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常盤貴子 主演ドラマ「ビューティフル・スロー・ライフ」取材会見&クリスマストークショー!

常盤貴子主演ドラマ「ビューティフル・スロー・ライフ」の取材会見&クリスマストークショーが、12/22(火)千代田放送会館にて行われ、スタッフ・キャストと共に常盤が出席した。

同作は、看板女優の「彼女」(常盤)と、彼女にひそかに恋焦がれていた劇団の小道具係の「彼」(北村一輝さん)が愛を育み、子どもが生まれ、すれちがいを乗り越え、やがて妻へ最期の贈りものをするまでの物語。エピソードを象徴する『出来事』が起きた瞬間から映像がスローに切り替わり、マエストロ(小日向文世さん)の指揮によるフルオーケストラのオリジナル・シンフォニーの演奏にあわせて物語が進行してゆく。

トークショー前に行われた取材会見で常盤は、「渡された企画書に大きな字で“4K”と書かれていたのにもかかわらず、撮影が始まってからスタッフが教えてくれた話によると、放送は2Kのみという事がわかったのですが、お客さんが4K映像を想像しながら見なければいけない初の試みでいいのではないかと、今はスーパーポジティブに考えています。」とコメント。

自身が演じた役柄と撮影について、「舞台女優という設定だったのでプレッシャーでした。本当の事を言うと、24日は皆さんどこかへ出かけて下さいと思うくらい日本中の演劇関係者に見てもらいたくないとすら思っています。舞台シーンでは、名作をかいつまんでやらせて頂いているのですが、もちろんドラマですから舞台稽古の時間もないですし、自分の想像で“そのシーンだったらこうやるんじゃないか”という風に作っていったので、本当に申し訳ない限りです。でも素晴らしいメイクさん、衣装さん、照明やセットとか全て、時代が流れていく様を上手く監督が撮って下さったので、以外と年代を踏まえているように見えます。たった49分の中でこんな風に作れるんだなという驚きがありました。私の努力は全然足りてないなと思うのですが、“皆に頼って良かった”という発見でもありました。」と振り返った。

また、北村さんとの共演について質問され、「私にとっては、大河ドラマで以前ご一緒しているので、完全に“殿”です。今回もお会いする時に緊張してしまったのですが、“殿”と夫婦の役をやれるように私もなったんだなと、嬉しく思いました。久々にお会いしたら笑顔が可愛くて、優しくて、とても幸せな時間でした。」と話した。

撮影時の印象的なエピソードについては、「驚いた事なのですが、北村さんがちょっとした動作の練習をされていたんです。放送で言ったら一秒にも満たない一瞬の動きなのに、普段のスムーズな動きに見える様に何度も繰り返されていました。やるようでやれない事だと思いますし、側で見て勉強させて頂きました。」とコメントした。

その後のクリスマストークショーで、スローシーンについて聞かれ、「こんなにスローシーンが多いとは思っていなかったですし、撮影は大変でした。卵のシーンでは何回撮り直した事か(笑)。今年は私、卵とスローの組み合わせが多いんです。コマーシャル(ミツカン『金色昆布つゆ』のCM)でも、下からカメラが撮っている所に卵を割って、“黄身、白身の順番で落ちないとダメだ”と言われて、スローでなければ分からない事なのに大変だなと思いました。」と語った。

さらに、スロー映像でのフルオーケストラの音楽がある上での撮影について、「音楽は重要でした。例えば“このシーンは7秒で”というリクエストがあり、録音部の方がまず音楽を聞かせてくれるんです。1カットならまだしも2カットトータルで7秒に収めなければならなくて…。ぜひ放送を見て頂きたいのですが、産気づくシーンは7秒ですのでカウントしてみて下さい。」と明かした。

また、海辺のシーンを18倍速(1カット:12秒間/5000コマ)で段々と笑顔になっていく演技をする際の撮影を振り返り、「テスト撮影で、思ったより早くカットがかかるのでもっと急いでやらなければいけないんだっていう感覚で演じました。普通のドラマですと、気持ちを作って一個一個の気持ちを消化できますが、今回はそれを考えていると終わってしまうので、わりと回転を早くして演じました。人生ってそんなもので、気持ちを踏んで踏んで踏んで、ではなくて結構一瞬の物だと思うんです。同時にいろいろな事を考えたりもしますし、まさにそのものだなと思いました。」と心境を含めてコメントした。

そして、フルオーケストラとマエストロについては、「中学生時代は吹奏楽部に所属していたのですが、指揮者の指揮棒にグッと集中する感じとかがたまらなく好きなんです。楽器を演奏する人たちは、指揮者のちょっとした動きに合わせますから、指揮者が駄目だと全くグダグダになってしまいますし、しかも小日向さんはプロの演奏者の方々へむけて振るなんて、とても怖かったと思います。」と思いを語った。

同作に登場する名前も出てこない『彼』と『彼女』の夫婦関係と同作の楽しみ方について、「『彼』はすごく優しくて、こんなに愛されて良いのかしらって思うくらいでした。女性はたまらないと思います。結局、誰の走馬灯なのかというと、私の場合は“私から見た彼”という存在で『彼』の良い部分ばかりを見ていますし、逆に彼は『彼女』の良い部分をピックアップして走馬灯として見ていると思うので、人によって違う見え方があるのではないかと思います。その時に、自分の人生の走馬灯でどういう所を見たいかな、どういう所を見るのかという風に考え出すと面白くなってきます。走馬灯が49分かかるとしたら、私がどこを見るか選んでおきたいなと思いました。」とアピールした。

最後にご覧になる方へ向けて、「音楽も演劇要素も重なって何層にもなっているドラマなので、見て得した気分になれるかと思います。4Kで撮ったものが見られないというのは、今しかない良い時期だと思いますので4Kを想像しながら、そしてクリスマスに相応しいリッチな気分になってもらえたら嬉しいです。ぜひ見て下さい。」と見どころをふまえてメッセージを送った。

クリスマスイブに贈る、美しい人生の物語。ドラマ「ビューティフル・スロー・ライフ」は、12/24(木)22:00~22:49 NHK総合にて放送。
ぜひご覧ください。
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