「福田さんの映像作品は、「勇者ヨシヒコ」シリーズや「33分探偵」など好きな作品がたくさんあってよく見ています。いつかご一緒したいと思っていたので、福田さんが台本と演出を手がけられる作品に出演できるということですごくテンションが上がりました。福田ワールドは、とても独特で、誰も足を踏み入れないところに踏み込む感じが面白いと思っていて(笑)、今回も福田さんがやるからには絶対面白くなるだろうなって思います。思いきり福田監督の世界に浸りたいと思っています」
「インガは自由奔放な女の子です。何に対しても天真爛漫なところがあって、気持ちの良い女の子なので、演じるのが楽しみです。私がこれまで演じたのは真っ直ぐだったり、内に何かを秘めている子が多くて、インガのような自由な女の子は初めて。今回はあまり深いことを考えずに、自由に明るく楽しく演じたいです」
「ダンスは大好きですし、ずっとやってきたことなので、自信を持って楽しみにしてくださいと言えますが、ヨーデルはすごく難しかったです。ブロードウェイ版ではミュージカル女優さんが本格的に歌われていたので、大変そうだなと思ったのですが、想像以上でした(笑)。でも、できるようになったんです! 最初は音程があって、上がって下がって締めるというのが何度やってもなかなかできなくて、歌の先生にもこれはすごく難しいと言われていたのですが、練習に練習を重ねて、形になってきました。ヨーデルはインガのポイントになっているので、本番では私自身楽しみながら、みなさんに見ていただきたいです」
「歌の要素がある舞台の経験はありましたが、本格的なナンバーを歌うミュージカルはこの作品が初めて。普通に歌うことと舞台で歌うことを自分の中で線引きしていて、やってみてやっぱり違うなって思ったんですけど、それを取っ払っていけたらいいなって思っています。本来歌っているときの良さもミュージカルで活かしつつ、ミュージカルで勉強したことも新しく取り入れて自分なりに楽しんでいけたらいいなって思っています」
「映像は瞬間を切り取りますが、舞台は一度始まったらその世界観のまま終わりを迎えるまで止まることなく走り抜けていく。そこに自分が立てているのが好きだし、幸せです。それは体を常に動かしていられるっていうのも大きいかもしれません。そうやって全身で表現できることは、演者としての喜びでもあると思いますし、達成感もあります。舞台は気を抜いていられないし、その場でしっかりと生きて、存在していなければいけないので、緊張もしますが、アドレナリンが出るし、臨場感がたまらないですね。私は映像も舞台もどちらも好きですが、舞台はお客様に見てもらうことで成立するものだと思います。長い時間をかけてひとつの役を積み上げていくことにも喜びを感じますし、生ならではのハプニングもあったりして、日々違う変化が楽しめるのもすごく好きです。お客さんの反応によっても日々本当に違っていて。笑っていただくと、私たちのテンションもよし、もっともっと!という気持ちになります(笑)」
「今回ミュージカルに初挑戦される小栗旬さんをはじめとする豪華な顔ぶれに、ストーリーもぎゅっと詰まっていて、飽きさせない3時間だと思います。ミュージカルナンバーがたくさんあるのですが、ミュージカルが得意でない方も楽しんでもらえる、笑いの要素たっぷりの楽しいミュージカルになると思います。見終わった後、きっと元気になれると思います」
Writing:杉嶋未来
STAGE
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