「ジェットコースターのように衝撃展開が続くので『ドラマになったらどんな風になるんだろう』とワクワクすると同時に、この漫画の実写化はとても勇気がいるように感じました。ドラマでは原作の衝撃的な展開に加えて、人間の心情などもっと深いところまで見えるように作られているので、見応えがある作品になっていると思います」
「今までやったことのないタイプの役だからこそ、私の新しい一面が見せられると思いました。役をいただいたこともすごくうれしかったですし、思いっきりやろうという気持ちになりました。傍から見ると本当に酷いことをするキャラクターです。目的のためなら男性を誘惑することもいとわない。だけど、沙帆は沙帆で今まで生きてきた中で辛いことやうまくいかないこと、様々な背景があって。沙帆のそういう部分はすごく理解できるし、一概に悪女とは言えない気がしています。嫌いになれない、むしろ大好きなキャラクターです。沙帆の人間性がちゃんと見えるように、寄り添って最後まで走り切りたいです」
「私は一人っ子なので、姉妹がいる感覚は作品を通じてしか分からないのですが、同郷の舞香ちゃんとの共演はすごくうれしいです。今回の作品で初めてお会いしたのですが、なんだか初めて会った気がしなくて、すごく心強くて“同志”のように感じています。これからの撮影も一緒に頑張っていきたいです」
「舞香ちゃんはすごくかっこいい女性です。揺るがない自分を持っているという印象です。信念を貫き通す強さを感じます。お会いする前から持っていたイメージと実際にお会いした印象は変わらず、年下ですがかっこいい女性だなと憧れます」
「初日はドキドキしていましたが、沙帆のセリフを喋っていると自然に沙帆のペースに乗っかれているように感じました。最初の撮影はレストランで婚約者を妹に紹介するシーンでした。妹と妹の初恋の相手であり自分の婚約者である陽佑をきちんと転がせている感覚があり『これはいけるぞ』と思いました(笑)。そして、楽しい、楽しめているぞとも感じた瞬間でした。私自身、こういう役を通じて、自分の新しい部分を出したかったんだとも感じました。撮影は始まったばかりで、台本もまだ途中までしかいただいてないのですが、沙帆にも辛いことがあり、セリフの意味も理解できて、キャラクターとしては本当に大好きです。このキャラクターを大好きというと『え?』と思われる方もいるかもしれません。でも、これこそ人にどう言われようと自分はそう思う、という気持ちで振り切って演じたいと思っています」
「婚約者・麻倉陽佑役の溝端(淳平)さんとは共演が多く、すごく信頼のおける方です。私がお芝居をしている横で『なんか沙帆がツボやねん!』とずっと笑っています(笑)。そういう会話も含めて心地よいというか、すごくやりやすさを感じているので、ドロドロした作品でも楽しく演じられています」
「上澄みだけ見ると、共感しにくいと思います。でも、私は沙帆を演じていて、愛する気持ちも理解できました。私自身、誰に対しても仲良くなりたい気持ちがあり、愛情を注ぐことは苦ではないタイプ。人が好きだからこそどんどん人と関わっていく、ちゃんと愛を持って人と接していくところは共感できました」
「姉妹それぞれのファッションやヘアメイクのスタイルが、どちらも素敵でこだわっているので、そういった面からも楽しんでいただけると思います。沙帆のファッションやメイクには、私もアイデアを出させてもらっていて。最初は太いパンツやロングスカートが多かったのですが、そのテイストをベースにしつつ、ちょっとキリッとクールなスタイルも取り入れたいとお話させていただき、スキニーにブーツを合わせたりもしました。ちょっと辛めのテイストで強くかっこいい女性像をイメージした、タイトなシルエットのスタイルも徐々に登場します。ちょうど秋冬のファッションになるので、コーディネートの参考にしてもらえたらうれしいです」
「揺るがない信念があって、人に流されない強さがある。だけど、人に対しては愛情を持って接することができる、そんな優しさを持ち合わせている女性が理想です」
「一人っ子だけど、弟や妹がいそうと言われることが多くて…。実は今回、舞香ちゃんにも言われました。人の話を聞いたりするのも好きだし、否定せずに受け入れるようなところがあるから、しっかり者で長女っぽい雰囲気に見えるのかなと思ったりしています。妹にするなら、それこそ舞香ちゃんのようなタイプがいいです。インタビューなどで見せる顔はすごくしっかりしていてかっこいいけれど、撮影の合間におしゃべりしているときは、すごく甘えてくれるんです。『ドライブ行きましょうよ~』とか『一緒にお買い物行きたいです!』とか。それがすごくかわいくて。私自身、年下の役者さんとの共演がこれまで少なかったので、後輩というのかな、本当に妹ができたような感覚になっています。舞香ちゃんとは同郷という繋がりだけでなく、実は父親同士が一緒に飲んだことあるらしくて(笑)。どんな繋がりなのかはまだハッキリ聞いてはいないのですが、縁があったのかな、なんて思っています」
「人間関係がどんどん絡み合い、『ここも繋がっていたんだ』『そこも繋がっていたんだ』と驚きと恐怖の連続です。スリリングな展開を楽しんでください。沙帆は人を殺しはしないけれど、ギリギリのところを行くキャラクターです(笑)。犯罪スレスレというか、ほぼ犯罪ってくらいに攻めていく描写もあり、なかなかのことをするので、とことん振り切った沙帆のキャラクターを面白がっていただければと思います」
Writing:タナカシノブ
TV
10月20日(木)スタート!
読売テレビ・日本テレビ系
毎週木曜23:59~24:54
pagetop
page top