2013年11月8日更新
人気舞台「双牙~ソウガ~」の主人公・オウカとツムギの若き日の活躍を描く、完全新作のスピンオフ作品「双牙~ソウガ~零」の上演が決定!本作が「双牙~ソウガ~」シリーズ3作目の出演となる小野健斗、ツムギを演じる佐藤永典の対談が実現。初対面の印象や舞台へかける意気込みなどを語ってもらった。
「今回のツムギとシュリノスケが良かったなと思ってもらいたいです」(佐藤)
「『双牙~ソウガ~』シリーズは間違いなく期待していい作品だと思う」(小野)
── まずはそれぞれの役柄について教えて頂けますか?
小野健斗「僕は、誰かを守ろうとする時に、豹変するシュリノスケという役で、でも普段は天然という感じですね(笑)。」
佐藤永典「僕はお姉さんがいて、すごく大事にしているんですけど、そのお姉さんや仲間を守るために、武力でなく、知恵を使って戦うツムギという役を演じます。」
── 小野くんにとって「双牙~ソウガ~」シリーズは3作目の出演になるのですが、出演を聞いた時はどう思われましたか?
小野「すごく嬉しかったです。今回はスピンオフということで、今まで描かれていない自分たちで考えていた過去の生い立ちなどが明らかになるので、嬉しかったですね。」
── 台本を読んでいかがでしたか?
小野「僕に関して言えば、シュリノスケがどうしてツムギといるか分かる部分があるので、なるほどと納得するところが多かったです。」
── 現場に入ってすぐにシュリノスケになれましたか?
小野「演出家さんたちには少し演じたら「あっ、シュリだね」って言ってもらえたので、良かったです。勘で戻ってくるんでしょうね。」
── 意外にも初共演ということで、お互いの印象はいかがでしたか?
佐藤「小野くんより年上の仲のいい人には“弟っぽい”って聞いてましたけど、僕の中では小野くんは先輩だし、「なんで弟?」って思っていました。実際に今、稽古をしていて、大人だなと…。小野くんは『双牙~ソウガ~』シリーズを2回やってきて、別の人のツムギのイメージがあると思うんですけど、でも「こうすれば」ってアドバイスはくれるけどこうしてほしいって要求はないし、僕に合わせてシュリノスケをやってくれるので、素敵だなと思いました。怖い人じゃなくてよかったですよ(笑)。野望としては、今回のツムギとシュリノスケが良かったなと思ってもらいたいです。初めて見る人もいると思うんですけど、いいコンビだねと言われたいです。」
小野「僕はまだ佐藤くんが事務所に入ってすぐの頃に、レッスンを一緒に受けたことがあるのですが、最初のイメージが“会話することのできないぶっとんだ生まれたての子鹿”で。そのレッスンには何人かいたんですけど、さとちゃんは強烈でしたね(笑)。いろんな作品に出ていることは知ってたので、共演することが決まって楽しみにしていました。昔の印象とはだいぶ変わりましたね。上から目線ではないですけど、「あのさとちゃん?」って、犬の成長を見ているみたいです(笑)。犬って1歳ごとに成長が大きいじゃないですか?今までのツムギを見ていますが、今回のツムギはさとちゃんらしくて、すごく好きですよ。」
── 実際、先輩である小野くんはどんなアドバイスをするのですか?
小野「単純にやりづらそうな部分に「こんな感じでやったらどう」的なアドバイス出す感じですかね。」
佐藤「所作で口上を言うシーンがあるんですけど、動きがおろそかになっていたところを見て「こうやれば」ってアドバイスくれたりしました。」
── 実際にアドバイスを受けて、佐藤くんに変化はありましたか?
小野「実はまだ稽古で見ていなくて…。」
佐藤「今日この後そのシーンの稽古があるのですが、悩んでるんですよ。難しいです。でもアドバイスをもらったことでちょっとだけ変わりましたね。ちょうど今“わー”ってなっている時期です(笑)。でも、稽古は楽しいし、少しずつ見えてきているから悩んでるけど、焦ってはいないです。」
── 今回は時代劇ということで、ならではの大変な部分はありますか?
小野「刀は他の舞台でも経験があるので、そうでもないのですが、所作はやっぱり大変ですね。座り方一つで雰囲気が全然違うので…。僕はそんな時代劇チックな役じゃないので、あまり苦労はしていないのですが、周りの方を見ていると女性の着物さばきとか、本当に大変だと思いますよ。」
佐藤「台詞はそこまで時代劇ではないですけど、所々、難しい部分もありますね。あとはやっぱり所作が難しいです。」
小野「今までの『双牙~ソウガ~』シリーズの中で、今回が一番、時代劇っぽいですね。台詞自体はラフだけど、難しい部分もあります。」
── この舞台に入る前に準備したことはありますか?
小野「僕は3回目なので、特にないです。前のDVDをちょっと見返したり、台本読んでみたり、そのくらい。直前まで舞台をやっていたので、稽古の準備する時間はあまりなかったですね。」
佐藤「僕もDVDを見たくらいです。気になったので。」
小野「えらいね。DVD見たんだ。自分はあまり見たくないなって思うから、見る人ってエライなって思います。」
── 今回の台詞覚えはどうですか?
小野「僕はすぐ覚えられました。作品によって覚え方も違うんですけど、今回は何回か読んでたら自然に覚えました。台本を持ってシーンの稽古をつけるときに1回やるとだいたい覚えますね。」
佐藤「僕は、今回は本当に覚えられないです。覚えてるんだけど、かんじゃうし、まだ慣れないですもん。基本、みんな仕上るのがすごく早いんです。家でもやったけど、それより現場で何回かやって覚えた感じです。」
── この舞台の見所はどこだと思いますか?
小野「『双牙~ソウガ~』を知っているはすっきりすると思います。あとはツムギが新しくなったことが見所ですね。シュリノスケとしては、今回は正義感の強い役なので、ツムギとの掛け合いは見所かな。あと一発目の豹変する部分にも注目してほしいです。」
佐藤「初めて見る人にもわかりやすく親切な内容になっていると思います。時代劇なんですけど、日本の時代劇とは違う異国のラフな部分と日本っぽい時代劇っぽさが混じっていて楽しめると思います。僕としては、前回の舞台は前面に気持ちが出て体を動かして表現する感じだったんですけど、今回は心に秘めて、いろんな考えが巡っている気持ちがあるので、みなさんにその部分が伝わってほしいです。今回は大人のキャストの方との共演シーンも多くて、若手だけで出るシーンが唯一ツムギとシュリノスケのシーンなので、頑張りたいですね。」
── 舞台出演が多いお二人ですが、今後、こういう作品に挑戦したいというのはありますか?
佐藤「やっぱり刀持って戦いたいですね。今回は刀を持つシーンがなくて、やっぱり刀持ってるとかっこいいですし、置いてあるとつい持ちたくなるんです。弱い役でも持っていると気持ちもあがるみたいなので、ぜひ挑戦したいです。」
小野「役じゃないですけど、声優に興味があります。以前、朗読劇にも挑戦したんですけど、本当に難しくて。でもやりがいがあったので、声の仕事とかしてみたいです。」
── 最後にみなさんへメッセージをお願いします。
小野「『双牙~ソウガ~』としては、スピンオフでゼロに戻るんですけど、軸になる部分なのでしっかりしないとだめだと思います。あとは僕と石倉(良信)さんが3回出ている経験者なので、稽古場でも本番でも雰囲気作りをしていけなければいけないですし、それが今回の一番の役目だと思っています。『双牙~ソウガ~』シリーズは間違いなく期待していい作品だと思うので、ぜひ観てほしいです。」
佐藤「知っている人は多いに楽しんでもらえる内容ですし、知らない人もこれが「双牙?ソウガ?」なんだと思ってもらえるように演じていきたいです。キャラクターが本当に魅力的で、この人はこういう考えがあるからこういうことしちゃうとか、こういう戦いしちゃうとか主要キャタクラーみんなに見所があるので、観ていて飽きないと思います。自分自身も楽しんで、パワー全開で広い劇場に届けたいです。」
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トライフルエンターテインメントプロデュース『双牙~ソウガ~零』
2013年11月13日(水)~17日(日)シアター1010にて
演出・脚色:きだつよし
脚本:羽仁修
領土は小さいが豊かな経済力を持つ椎名家は、隣国・九条家からの侵略の恐怖に晒され常に緊張状態にあった。
しかし九条家の国主の弟・ナリアキと椎名家のユズハ姫の婚姻が決まり、国内にも安堵の空気が流れ、国民達もお祭り騒ぎに酔いしれていた。
そんな中、デンベエやその弟は九条家を疑い警鐘を鳴らすのだが、誰にも取り合ってもらえず孤立を深めていく。
そしていよいよ婚姻の日が近づき、大軍に警護されながらナリアキがやって来る・・・。
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