STAGE
2014年9月25日更新
放送1000回、20周年を迎えたフジテレビ『はやく起きた朝は…』は、今や国民的長寿番組だ。番組開始から変わらぬメンバー・磯野貴理子、松居直美とともにMCを務めている森尾はこれまでを振り返り、「“気楽な感じで”続けていたらここまで来た」と、肩肘張らない笑顔。その舞台版『はやく起きた朝は… オンステージ2014』の幕開けも間近に迫った収録スタジオで、舞台に向けての気持ちを語ってもらった。
“見たい”と言って頂けるうちは続けていこうと。
気張らず、気取らず、普段の感じでね。
── まずは何と言っても番組放送1000回! 素晴らしいですね。
「1000回って、言われるまで気づきませんでした(笑)。凄いですよね。でも去年が20周年ということで番組のことをいろいろ思い返す機会もあったんですけど、ホントにね、もう全然覚えてないんですよ(笑)。特にステージは毎回必死って感じなので、内容に関してはお客様のほうが覚えてくださってるんじゃないかな。だって、今回もそうでしたけど、いつもみんなで“去年はなにやったっけ?”って、前回を振り返るところから始めますから」
── 生のステージはやはりスタジオ収録とは違う緊張があるんですか?
「そうですね。でも、基本的にはスタジオでおしゃべりしている雰囲気は壊したくないなって思いますし、やっぱりチケットを買って観に来てくださる方に“来てよかった”って思って頂かなくちゃとは考えてます。それに、私たち3人の感謝の仕方ってやっぱり“一緒に楽しく”っていうことだったりするので、お客様に声を掛けて頂いたり、こちらの問いかけに拍手で応えて頂いたり。あと、結構お客さんにもふったりするのでね。事前にトークのネタになるアンケートを書いて頂くんですけど、“これ書いた人?”って言うと臆せず“はい!”って手を挙げて参加してくださって。そういうの、嫌いじゃない人たちが集まっている空間なので、なるべく直接的な交流は心がけています」
── 今年の内容は…。
「毎年“なにやりたい?”って聞いて頂くので…とは言っても、私は別にやりたいことないんだけれど(笑)、2人がやりたいこととかとバランスを取りながら構成していく感じですね。去年は大きなくくりで“ありがとう”というテーマを立てて、今年はそれを受けてさらに前向きに“明日に向かって”というテーマでいろいろ決めています。今年上半期に流行ったモノとか、日常的な目線でのショートコントとか。明日からお稽古に入るんですけど、最近は“怪我のないようにね”がみんなの合い言葉になっていて(笑)。昔はおまけのように言っていた言葉だったのに、今ではそれが一番大事。そういう年齢になったんですよね。去年歌のコーナーで、ももクロをやったときも、私は“絶対にドン引きされるからヤダ!”って言ったんですけど(笑)、お客様は“あの歳でやってるのが凄い”“ホントによく頑張ってるよね”って…からかいじゃなく、ホントに心から“よくやってるよ”と褒めてくださった。そういう声を聞くと、やってよかったなぁ、一生懸命やってることってやっぱりちゃんと伝わるんだって実感しました。ももクロ、稽古場ではもう30分も動いたらヘトヘトで、休憩しながらやってたんです。でも本番に入ったら最後はアンコールで3回続けて踊れちゃったりとか、まだまだ成長ってあるんだなぁ?って感動しました。それにお客様を前にすると自分が持っているモノ以上の力が出るというか、疲れも充実感。気持ちいい疲労になりますし」
── 番組ファンの方、会場にも来てくださる方々、みなさん近い世代だったりしますからね。おそらく3人の頑張りがそのままお客様のエネルギーにもなっているのでは…。
「ステージをやってみて分かったことがいろいろあるんですけど…開演時間もそのひとつで、以前はお仕事帰りの方が多かったので夜の時間帯がメインだったんです。でも段々とママ世代も増えて来て、そうするともう少しお昼寄りがいいよねって、始まりをスライドさせて…もはや明治座化してますよね(笑)。あと、以前赤ちゃんを連れてきてくださった方が、赤ちゃんが泣くから外に出ようとしたら私たちが“そのままでいいよ?”って。“あのときの子がいまは何歳になりました”なんて言って頂いたり。私たち3人も番組を続ける中でいろんな人生の変化があって、それでもなんとかかんとか乗り越えて今、ハッピーな気持ちで一緒にお仕事できてるわけですよね。私がアメリカで生活したいと相談したときも、プロデューサーさんが“仕事をしているから行けないとか、仕事をしているから出来ないって考え方はしちゃダメよ。プライベートと仕事、どっちも大切だし、バランスを取りながらそのときそのときの優先順位で考えて、その考えをちゃんと宣言しちゃえばいいんだから”と、アドバイスをくれました。それでアメリカへ行って、“じゃあ番組にもなにかアメリカの面白い話題ちょうだいね”とか。この20年間、そうしてプライベートの変化もうまく番組に取り入れて頂いてきましたし、視聴者のみなさんにも同じように様々な時が流れていて。あ、でもそもそもこの番組、3ヶ月の予定で始まったんですよ」
── そうだったんですか!
「はい。だからみんな気楽な感じでやっていて…逆に最初から20年やろう!なんて思ったら、息切れして続けてこられなかったと思います。スタッフさんもずっと同じメンバーなんですよ。その中で20年。今みたいなスタイルに辿り着いたのも、なんとなくやりながら考えながら続けながらの賜物です。最初は勢いで。で、舞台的にはちょっと一度お休みをいただいて、そのインターバルがあったからこそまた新鮮な気持ちで再開できたというところもありました。それでも、そこでフェイドアウトせずにまた続けられたのが凄いんだけど」
── 愛されてる番組ですから。朝、ふとテレビをつけるとそこに3人がいる安心感。日常に根付いた存在なんだと思います。
「だからね、今となってはもう自分の理由…歳とってきてしんどいとか(笑)、そういうことでやめたらいけないのかなって。“見たい”と言って頂けるうちは続けていこうと。気張らず、気取らず。普段の感じでね」
── 舞台も同様に。
「…どうかなぁ。でも、できるうちは頑張りますよ(笑)。私はともかくステージ上での2人の臨機応変さや度胸強さはホントにすごいので、私は毎回勉強させてもらってますし。舞台は短期集中で仕上げていくんですけど、去年も着ぐるみが初日前日にあがってきて…直前までこだわって調整するので、それを着る貴理子さんは本番中のステージの上で新しい動きを見つけたりするんですよ! で、そのまま勝手に返し稽古を始めたりして。まさに出来たばっかり!っていう、フレッシュな感じのステージなんです(笑)。そういうのを見ているとお客様もですけど私自身もすっごく面白くて、出ながらにして楽しんでもいます。ステージなのに、3人ともほぼ普段のまんま。だから“日常に疲れた”とか、“なんかちょっと不満があって…”なんてときにぜひ『はやく起きた朝は… オンステージ2014』に寄って頂いて、ここで一回心をリセット、リフレッシュして帰った頂けたら嬉しいです」
Writing:横澤由香
「スターダストWEB」にてコメント動画配信中! 詳しくは、フューチャーフォンorスマートフォンからアクセス!! http://stardust-web.mobi/ |
『はやく起きた朝は… オンステージ2014』
2014年9月26日(金)~10月2日(木)シアター1010にて上演
松居直美、磯野貴理子、森尾由美の3人が、視聴者からの不平、不満、グチをもとに楽しいおしゃべりを繰り広げるフジテレビの人気トークバラエティ『はやく起きた朝は…』が、番組20周年&放送1,000回を記念して、コント・トーク・歌謡ショーと盛りだくさんな内容でお贈りするオンステージ公演。
▼公式サイト
http://www.fujitv.co.jp/events/stage/hayaasa2014/index.html
『はやく起きた朝は…』
フジテレビ 毎週日曜06:30~07:00
朝の雰囲気に合う「笑える話」「ためになる話」が満載。また、手軽にできるアイデア料理や、巷に流れる気になるワードの数々、そしてさまざまな種類の占いなど、知って得するおもしろ情報をお届けします。おなじみの3人が、相も変わらずにぎやかに身近な話題で盛り上がります!
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