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放送中のドラマ「理想ノカレシ」で主人公・小野寺優芽子を演じている大政絢。ヘッドハンティングされたベンチャー企業で仕事をバリバリとこなす“ハイスペック女子”と、外ではデキる女風にキメているが、実は家事も髪も服もテキトーで恋愛経験の乏しい残念女子を演じた大政に、オリジナル脚本のドラマへの思いや優芽子というキャラクターについて、さらに本作のテーマにちなみ“初恋”にまつわるエピソードや終盤に向けての見どころを聞いた。

キュンキュンするシーンもありますので、ぜひ最後まで堪能してください

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―― TBS連ドラ・シナリオ大賞」第4回大賞受賞者の渡邉真子が原案、第5回の入選者である木村涼子が脚本を担当。2人の若手女性脚本家がタッグを組み、アラサー女性のリアルな恋愛観をオリジナル脚本で描く本作のストーリーをどう感じたのだろうか。

「恋愛モノでオリジナルの作品は、最近、なかなかないのかなと感じています。今回は、プロデューサーさんや監督とセッションをしながら優芽子のキャラクター像を作ることができました。今っぽさをリアルに反映しつつ、キュンとするドラマが送り出せたらという思いで、撮影に臨んできました」

―― 優芽子のキャラクター作りには、大政のアイデアもたくさん取り入れられたという。

「原作がある作品では、イメージや髪型などを原作に近づけるアプローチをしますが、オリジナル脚本では1から生み出すことになります。衣装の方向性やメイクについていろいろと話し合いながらできたのは楽しくもあり、大変だった部分でもあります。仕事服もたくさん持っている優芽子ですが、仕事とプライベートの服装でギャップを見せられたらと監督やスタイリストさんと話していました。仕事のシーンではかっこいい女性像にしたかったので、淡いカラーよりも少しクールな印象の洋服を選ぶことを意識しました。その過程で“こっちがいいんじゃない?”という話し合いを何度も何度も重ねる形で進めていきました」

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―― 大政の“理想ノカレシ像”を尋ねると、大人になるにつれ変化があったと振り返る。

「ドラマでは優芽子の高校時代も出てきますが、私自身、高校生の頃に描いていた理想ノカレシ像は、今とは全く違います。高校生の頃は、やっぱりまだ夢を見ていたような部分もあって…。20代前半くらいまでは、それこそキュンキュンすることや刺激のようなものを求めていた気がします。20代後半になると、優しい人、動物が好きな人、食の趣味が合う人がいいなと思うようになりました。自分のマインドに近い人を求めるようになったのかな。10代の頃には、食の趣味が合うなんて、考えたこともなかったです。話していて楽しい、一緒にどこかに行って楽しい、そんなことだけを求めていた気がします」

―― 優芽子を演じて見えてきたものがあるという。

「仕事を一途にやりすぎて周りが見えなくなるところは特に共感しながら演じることができました。普段生活する中で、優芽子のようにキュンキュンすることはなかなかないので(笑)、そういう意味ではドラマの世界に入り込むことで、贅沢な時間を過ごさせていただいた気がしています。特に共感したのは、優芽子の考え方です。すごく現実的に物事を考えていると思いました。大人になればなるほど、直感だけでは動けないことも出てくるけれど、理性を強く持ちながらも揺れ動く優芽子の気持ちは、みなさんに見守っていただきたいポイントでもあります」

―― 大政がキュンキュンしたシーンを教えてもらった。

「毎話キュンキュンしていましたが(笑)。2話でのキャラメルを渡すシーンはとても印象的でした。こんなことが現実であったら、一瞬にして恋に落ちてしまうんだろうな、と思いながら演じていました」

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―― 撮影現場では女性スタッフと「ワンコ系男子」のかわいらしさについて語ることも多かったと振り返る。

「ドラマを通じてワンコ系男子のかわいさに触れ、癒される存在が近くにいるのっていいよね、とメイクさん達とよく話していました。実際にこんなワンコ系男子がいたら、騙されてもいいから、ちょっと前に進むよね、なんて盛り上がったりもして(笑)。私の場合、実生活ではワンコ系男子よりも、実際のワンコ(愛犬)に癒されることが多いんですけど(笑)。毎日腕枕しながら寝ているのですが、寝顔を見るだけで癒されます。癒しと幸せをもらう毎日です!」

―― 恋愛経験に乏しい優芽子の前には、強烈な恋のライバルも登場する。大政が“戦いたくない恋敵”の条件を訊いた。

「堀未央奈ちゃんが演じている葵は、しっかりとした意志のある女性です。言葉では負けてしまいそうだし、すぐに“ごめんなさい”と降参してしまう気がします(笑)。何を考えているのか分からない、心が読めないタイプも戦いにくいかな。できればどんな恋敵であれ、戦いたくないですね」

―― 優芽子はいまだに高校時代の初恋の相手が理想の男性だと思い続ける“夢見る夢子”だが、大政自身にはどんな初恋の思い出があるのだろうか。

「小さい頃の記憶があまりなくて…だから、青春時代の記憶が鮮明に残っている優芽子をうらやましいと感じました。10代からこの仕事をしていたこともあり、青春の思い出のような淡い体験もなくて…。家族から私の子供の頃の話を聞くことで、当時の出来事を知ることが多いです。それこそ小さいころ、バレンタインデーに男の子にチョコを渡せなかった話とか。インタビューのときには、家族の情報で知った私の思い出を、自分のエピソードとして話したりしています(笑)」

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―― 仕事をしているときの優芽子はかっこいい女性をイメージして役作りをしたとのこと。大政が思う、かっこいい女性像を教えてもらった。

「私の周りには本当に素敵な大人の女性がたくさんいます。共通しているのは今をすごく楽しんでいるということ。仕事も家庭もそれこそ恋愛も、ちゃんと全部を楽しんでいる気がします。いくつになっても全力でいろいろなことを楽しむことができる女性でありたいと思っています。知識や情報は年齢を重ねるにつれ自然に増えていくものだけど、その中で、自分自身が夢中になれるもの、楽しめるものを自ら見つけていきたいと思っています」

―― 終盤の見どころや注目ポイントを!

「一人一人の感情の揺れ動きが大きくなっていきます。それぞれのキャラクターの表情からその感情を受け取ってもらえたらうれしいなと思います。もちろん、最後まで、キュンキュンするシーンもありますので、ぜひ堪能してください」


Writing:タナカシノブ/Styling:髙野夏季/Hair&Make-up:SAKURA

<衣裳>
ウェア @akiranaka.official@harumi_showroom
ジュエリー @milamore_japan

インフォメーション

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(C)「理想ノカレシ」製作委員会

TV

ドラマストリーム『理想ノカレシ』

毎週火曜深夜24:58~25:28
(※一部地域を除く)
TBS系


仕事をバリバリとこなす“ハイスペック女子”の主人公・小野寺優芽子(おのでら・ゆめこ)。外ではデキる女風でキメているが、家では家事もファッションもテキトーな残念女子。中でも恋愛には超不器用で、いまだに高校時代の初恋の相手が理想の男性だと思い続ける“夢見る夢子”である。そんな優芽子に次々とトラブルが発生!プロポーズされると思っていた彼氏からはこっぴどくフラれ、職場の後輩にも裏切られてしまう。傷心の優芽子だったが、初恋の人と瓜二つの青年と出会い、彼女の日常はジェットコースターのように大きく揺れ動きはじめることに…!?


▼公式サイト
https://www.tbs.co.jp/risounokareshi_tbs/


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