「超特急に入ってからアーティスト活動に専念していたので、個人的に久々の現場となるのですごく楽しみにしていました。と同時に、演じる役に対しては少し不安があったんです。僕が演じる千秋は、この作品の中では変わっているというか、ユニークな役でパンチが効いています。ほかのキャストの方々との差を出したいと思い、そこはすごく意識しました。自分の中で、いい意味で吹っ切ろうと。どのタイプにも負けたくないし、ストーリーの中に埋もれたくないと思ったんです」
「レディファーストで女性をいつも大切にしている人。台本を読んでいても、そこは印象に残ったので、自分の中に落とし込んでいきたいと思いました。“ホスト系スウィートBOY”というキャッチコピーは、作品の現場に入ってから初めて知ったんですけど(笑)、このキャッチコピーにも負けないぐらい千秋という役をもっともっと面白くしたいと思いました」
「自分で言うのもおこがましいですが(笑)、女性に紳士的にいたいと心懸けているところですかね。プライベートでもそこは気にかけているので、自然と理解できました。あと犬好きなところも一緒かな。僕は飼っていませんが、犬が大好きで、飼うなら千秋と同じトイプードルがいいなと思っているので、撮影でトイプードルのショコラと一緒になれて嬉しかったです。ショコラ、めちゃめちゃかわいくて(笑)。僕と初対面だったので、最初は飼い主の方をチラチラ見ていましたが、日が経つにつれて、打ち解けてくれた気がします。ごはんをあげて触れ合ったり、僕との時間を長くもつようにしたり、一緒にいることで仲良くなれました。より犬がほしくなりましたね。僕とショコラの衣装を合わせていて、ショコラが本当にかわいいので(笑)、そこはぜひ見てもらいたいです」
「ヒロイン、せとかを演じた土屋さんは、とてもストイックな方でした。作品ごとに違う土屋さんを表現されていて、すごいなと思いました。片寄くんとは、同じく音楽活動もされてますが、この現場では音楽の話はあまりしませんでした。杉野くんがムードメーカーになってくれて、現場では他愛のない話をして盛り上がっていました。僕は杉野くんとカメラが回っていないときも一緒にいて、杉野くんと初日にラーメンを食べに行ったり。僕はかなり人見知りなので、自分からは人になかなか話しかけられないんですけど、杉野くんから話しかけてくれて、いろんな話をしました。だからか会って間もなかったのですが、僕からご飯を食べに行こうって誘うことができて、それから仲良くなりました。みんなとは作品が終わってからも、ちょこちょこ会っているので、この関係がずっと続くといいなと思います」
「昨年の夏、ドラマと映画の撮影を同時にしていたのですが、夏の暑さには苦労しました。でも、僕にとって映画の現場が久々だったので、すべてが楽しかったです。現場に入った瞬間、カメラマンさんをはじめたくさんのスタッフの方がいらして、懐かしさを感じましたし、キャストの方々とコミュニケーションがとれるのも楽しかったです」
「ドラマから映画に続いていますが、全然違う印象です。ドラマは短い時間の中で面白さがぎゅっとまとまっていてコメディ要素が強いですが、映画は急展開で数分間に1回何かが起こるジェットコースターのようなストーリーです。笑いと感動が交互に訪れて、笑って泣けるラブストーリーとして楽しんでもらえると思います。千秋としては、ドラマでは見せなかった表情、感情を出すシーンが映画では用意されていて、僕自身ものすごく力が入ったシーンなので、ぜひ見ていただきたいです。メインは超特急として活動していますが、この作品では自分の違う一面を見てもらえたら嬉しいです。そして、この役にキュンキュンしてもらえたらと思っています」
「この作品で改めて演技が楽しいと思いました。これからもこういう少女漫画の実写化はもちろん、どんな役でも幅広く挑戦したいです。超特急としては、今ツアーの真っ最中なんですけど、ライブを通してファンの方と一緒に音楽を楽しめているなと感じる瞬間が最高に楽しいですね」
Writing:杉嶋未来
MOVIE
2017年6月30日(金)公開!
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