真の表情が、一番気に入っているんです。撮られたことすら覚えていない、完全に狙っていないナチュラルな表情。『ああ、何も飾っていない、ザ・自分だな』と思えたので、この正面のカットを表紙にしました。逆に、一番最後の月に当たる3月の写真が、一番写真を撮られるぞ、というスイッチの入ったカットです。自分じゃ絶対にストールなんて巻かないし、表情もつくっているし、仕事バージョンの林遣都。だから、これを新しい宣材写真として使うことにしました」

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── このカレンダーには、今の林遣都が13枚のカレンダーにパッケージされている。満足度は高そうですね。

「自分の表情や写っている自分にそこまで自信はないんですけど、やれることは全部やれたと思っています。デビューしてからずっと、自分のやっていることを仕事と思いたくなかった自分がいたんです。でも、今は仕事だと自覚しましたし、積極的にやろうと思えるようになりました。仕事に対する考え方が変わって、デビューのときとはまた違うスタートを切れた。その記念として残せたのがこのカレンダーだと思っています」

── 考え方が変わったのは、何かあったんですか?

「自分を取り巻く環境が変わりましたし、二十歳を超えて意識が変わったというのもあります。ブログに関しても考え方が変わりました。ずっとホームページを放置気味にしてしまっていたのは、自分のプライベートをあまり出したくなかったから。でも、プライベートについて伝えていくことも仕事のひとつだとわりきったらすごく楽になったし、文章を書くのが楽しくなった。母親からは『また長文になってるで。それだと続かへんで』って心配されましたけど、僕は腰が重いけど、一度やり始めるとなんでもとことんやるので大丈夫です(笑)。写真に関しても、髭が生えた自分の姿や、本当に仲の良い友達の写真も載せちゃおう!って。もちろんまだ悩んでいるところはあります。自分の仕事の核はお芝居なので。でも、そのお芝居を見てもらうためには、普段の自分を応援してくれる方に伝えていくことが大事なんだよな、と思うようになったんです」

── ある意味、覚悟ができたんですね。役者という仕事に対する腹が決まった。

「うん、そうですね。でも、きっと、ブログとかにヘンなこと書いて怒られたり、髭面でやせこけた写真を載せて心配させたりすると思いますけど、広い心で見守ってください(笑)。そういう失敗をして、成長していけたらなと思っているので」

Writing:須永貴子 Photo:Ga-C Styling:菊池陽之介 Hair & Make:飛田卓司

INFORMATION

OTHER

「林遣都オフォシャルカレンダー 2012-2013」 発売中!

今回で第3弾となる、4月スタートの卓上スクールカレンダー。林遣都本人が打ち合わせから参加した意欲作に仕上がっている。

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価格:2,100円(税込)

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