秋本帆華「しゃちの中では今までになかったような新鮮な曲なので、歌っていて楽しいです」
坂本遥奈「アイドルさんたちが普通に歌っていてもおかしくないような感じだもんね。レコーディングでは『可愛く歌って』ってディレクションされましたね」
咲良菜緒「……え、なんで私に訊くんですか?(笑)」
大黒柚姫「そりゃ、しゃちの中でも菜緒が一番男前だからでしょ?(笑)」
咲良「う~ん、結構大変でしたね。自分としては頑張って可愛く歌っているつもりなのに『まだ怖いよ!』って言われたり」
坂本「怖いって言われるんだ?(笑)」
咲良「これまでの曲って、巻き舌でロックな感じで歌ってって言われることが多かったから、それが普通の歌い方に根付いちゃってたんですよね。だから可愛く歌うってどうすればいいんだろうって、最初は本当にわかんなくて」
秋本「でも、菜緒の歌もすごく可愛かったよ!」
咲良「本当? よかった~。あまり考えずに、力を抜いて歌ったのがよかったのかな」
大黒「私は表情がない歌い方だって言われることが多くて。だから、菜緒とは違う大変さがあったかも。レコーディングの前にボイトレで可愛く歌う感じを結構練習して」
大黒「80年代のアイドルさんとか、あとは松浦亜弥さんとかハロプロ系のアイドルさんとか……」
咲良「それ、めっちゃわかる!」
伊藤千由李「この曲はちょっと昭和っぽい感じもあるから、ちゆのママがすごく気に入っていて。だからそういう世代の方にも気に入ってもらえそうな曲なのかなって思ってます。私たちとしても幅が広がったというか」
秋本「帆華は、レコーディングの時もそのままでって言われていて。今までのしゃちのほうが『もっと強く!』とかいろいろ言われていたから、『Cherie!』のほうが歌いやすいかも」
大黒「だって最初に『Cherie!』を聴いた時、帆華のソロ曲かと思ったもん。帆華の声にぴったり合ってる!」
坂本「いつもだったらメンバーみんなで一緒に踊っていても、個人的な差をあえて出してたり、感情を思い切り表すような感じで踊っているけど、この曲に関してはみんなが綺麗に揃ったように見える踊りを意識してます」
秋本「帆華、スカートをぴろ~んってやるところが一番好き!」
大黒「♪春~の~いたずらね~ のところね。めっちゃわかる!」
坂本「こんな可愛いダンスを私たちがやっていいのかな?って思うけど(笑)」
咲良「お客さんが一緒にコールする曲じゃなくて、魅せる曲だと思うしね」
伊藤「そう。だから『Cherie!』は濁したくない。ピュアなままでいきたい!(笑)」
咲良「♪ねえ この思い伝えたいの かれこれもう2時間だわ……って歌詞があるけど、自分だったら2時間は待たないよね(笑)」
大黒「30分経って来なかったら、無理だと思ってあきらめちゃう」
咲良「でも、ちゆは2時間待ちそう!」
坂本「わかる!(笑)。絶対待ってそう!」
伊藤「なんで無理やり重ねようとするの!(笑)。でもピュアってことかな?」
咲良「ちゆは本当にピュアですよ。卵の白身みたい」
伊藤「ちょっと~、完全にバカにしてるでしょ? 喜んでいいのかどうかわかんない(笑)」
秋本「ちゆ、喜んでいいんだよ~」
伊藤「青の子に言われると、なんかちょっと毒が入ってるような気がする!(笑)」
咲良「伊藤さんは本当に、私にはないものをたくさん持っててうらやましいと思います」
全員「(爆笑)」
伊藤「もう、なんなんだよ~!」
坂本「でも、レッスンとかリハを合わせたら、実は10000曲ぐらい歌ってるんですよね。それステージ上で言おうと思ったけど、面倒くさいことになりそうだからやめておいた(笑)。って、今言っちゃったけど」
大黒「まあ、今なら言ってもいいよ。終わったことだし(笑)」
秋本「デビューから4年、本当に早かったなって思います。名古屋城で路上デビューしたのもちょうど春だったし、ライブの最後にたくさんの桜吹雪が舞った時に、あの頃のことも思い出して」
伊藤「時が経つのは早いねぇ……」
大黒「ハル以外の5人は、中2から高校卒業までをしゃちで過ごしたわけだもんね。一般的には一番楽しい青春時代なわけじゃん? 『アオハライド』みたいな」
咲良「そういう漫画に出てくる主人公も、いつの間にか年下になってるの!」
大黒「そうなの! 主人公って大体高校2年生だし(笑)」
秋本「こうして目標となるライブが発表されると、進むべき道がはっきり見えますよね。それをひとつずつクリアしていけばいいんだし」
咲良「まだ緊張やプレッシャーは全然なくて。昔だったらソールドアウトしなきゃとか意識しすぎて、ちょっとピリピリしてた感じもあったけど、それよりも今はパフォーマンスをいかに充実させるかっていうことに、自分たちの焦点が変わってきてると思う。それは私たち自身ががんばればいいことだし、とにかく自分次第でしかないですからね」
伊藤「でも、たぶん考えればいろいろ不安も出てくるよね。ガイシホールだって、絶対に全部の席を埋めたいし」
咲良「そうだよね。ガイシホール埋めるなんて、すごい大変なことだもん」
大黒「去年も同じ会場で2DAYSをやらせてもらったんですけど、すっごい楽しかった!」
咲良「プロジェクションマッピングとか、映像演出もカッコよかったからノリノリになっちゃったよね」
坂本「演出がカッコいいとすごく高まる!」
咲良「だから今回も、室内でしかやれない演出をやってみたい!」
秋本「1日目と2日目で全然違うのもやりたいよね?」
坂本「うんうん。どうせやるなら、2日目まるまる違うのをやりたい!」
坂本「でも、どうせ2日分覚えなきゃいけないじゃん! だったらもうガラリと変えてやりたい(笑)」
伊藤「1日目のライブレポとか見ても全然意味ないぞ!っていう感じのね」
大黒「どんどんネタバレしてください。2日目は全然違うことするから!」
秋本「わー、それめっちゃいい!」
伊藤「5月の幕張が終わった後も、8月の日本武道館、11月の横浜アリーナって、すぐ来ちゃうよね」
坂本「幕張から来年3月のガイシホールまで、言ってみれば1年間かけた大規模のツアーをやるようなものなんですよね。2年前に初めてホールツアーをやった時も、各地のホールの雰囲気を掴むのにちょっととまどっていた自分たちもいたから、幕張から続くライブでも、すばやく空気を掴めるようになりたい」
伊藤「私は、もっと歌を磨きあげたい。歌の上手い人はいっぱいいるけど、人の心に刺さる歌を歌いたい。ライブ終わって帰る時にも、心に残ってるような声になりたい。私の歌で、鳥肌を立たせる!」
全員「おお~!」
伊藤「ダメかな?」
秋本「ちゆ、素晴らしいよ!」
咲良「私は去年あまりできなかったけど、2016年はいろんなことを吸収して、いろんなことをスキルアップさせていきたいです」
大黒「私は大学に行かないでしゃちほこ一本に決めたんですね。学業と両立するメンバーが両立しきれないところを私が一手におぎないたい」
咲良「絶対に?」
秋本「なんでもやってくれるの?」
大黒「みんなには極力がんばってほしいけど、どうしても学校休めなかったりする時は……柚姫ががんばる!」
咲良「いや、そういう補欠的な存在じゃなくてさ、自分から動いていかないと!」
秋本「しゃちほこ代表して、いろんなオーディション受けに行ってよ!」
咲良「そうそう! 国民的美少女とかさ」
伊藤「あとは、映画のエキストラとか」
大黒「え? エキストラ?」
秋本「とにかく、なんでも飛び込んでみないと!」
大黒「そうか。じゃあ、大黒柚姫として売れたいです!」
咲良「そうだよ。検索サイトで〈お〉って入力したら、一番目に大黒柚姫が出るぐらいにならないと。前に小松菜奈ちゃんに、〈小松菜〉より上にいきたいって聞いたことがあって。そしたらちゃんと〈小松菜〉より上にいってたの」
全員「すごーーい!」
大黒「じゃあ私は〈オークション〉より上にいきます!」
秋本「あははは(笑)。私としては、まず幕張で『今までで一番いいしゃちのライブだった!』ってお客さんに言わせたい。そして武道館でも『今までで一番いい』、横アリでも『今までで一番いい』……って、ひとつずつ超えていけば、みんなも来てよかったって思えるだろうから。そしてガイシホールの1万人のお客さんに『今までで一番いい』って言わせたら、私たちの勝ち! それがチームしゃちほこのVICTORY YEARです!」
Writing:宮内健
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