「原作を読んでいるときに、アサヒは自分と同じように毎日普通に生活していた中で、突然“今際の国”に来ちゃった子なんだろうなと思っていました。現役の高校生なので気持ちもよく分かったし、私があの世界に放り込まれたら、きっとこんな風になるだろうなと想像しながら等身大の女子高生でいられるように意識して演じました」
「出演者の方たちの演技力が素晴らしすぎて、「私、このまま生き残れるかな、負けちゃうかも」とリアルにドキドキしていました。演技をするというよりも、他のキャラクターの言動や行動から感じたものをそのまま出せたかなと、お芝居が引き出された気がします。撮影現場でみなさんの演技を間近で見て、“女優としてもっと活躍できるようになりたい”という気持ちがより強くなりました」
「TVや映画で観てきた尊敬する先輩方と一緒の作品に参加できるのは、すごく光栄なことで、刺激しかなかったです。アリス役の山﨑賢人さんは、カメラが回っていないときには、スタッフさんやキャストのみなさんと楽しそうにお話しされていて、現場を明るくしていました。だけど、カメラが回ると一瞬でアリスになってあの世界に入り込む。周りのことを見る目と演技力の凄さは尊敬しかありません。すごく素敵だなと思いながら観察していました(笑)。ウサギ役の土屋太鳳さんは本当に優しくて、目を見て話してくださる方。カメラが回っていないときの言動や仕草のひとつひとつが人として、女性として尊敬できる部分が多いと感じました。私もあんな風に現場で振る舞いたいと憧れの目で見ていました。どこを見ても素敵な方たちなので、キョロキョロしていましたが、学ぶことの多い現場でした」
「私が憧れるのは、自立しているかっこいい女性なので、ウサギのようにアリスと一緒に強く生きたいです。1年くらい前に友達と参加した“リアル脱出ゲーム”はおもしろいと思ったけれど、“げぇむ”のような命をかけたものはできれば避けたいです(笑)。ウサギは生きるために食べる、そのために生き物を狩っていますが、私にはできなそうです。食料はアリスたちのように缶詰がいいです(笑)」
「見慣れた街から誰もいなくなり一人ぼっちになるというシーンは、夢でたまに見たりもするのですが、何もできなくてすごく怖いんです。なので、あのシーンを観たときには、不安に押し潰されるような気持ちになり、きっと私は何もできないだろうなと思いました。とにかく走り回って、人がいないか探し回る気がします。早朝の渋谷での撮影はとても新鮮でした。静かな場所が好きなので、のんびりとした時間もいいなと思ったけれど、やっぱりいつものにぎやかな渋谷が安心します」
「“ビーチ”のシーンは漫画のイメージそのままで、映像になるとより迫力が出て感動しました。漫画はミステリーやサバイバル系が好きでよく読むのですが、この世界観に自分がいることにワクワクしっぱなしでした。感動もワクワクも胸の苦しさも、いろんな感情が体感できるクオリティがすごいという印象です。映像化不可能と言われた作品を、最新の技術、スタッフさん、キャストさんの熱量で可能にした凄さを改めて実感しています」
「普段の生活では体験できないような極限状態での一人一人の言動が、すごく生々しく感じられる作品です。個性的なキャラクターがたくさん登場するので、それぞれがどんな風に生き抜いていくのかを考えながら観ると、すごくおもしろいと思います!」
Writing:タナカシノブ
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