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山田孝之 ドラマ特別企画「破獄(はごく)」記者会見!

山田孝之出演、テレビ東京ドラマ特別企画「破獄(はごく)」記者会見が、4/5(水)テレビ東京にて行われ、ビートたけしさん、吉田羊さんとともに山田が出席した。

同作は、読売文学賞を受賞した吉村昭の同名小説(新潮文庫刊)を、脚本・池端俊策、監督・深川栄洋で30年ぶりにドラマ化。脱獄阻止のエキスパートであり、監獄の守り神として絶対的自信を持つ看守部長・浦田進と、緻密な計画と大胆な行動力、そして無尽蔵の体力を武器に、犯罪史上未曾有の脱獄を繰り返した無期懲役囚との奇妙な共生関係を通して、「命とは何か」「生きるとは何か」そして、「人と人の絆とは何か」を描く、究極の脱獄&追跡エンターテインメントとなっている。

震災で妻と子どもを失い、生きる張り合いを無くし、脱獄阻止だけに命を燃やす一人の看守・浦田進(ビートたけし)。そんな彼の前に現れる一人の無期懲役囚の、無尽蔵の生命力と、「何があろうと生きてやる」という圧倒的なまでの意思は、時に看守を苛立たせ、やがて大きく突き動かしてゆく……。戦前から戦後にかけた、人情派看守と天才的破獄犯の闘いが始まる!

山田は、監獄の守り神として絶対的自信を持つ看守・浦田進と対決する犯罪史上未曾有の脱獄を繰り返した天才的脱獄犯・佐久間清太郎役を演じる。

会見に出席した山田は、同作への出演について「脱獄犯の役だったので、基本的に牢屋の中にいるか、逃げているかだけで、シンプルだったのですが、意外と役作りの面でやることが多くて大変でした。いろいろとタイミングなどを考えるとやって良かったなと思っております。」と語った。

役作りで苦労した点については、「やることはいっぱいあったんですけど、あまり大変な話をしても、僕は大変だったんですけど、人によっては大変じゃないこともあるので、別にそんなの大変じゃないよ、と思われるのもなんか嫌なんですけど…。」と前置きをしたうえで、「まぁ、トレーニングをしたりとか、肌を焼いたりとか、津軽弁の練習をしたりだとか、いろいろあったんですけど、方言が一番大変でしたね。あと、体に金をかけたなぁと思いました。トレーニングとか日焼けとか。タダではできないですね、短期間だったので。(MC:裸のシーンも多かったですよね?)そうですね。網走のマイナス10度の中、ふんどし一枚はさすがにキレそうでした。」と率直な心境を明かし、会場の笑いを誘った山田。続けて「最初に資料をもらって、佐久間がどういう人なのか聞いたときに、皆さん“超人”だっておっしゃってたんですけど、超人だと思ってしまうと演じられないので、やればできることしかやっていない、あくまで普通の人間なんだと僕は捉えて演じていました。」と話した。

満島ひかりさん演じる佐久間の妻・光(みつ)は、無期刑囚となった佐久間を一途に待ち続けるという役どころ。佐久間自身はどのような気持ちだったと思うかと問われると、「全く同じ気持ちだったと思っています。牢屋の中にいるシーンとか、脱獄して走っているシーンとかもそうなんですけど、基本的に考えているのは妻のことだけで。僕が撮影期間中に一番台本で読んでいたのが、光と浦田の会話のシーンで、感情があふれるところも、そこをずっと読んでいって、“これだけ待っている人がいる。思ってくれている。その人のところに何とか行かなきゃ”ということを一番にやっていました。光と同じシーンはワンシーンかツーシーンぐらいしかなかったんですけど、お会いしたときは通じ合っているなと思いました。」と語った。

撮影中印象に残っているエピソードについては、「長野でのロケのときに、すごく遠くから僕が雪の中を走ってきて、レールに乗ったクレーンでずっとフォローしていて、最後歩いていくところまで数分間のカットを撮ったんです。試写を見たら途中で別のカットも入っていたので、あまりそうは見えないんですけど。その数分間ずっと雪に触れていた状態で凍傷になって、左手薬指の先の感覚がずっとないんです。そんな使わない指なのでいいかなと思いつつ、これからもテレビ東京でやりたいことがまだまだあるので、そういうときにこれを武器として、訴えない代わりに、僕の左手薬指の感覚を奪いましたよね、と言えば、ある程度のことはやらせていただけるかなと思っております。」と話すと会場から笑いが起こっていた。

ドラマ特別企画「破獄(はごく)」は、テレビ東京ほかにて4/12(水)21:00~放送。
ぜひご期待ください。
(敬称略)

■ドラマ特別企画「破獄(はごく)」
4/12(水)21:00~
テレビ大阪、テレビせとうち、TVQ九州放送
公式サイト
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