「社会の中で生きていく上で、避けてはいけないテーマだし、素敵な題材だと思いました。みんなで一緒に愛情を持っていくべきだと常々思っていたので、このようなテーマの作品に関われるのは光栄です。北山夫婦は、いいバランスが取れているという印象です。困難に直面したとき、相性ってすごく大事だと思っています。この二人からは相性の良さを感じたし、ドラマを観る方にそっと優しさを届けられるような作品だと思っています」
「北山夫婦はたまたま妻の障害に気づいたけれど、気づかないケースもいっぱいあるんですよね。ドラマでは、気づいた上でどう共存していくのか、もしかしたら、同じような境遇にある人たちの背中を押せる作品になるんじゃないかなと感じています。こういうケースもあるよね、と人との向き合い方にヒントをくれるような気がしています。だけど、テーマとして発達障害を扱うからには、繊細に扱うべきだし、そこは大事にしたいところだと思っています」
「台本を読んでいるとき、かなりマイペースで“なんてやつだ!”と感じましたが、空気も読まずに人の懐にズンズン入っていく様子は、昔の自分に似ていると思いました。学生時代、こんな感じだったなって。一人っ子で甘やかされて育ったこともあり、少し前まで同じような行動をしていたかもと感じる部分が多くて。僕なりに経験を積んで、マイペースもコントロールできるようになりました。なので、河口には“お前もこれからだぞ”という気持ちになります(笑)」
「僕はあまりモノに執着しないほうなので、今は持っていないです。ただ、これから自分にとって大切になりそうだと思うモノはあります。2年前、20歳になったときに革ジャンを買いました。それまでこだわって革ジャンを買ったことがなかったので、せっかく買うならいいものを買って育てたいという気持ちになって。これから大事に育てていくつもりですが、モノなので自分と生活を共にしていく上で、劣化しても構いません。一緒に歳を重ね、劣化も楽しんでいけたらいいなと思っています」
「佐竹役の徳重聡さんにおいしいラーメン屋さんを教えていただいたりしています。地元・札幌でのお気に入りのお店や、好きなラーメンの味をお伝えしたら、東京で同じ味が楽しめる場所を紹介してくださって。駅ごとに教えてくれるなど、情報量にびっくりしています。みんなで一緒に趣味の話もするし、本当に職場みたいな感じです。役の上でもキャストの中でも僕が一番年下で、可愛がっていただいていますし、とても居心地の良い現場です」
「大先輩と後輩という関係値は変わらないけれど、ドラマのほうが一緒の時間が長いので、密度は濃いと感じています。役柄的にもいい意味で空気を読まずに、すっと知花さんの懐に入っていくというか、近づいているような気がして。河口の行動で、知花さんとの関係にいい作用が生まれると思っています」
「理解がある人が理想です。自分の仕事や好きなもの、そこにお金をかけることに対してちゃんと理解してくれるとうれしいです。好きなようにお金を使わせてほしいのではなく、使いすぎと思ったら“やめなさい”って言ってくれる人がいいんです。楽しいことはシェアしたいし、自分がいいと思ったものを理解してもらうことは重要だと思っています。河口と彼女の会話で“察してよ”みたいなやりとりがありますが、僕の場合は、ちゃんと話してお互いが理解して、ダメなことはダメと言える関係が理想です」
「撮影中に思い出したのですが、小学6年生くらいのときに漫画家になりたいと思っている時期がありました。ジャンプ漫画が大好きで、お気に入りはNARUTO。バトル漫画を描いて、図工の先生に褒められたこともありました。アニソン歌手にもなりたかったし、NARUTOが好きになった頃は忍者にもなりたかったです(笑)。漫画は小さい頃から近くにあったので、今回、ソフトを使って作業する方法も教えてもらったりして、夢が叶ったような気持ちです」
「ずっと大好きなのはやっぱりスパドラ(SUPER★DRAGON)です。あちこちで言いすぎて“また言ってる”ってツッコまれそうだけど、本当に大好きです!」
「優しさにあふれ、日々の癒しになってくれるようなドラマです。と同時に、大事なことも考えさせられます。人によっては再確認かもしれないし、知らなかったことを知るチャンスにもなる。ドラマから受け取るものは人それぞれだけど、みなさんにとって何か大事なことを知る、思い出す、考えるきっかけになったら素敵だなと思っています」
Writing:タナカシノブ
TV
6月4日(土)スタート!
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