「もともと『オレンジデイズ』とか『プロポーズ大作戦』みたいな青春ラブストーリー系のドラマを観るのが好きだったんですよね。『僕せか』も“主人公が幼馴染”っていう設定が『プロポーズ大作戦』と一緒で、まさに自分が一番好きなタイプのドラマ。第1話の象徴的なシーンに登場する満開の桜の木も、映像にもすごくこだわっているし、主題歌もピッタリだし、冗談抜きに、“全部が良い”んです。そんなドラマに自分が出られたこと自体もちろんすごく嬉しいんですけど、『できることならストーリーを知らずに、一視聴者として観たかった!』っていうくらい、僕自身このドラマの魅力にハマっています(笑)」
「この設定はなかなかプレッシャーですよね(笑)。でも僕が通っていた高校は男子校だったので、ドラマを通じて共学の雰囲気が疑似体験できるという意味では、単純にすごく嬉しかったです。それこそキャスト同士が本物の高校生みたいに仲良くなったので、25歳にして共学の気分が味わえました。主演の(佐野)勇斗と飯豊まりえさんがとにかく明るくて、周りのテンションも自然と上がるんです。すごく素敵な現場だなぁと思いました」
「17歳の時はみんなと一緒だし、その場の雰囲気を素直に楽しもうと思って演じていたのですが、24歳になってからは割と一人のシーンやシリアスな場面が多かったりするので、自然とそのギャップは出せているんじゃないかなと思います。別にドラマチックな理由がなくても気づいたら仲間と疎遠になっていた……みたいなことって、割と誰もが経験していることなんじゃないかと思うんです。僕も小学校の頃すごく仲良かった友だちがいたんですけど、いまはたまに親づてに近況を聞いたりするくらいで。それでも『あいつも頑張ってるんだ!』って、励まされたりもするんですよね」
「僕は割と好きな子には自分から想いを伝えたいタイプなんですが、できることならもっと恋愛しとけばよかったなって思います。共学の学校で一番盛り上がるのって、やっぱり文化祭とか体育祭とか、そういうイベント系だと思うんですよ。僕らが通っていた男子校は女子校との交流とかも全くなかったから、もしあの頃に戻って共学の学校に通えるとしたら、体育祭とかでめっちゃ活躍してカッコイイところを見せた後に、好きな子に告白する、みたいなことがやりたいです(笑)」
「ヒーロー系からスタートしたこともあって、これまで結果的に“いい人”の役をやらせていただく機会が多かったんですけど、いつか“どうしようもないクズ”の役とかもやってみたいと思っています。現実の自分とかけ離れている役柄の方が、演じる上でも楽しそうだなと思っていて」
「僕自身すごくサバサバした性格なんで、冷たいヤツだって思われることもあります(笑)。何に対しても割と好き嫌いがはっきりしているっていうか。仲が良い人とはすごく仲良いんですけど、わざわざ気を遣ってまで仲良くなりたくない、みたいなところもあったりします。決して相手に興味がないわけじゃないんですけど、あまりお互いの領域に深入りしない方が、楽だなって感じるタイプなのかもしれません(笑)」
「この作品で泊まりがけの撮影の時は、勇斗が毎回必ず『どの部屋?』とか勝手に調べて、僕の部屋まで押しかけて来るんです。ズカズカ踏み込まれるのはあまり得意じゃないけど、寂しがりやなところもあるから、『可愛いヤツだなぁ』って、意外と嬉しかったりもして(笑)」
「ドラマの中でアイススケートをする場面があるんですけど、もともと僕は全然滑れないから、いままさにスケートの練習をしている真っ最中です。撮影本番では練習の成果を見せられるように頑張るので、ぜひ放送でチェックしてみてください!」
「僕が演じる伊織だけじゃなくて、登場人物の誰もがみんな、内に抱えているものがあったりします。でも17歳で死んだはずの航太と7年ぶりに再び出会ったことによって、『呪縛』みたいなものからだんだん解き放たれて、それぞれがちゃんと成長していく姿も描かれる。そういう意味では、『僕せか』っていわゆる一般的な恋愛ドラマじゃなくて、観ると『今をもっと大事にしよう』って思えるドラマだと思うんですよね。『僕せか』は、これまで数々の恋愛ドラマや青春映画を観てきた僕が、心から自信を持ってオススメできる、太鼓判を押せるドラマに仕上がっています(笑)。是非一人でも多くの方に観てもらえたら嬉しいです!」
Writing:渡邊玲子
WEB
毎週木曜23:00~AbemaSPECIALチャンネル
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