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2013年5月23日更新

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641日間の兵役を終えて帰ってきたK。復帰後初のミニ・アルバム「641」は、2年間の彼の心の成長、変化を歌にしている。自分探し、焦り、怒り、そして今ここにいることへの感謝。すべての思いを「641」にたくして。。。

新たなる扉を開き、Kの第2章は始まる。

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── 人は学ぶべき時に、学ぶ場所が与えられるように2年間の経験によって、Kはアーティストとして新たな一歩を踏み出し、第2章をスタートさせた。そんな彼が軍隊で学び、得たもの、そして心の変化を隠すことなく話した。

「あせりはありました。知り合いのアーティストがデビューしたことを知った時、自分だけが閉じ込められて、動きができなくて、焦ったり、悩んだり、うらやましいとも思った。でも、悩んでも答えがでない場所にいたわけで、だから今は、軍の中でみんなと共に動き、誰かが遅れたら、その子と一緒に歩いたり、ここでしか出来ない、一緒に力を合わせてやることを学ぶ時期なんだって切り替えた。2年後はまた競争社会の中に身を置くわけだから、今大切に思うことをやろうと思った。最初は落ち込むことはあったけど、一人で考えている時間が少ないんですよ。一人の時間は、寝る前とか、トイレにいる時ぐらい。。。しばらく無口になってしまう時間。。。」

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── 日本の音楽シーンから軍隊へと変わる生活の変化。個性とクリエイティヴな世界観を尊重する場所から、軍の一員としての共同作業、先輩後輩の規律の厳しさ。。。想像すらもできない時間を過ごしてきた。そんなKには、自分をマイナスな状況から抜け出る秘策がある。それは今も続けられている。

「僕はベッドの横に小さなデス・ノートをおいていて、ムカついたことをバーッと書きだす。最終的にはオレが悪いかもって、終わるんだけど。ハングルでも日本語でもグチャグチャに書く。振り返って読もうとしても自分でも何を書いたのかわからないぐらい。ただ書いているときはすごく気持ちいい。寝ようとして、イライラが始まったらパッと起きて書く。朝起きて、リヴィングに座って、ムカついたらベッドに戻って書く(笑)。これは、反面歌詞先行で曲を作る時、何でも吐き出そうというトレーニングにもなった。そのまま歌詞にならなくても、何かの導入になっているはず。僕、バタンキューがなくて、どんなにお酒を飲んでも、寝る前にはしっかりシャワーを浴びるタイプ。そして朝も浴びます(笑) 僕にとって夜は大事な時間です。」

── ミニ・アルバム「641」には、自分探しの旅をスニーカーに例え、自分が戻れる場所をピアノにたくし、初の自己発信の作品に仕上げている。表現者としてステップアップしているKは、自分自身の変化をどのように捉えているのだろうか?

「自分はポジティヴと言っていたんですけど、最近はそんなにポジティヴじゃないような気がして。。。たまにですけど。以前は人に会った時、すごく疲れてた。何で疲れているんだろうと考えた時に、頑張りすぎていた自分がいて、明るく見せて接っしたり、前向に生きている人に見せていたことがよくあった。いい人に見せたかった。軍の中では、まったくそういうのが必要なくて、社交辞令もいらなくて、それがラクだった。そしてコミュニケーションをしなければいけない時には、どんどん意見を言う。それが気持ちよくて、これが本来の僕なのかもしれないと思えた。軍では自分自身でいられることを学んだ。以前あった人に、今あったら変わったね、と言われるかもしれない。あのころは、壁を作っていたし、Kでいなきゃっていうものがあったから。」

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── ミニ・アルバムの発売と同時に、幻冬舎より初のエッセイ本「幸せを数える。」が出版される。軍での経験によって生まれた音楽とそれを言葉で綴った本をきっかけに第2章のKが動き始めるわけだ。

「当たり前のことに気づいていく。これが本のテーマ。生きているだけで、座っているだけで、どれだけ幸せかを戻ってから感じた。最近何もかも結構嬉しい。手をポケットに入れられる幸せ、作品を出して、それに興味を持ってくれる人がいてくれる幸せ。。。もちろん、仲間の中では、軍での経験を苦しかったものとしてしか残らない人もいたけれど、これは感じ方なのだと思う。どういう風に感じられていくか。僕のデスノートには、いろいろなネガティヴな言葉が書きなぐっているけど、そのあとの考え方でプラスになっていくのだと思う。本のタイトルにもなった「幸せを数える。」でも歌っているのだけど、幸せに気づくということは、すべてが幸せなのではなく、悲しみもあった上で、幸せをさらに幸せに感じるということ。戻ってきて仕上げた1曲です。」

── MVが話題になっている「ハラボジの手紙」。Kのおじいちゃんとおばあちゃんの実話。いつも怒っていて、おばあちゃんに優しさを見せたことがなかったおじいちゃんが亡くなったおばあちゃんに綴る手紙が題材になっている。男の人のロマンチズムであり、ごめん、ありがとう、会いたい、そんなシンプルな言葉がもつ力と愛をあらためて感じさせてくれる。

「韓国語をタイトル、歌詞の中に入れたのは初めて。別に「おじいちゃんの手紙」にしてもよかったし、ケナリを日本語にしてもよかったんだけど、僕のアイデンティティとか、なぜ僕がここに存在しているのかという、そういうものを歌うたびに教えてくれる曲。韓国語のほうが説得力あるかなと思って。(筆者MV見た後に感極まってすぐにやったことがある、という話をすると)えっ、風呂掃除?ハンカチ出したんじゃなくて?いや~風呂掃除といえば、最近泡でシューシューするやつを使っているんだけど、なかなか垢がとれなくて。軍隊の時に、トイレ、風呂掃除の担当をしていた時、先輩からハミガキ粉をぬって、歯ブラシでこするといいと言われ、やってみたらすごくおちてピカピカ。ハミガキ粉には白くする成分がはいっているから。軍隊の豆知識でした~(笑)」

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── 「641」の中には、Kの音楽ルーツを感じさせる楽曲「What’s your problem?」がある。デモの時点で初めて聴いた時、Kというアーティストの持って生まれた感性の凄さを、この楽曲を通して感じた。言葉も強く、新しいKの誕生だ。

「一緒に曲を書いたのは、LAで5年間ミュージシャン活動をしていたMiz。最初はリフを作ろうと思って始めたんだけど、僕にとってリフから曲を作るのは初めてのことで、チャレンジだった。で、このリフおもしろいからメロをつけて。。。とやっているうちに曲として仕上がったんだ。歌詞は僕が2年間書いてきたデス・ノートに近いもの。性格的に誰かに不満をもってもすぐに言わないタイプなので、これでガツンと吐き出した。ファンキーな音は今後僕のスタイルに取り入れていきたいと思っていたし、僕がやりたかったことのひとつでもあるんだ。昔の音が好きな知り合いのアーティストに聴かせたら、どんどん遡ってますね、と言われた(笑)。きれいな打ち込みの中で、あえて昔っぽい音を探して、昔のフィルターを通してレコーディングするのが大好き。」


進化していくKのスタイル。クリエイティヴな彼の音楽センスと人を感動の渦に巻き込む歌声は、2013年、さまざまな形で表現されていく。これはほんの序章に過ぎない。ちなみにファンのみなさまが気になるKのニューヘアースタイルについては、前髪は切らず「男らしさを追求」がテーマだそうだ。

Writing:今泉圭姫子

「スターダストWEB」ではコメント動画を配信中!
詳しくはフューチャーフォンorスマートフォンからアクセス!!
http://stardust-web.mobi/

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INFORMATION

ALBUM

ミニアルバム『641』
5月29日発売

初回生産限定盤 2,800円(税込)
[CD+DVD]
■CD(6曲+ボーナストラック「Director's Cut」入り)
■DVD(「ハラボジの手紙」ミュージックビデオ+メイキング)

amazon.co.jpへ


通常盤 2,000円(税込)
[CD]

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【収録曲】
01. 641
02. ハラボジの手紙
03. My Piano
04. スニーカー
05. 幸せを数える。
06. What's your problem?


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初回生産限定盤/SRCL-8272~SRCL-8273


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通常盤/SRCL-8274

BOOK

K 初の書籍『幸せを数える。』
5月24日発売

幻冬舎 1,365円(税込)

2012年10月、韓国での641日の兵役を終え日本での音楽活動第二章をスタートさせたK。今後の音楽活動の新たな原点となった兵役での日々で得た成長と人生の気づきを綴った今作。

・寒ければ、ポケットに手を突っ込めること。
・書きたいことを書けること。
・毎日、歯を磨けること。顔を洗えること。
・行きたいときに、清潔なトイレに行けること。
・愛する人を守るために戦うことの意味を知れたこと。
・手紙を、何度も読み返すことの幸せ。
・きれいに洗濯されたものを、いつも身につけられること。
・携帯電話が、自由に使えること。
・好きなときに、足が組めるということ。
・どんなやつでも、そばにいくと体温は温かいということ。
・一本のハーモニカで、人を笑顔にできるということ。

普通の日常は、たくさんの小さな幸せで満ちていることが実感できる、心震える一冊。

★ご購入はこちらから!

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LIVE

『live K 2013』

2013年6月1日(土)東京・中野サンプラザ
開場 17:30/開演18:00
料金 6,000円(全席指定・税込)
問合せ H.I.P. 03-3475-9999
SOLD OUT!

2013年6月6日(木)大阪フェスティバルホール
開場 18:00/開演19:00
料金 6,000円(全席指定・税込)
問合せ キョードーインフォメーション 06-7732-8888

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