咲良菜緒「TEAM SHACHIになって大きく変わった点として、『ブラス民』(TEAM SHACHIをサポートするホーン隊)が加わったんですよ」
坂本遥奈「曲を聴いたときに『○○さんっぽい曲だな。○○っぽい音だな』ってあるじゃないですか。私たちにもそういうわかりやすい特徴があったらいいよね、って話していたんです」
秋本帆華「そう。それで『TEAM SHACHIサウンドを作ろう!』ってことになって。トランペット、サックス、トロンボーンをプラスした楽曲が増えました」
大黒柚姫「あと、メンバーが作詞にたずさわったり、振り付けやプロデュースもやっていて、自分たちから積極的に発信することが増えました。私たち視点の曲がたくさん入っているので、本当にいろんなTEAM SHACHIの姿を見てもらえるアルバムになったと思います」
坂本「今回のデビューミニアルバムを聴けば、チームしゃちほこのときと比べて、こういうところが変わったんだなというのが、ほぼわかるんじゃないかな」
大黒「これもメンバーの意見がかなり反映されているよね」
坂本「『後半になるにつれて盛り上がっていく感じを出したいです』とか、みんなで意見を言って、それを取り入れてもらいました」
秋本「ライブでは、すでにこの『OVERTURE』が流れていて、ブラス民がいるときは生演奏してもらってます」
大黒「ちなみに、『ORCA』はシャチの意味なんですよ」
秋本「そういえば、私たちのロゴも、金鯱から海のシャチに変わったんですよ。シャチは“海の王者”って言われていて、頂点に君臨しているんです」
坂本「最強の海洋生物なんだよね」
秋本「だから、私たちも上を目指してがんばろう!っていう意味が込められていて。あと、シャチはジャンプをするときに背中を丸めるけど、私たちのロゴは背中が反っていて。それは金鯱を意識してるんです」
秋本「メンバー4人でそれぞれ歌詞を書いてコンペをしたんですけど、その中で私のものを選んでいただきました」
秋本「最初に曲を聴いたとき、私の耳がまだ慣れてなかったせいかブラスの音がすごくトゲトゲしく感じたんです。あと、メンバーがみんな20代になったので、大人の女性らしい歌詞にしたくて。その2つから連想したのが『バラ』でした。そこからメンバーをバラにたとえてみたり、メンバーカラーのバラの花言葉を歌詞に入れてみたりしました」
大黒「“FIGHTERS”には、現状に満足せずにこれからも戦い続けるんだ!という意味が込められていて、私たちの意思表明の曲でもあるんです」
坂本「ミュージックビデオもかっこいいよね」
咲良「最初はアイドルらしい可愛いリップシーンから始まるんだけど、サビになるとファイターになってカメラを殴りまくるんですよ。で、最終的に4人とも鼻血を流す、という展開に(笑)」
大黒「あのMVは、待ち合わせに遅刻してきた彼氏にブチ切れて殴ってる女の子、っていう設定で……」
咲良「え!? そうなの?」
大黒「私が、勝手にそういうイメージを浮かべながらMV撮影してた(笑)」
咲良「でも、鼻血を流したりするのは、どんなに格好つけてもどこか抜けているところがある私たちらしいな、って思います」
坂本「この曲は、私だったら帆華ちゃんについてラップで歌っている“他己紹介ソング”になっています」
咲良「もともと『フリースタイルラップで自己紹介したいね』って話してたんですよ。チームしゃちほこのときも、転調としてラップパートが入ることが多かったのでラップには馴染みがあって」
大黒「新幹線の移動中にみんなで歌詞を書いてたよね」
咲良「まず、その子をイメージする単語や形容詞を書き出して、それから韻を踏むためのアプリを参考にしながら歌詞を書きました」
坂本「最初に曲を聴いたとき、イントロからハッピーでワクワクする感じが伝わってきたんです。これから何か楽しいことが始まりそうな予感がする!と思って、メンバーとみんなでお菓子パーティーを開くのをイメージしながら作詞しました」
咲良「ハル、かわいい!」
坂本「それで、なんのお菓子にしようかな?って考えていて、ミルクレープとかシュークリームもいいけど、もっと頭に残るインパクトのあるお菓子ってないかな?って調べてたら、グラブジャムンを見つけたんですよ」
咲良「“世界一甘い”って言われているインドのお菓子なんだよね」
秋本「ドーナツを甘いシロップに浸けていて、試しに食べてみたんだけど、甘すぎてヤバかった!」
坂本「“甘い”のレベルを通り越えてた!」
咲良「食べる前と食べた後の血糖値を測りたかったもん」
秋本「あと、ハルが考えてくれた振り付けも可愛いよね」
坂本「アルバムのほかの曲がわりと激しめだから、女の子らしい振り付けにしたいなと思って。みんなも参加できるパーティー感がある曲なので、誰でもマネしやすいキャッチーな振り付けにしました!」
秋本「ゆずきが企画プロデュースした曲なんですよ」
大黒「ストーリーを作りました!最初にメロディをもらって、とりあえず思いついたことをダーッと書いて、作詞の小川(貴史)さんに渡して。それで、できあがった歌詞の気になるところを私が直して、という作業を繰り返して歌詞を完成させました」
大黒「まず、かっこよくて、自信のある女の子を主人公にしたいと思ったんです。それが私の理想像でもあって。あと、TEAM SHACHIのライブにまだ来たことがない人たちに向けて、『来たら絶対に楽しいよ!』『ここで一緒に楽しもう!』っていう気持ちを伝えたかったです」
咲良「ほーちゃんのお気に入り曲なんだよね」
秋本「うん。歌詞のどのフレーズもポジティブで、まぶしい感じがする。とくに『同じこの瞬間は二度と来ないよ 今すぐにJoin us!』ってところが好き。楽しい気分になって、今すぐに何か一緒にやりたい!って思っちゃう」
咲良「ほーちゃん自身が、本当に前向きマンだからね(笑)」
坂本「早見あかりさんの主演ドラマ『イジューは岐阜と』の主題歌なんですけど、そのドラマも、新しい場所へ行って第二の人生を始めるっていうストーリーなんです。そういう意味でも、まさに今の私たちにぴったりの曲だと思う」
秋本「歌詞のどこを切り取っても共感できるんです。ステージでサビを歌っているとき、すごいゾクゾクする。『夢は夢で終わらせないよ』とかね」
大黒「ライブでもめっちゃ盛り上がるよね。お客さんとの一体感がハンパない!」
坂本「これから新しいことを始めようとしている方の背中を押せるような、そんな曲になったらいいなって思います」
咲良「まだ詳しくは言えないけど、時間と時空、過去・現在・未来が関係してくる内容になりそうです」
大黒「タイムトレインだから“時間列車”って意味なんだけど、今回訪れるライブ会場が、各駅停車の“駅”のイメージなんですよ。列車っていろんな駅に停まるじゃないですか」
坂本「あはは。当たり前でしょ!」
咲良「というか、各駅停車じゃなくてもよくない?」
秋本「急行が停まる駅でもいい(笑)」
坂本「まとめると、私たちが時間列車に乗っていろんな場所に会いに行くよ、っていう意味です」
大黒「……と、とにかく、東名阪、東海3県と計6箇所で開催されるので、みなさんぜひ遊びにきてください!」
咲良「それについての答え合わせはツアーでできたら。TEAM SHACHIがどこへ向かうのか、楽しみにしていてほしいです」
秋本「一番大きな目標は、チームしゃちほこのときから変わらずナゴヤドームで単独ライブをすることです。それと、TEAM SHACHIになって新たにできた目標として、今までやって来た日本武道館、横浜アリーナ、幕張メッセなどの会場で、もう一度ライブをすること。しかも満席でやって、チームしゃちほこのとき以上に輝きたいです!」
Writing:宮田英一郎
ALBUM
2月13日(水)リリース
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