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6月5日放送スタートの「オトナの土ドラ」シリーズ第34弾「#コールドゲーム」で、偽装家族の息子・木村大輝役を演じる結木滉星。隕石衝突によりマイナス45℃の氷河期に襲われた地球を舞台に繰り広げられるサバイバルを完全オリジナルストーリーで描く。成し遂げたい復讐心を秘める、ミステリアスなキャラクター役に挑んだ結木に、ストーリーの印象やキャラクターへのアプローチ、撮影現場の思い出や、作品の見どころを聞いた。

サバイバルストーリーとしても楽しめますが、人間ドラマとしても見どころたっぷりです

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―― 台本を読み「世界観に入り込める楽しさ」を強く感じたという。

「フィクションの世界をオリジナル脚本で描いていて、展開のおもしろさはもちろん、自分の好きなテイストだったので「先が気になる!」とワクワクしました。大輝は“復讐”というはっきりとした目的があるキャラクターです。これまで演じたことのないタイプだったので、撮影前からすでにやりがいを感じていました」

―― 極寒の避難所で女性人気ダントツのイケメン青年でありながら、成し遂げたい復讐心を秘めているという二面性のある大輝の内面にカッコ良さを感じたそう。

「身体能力も抜群でイケメンでモテモテという設定なので、もちろん外見もカッコいいキャラなのですが、男目線で見ても男らしさを感じる部分がありました。人の気持ちが分かる男だし、若さゆえ大切な人のために“復讐”という道を選びますが、男気があってかっこいいと思いました」

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―― 現場では千葉行利監督と入念なすり合わせを繰り返し、大輝というキャラクターを作り上げていった。

「千葉監督とは3回目のお仕事ですが、ガッツリとご一緒するのは今回が初めてでした。僕の考えや気持ち、演技プランなども細かくお話しして、一緒に作り上げていく形で撮影が進んでいきました。とても複雑なストーリーですし、大輝は復讐心を秘めた2面性のあるキャラクターなので、他のキャラクターとの関係性や気持ちの変化など細かくすり合わせしていきました」

―― “偽装家族”が本当の家族のように思える瞬間があったと振り返る。

「小道具のトランプで遊んだり、いろいろな話をして、カメラが回っていない時もとてもいい時間を過ごしました。母親役の羽田美智子さんはとても明るくて、優しくて、魅力的な方で、そこにいるだけで現場がすごく和むんです。羽田さんは、過酷なストーリーを撮影する現場において、とてもありがたい存在でした。父親役のやす(ずん)さんはひとりごとが多くて。その内容がおもしろいのでもっと話したいという気持ちになります。4人でいると自然と会話が生まれて、“偽装家族”という設定ですが、本当の家族のように感じる瞬間はたくさんありました。撮影中はほぼ毎日会って、一緒に過ごしていたので、クランクアップ時には「明日から会えないのか」と寂しく感じていました」

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―― 見どころたっぷりの作品で大輝の注目シーンを教えてもらった。

「いい意味で期待を裏切る展開の連続で、見どころだらけの作品です。大輝としては、彼の二面性、感情の変化に注目してほしいです。復讐相手に感情を爆発させるシーンでは、大輝の熱い思いが伝わってくるし、それまで見せなかった大輝の新たな一面が見られるはずです」

―― 大輝役は難しかったが演じ甲斐があったと目を輝かせる。

「ここまで二面性のある役は初めてでした。2年くらい前までは、制服を着る役も“ギリギリいける”と思っていましたが、27歳の今、いろいろな作品に関わる中で、嘘がつけない、言い訳が効かない年齢になってきたと実感していたタイミングで、難しいけれど、演じ甲斐のある役に出会えたのは、とてもありがたかったです。何より芝居をするのが本当に楽しくて。今まで以上に、いろいろと考えながら役と向き合いましたし、“芝居をしている”という感覚がすごく強かった気がします」

―― 作中のようにサバイバルが必要な状況になったら、どんな家族構成で臨みたいか聞いてみた。

「僕自身、生き残りたいし、諦めることは絶対にしたくありません。でも、サバイバル能力、生き抜く知恵が働くタイプではないので、作中の母親のようなずる賢い人は絶対に必要だと思います。今回の偽装家族メンバーは、ヒエラルキーもはっきりしていてバランスがいい。お母さんが一番上でお父さんが一番下でしっかりと支えているし、お互いを尊重している。偽装ですけれど(笑)、本当に良い家族なんです。サバイバルしなければならない状況なら、あの家族以外の構成は考えられない、すごく強力なメンバーだと思います」

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―― 役者の世界でサバイバルするうえで大事にしていることは2つあるという。

「サッカーをやっていた頃、クラブユースに選んでもらうために自分をアピールすることは自然と身につけていた気がします。役者になった今、それはオーディションという場に変わっていますが、当時の経験は活きていると実感しています。役者として仕事に向き合う中で、一番大事にしているのは「楽しむこと」と「妥協しないこと」。この二つをモットーに前向きに取り組めている自信はあります!」

―― 最後にファンにメッセージを。

「「生きる」をテーマに描いたメッセージ性の強い作品です。今のご時世にリンクする部分もあるし、クスッと笑えるし、感動して泣けるし、ほんわかなシーンもあるし、いろいろな要素が詰まった作品です。サバイバルストーリーとしても楽しめますが、人間ドラマとしても見どころたっぷりです。観る人の感情が少しでも動いてくれたら、作品に関わった身としてとてもうれしいです。物語が進むにつれて、人間らしく変化していくとても魅力的なキャラクター・大輝にも注目してください」


Writing:タナカシノブ/Styling:伊藤省吾(sitor)/Hair&Make-up:髙橋幸一(Nestation)

インフォメーション

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TV

『#コールドゲーム』

6月5日(土)放送スタート!
毎週土曜23:40~24:35(初回放送のみ24:10スタート)
東海テレビ・フジテレビ系


隕石衝突の影響でマイナス45℃の氷河期に襲われた地球を舞台に、地球最強の生命力を持った主人公が織りなす完全オリジナルサバイバルストーリー。前科2犯の天才詐欺師・祥子は、なぜか“家族”優先に運営されている避難所にたどり着く。祥子は、集団の中で生き抜くために“木村家”という家族を偽装。寄せ集めの”偽装家族”の母親として、マイナス45℃の避難所第七支部で、過酷な日々に立ち向かっていく。

▼公式サイト
https://www.tokai-tv.com/io/coldgame/



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