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群馬県高崎市を舞台に高校の卒業式を終えてからはじまる、5人の男女の数日間を描いた青春群像劇「高崎グラフィティ。」。同作でムードメーカーとなる関谷直樹を演じた中島広稀に作品や地元群馬への思いを、また、8月26日に再放送されるドラマ「悪魔が来りて笛を吹く」についても話を聞いた。

“広稀のままでいいよ”って言われたシーンがいくつかありました

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―― 映画「高崎グラフィティ。」で中島が演じるのは、ちゃらんぽらんなムードメーカーだが実は心に抱える屈折を持て余している関谷直樹。愛すべきキャラクター・直樹に共感する部分とは。

「友達に大事なことを話してもらえない部分は似ています(笑)。彼女ができたとかそういう情報はあまり知らなくて、友達の友達から聞くことが多いかも。高校を卒業して7年経っているので10代特有の勢いとか、怖いもの知らずという感覚を忘れてしまっていて、出演が決まってからは高校生をより意識して見るようにしていました。結果的に康太を演じる三河悠冴くんだったり、優斗を演じる萩原利久くんと一緒にいることが一番大切かなと思って、ゲームセンターに行ったり、ホテルで朝まで話したりしてずっと一緒にいました」

―― 同じ教室にいながら互いのことをよく知らなかった5人の男女が、あることがきっかけで友情を育むことがメインに描かれており、作品の中でも5人で一緒にいるシーンが多い。5人の関係性はどう作っていったのか。

「監督から“5人で一緒にいてほしい”と言われたので、本読みが終わった後に5人でご飯を食べたり、撮影が休みの日も一緒に過ごすようにしていました。役作りをするというより一緒にいてお互いを理解することが大切なんだと。空き時間も本当の高校生にみたいに男子同士でここでは言えないようなネタで盛り上がって、女子が遠くから苦笑い(笑)。その関係が面白かったです」

―― 最終日に撮影されたという朝食のシーンでは、アドリブなのではと思うくらい自然な空気感を感じたが、実際どうだったか聞いてみると。

「お互いのことが分かっている中で“ご飯食べればいいのね”という感じで集まって。いくつか決まったセリフはあったんですけど、あとは自由にご飯を食べてと言われて、三河くんが自発的にリードをしてくれたので、みんなそれに乗って演じていました。三河くんが引っ張っていく中で、僕も頑張っていろいろとアプローチをしていった感じです」

―― 短い時間だがお互いを分かりあえる存在になった5人。撮影中に大事に育ててきた関係は今でも続いているそう。

「今集まるとただの友達です(笑)。男子メンバーとは今も月に1、2回は会っています。撮影を通して本当に仲良くなりました」

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―― ところで中島自身、幼馴染との関係はどうなのだろう。

「僕の中で幼馴染ってすごく大きい存在なんです。僕は群馬出身なんですけど、物心ついた時から一緒の親友がいて、言葉に出さないけど応援してくれるのが分かるし、僕がやることによって地元の力にもなるというのを聞くと、“やってやる!”という反骨精神も生まれてくるんです。地元の友達は僕の仕事の原動力です」

―― 本作は3分以内で制作された予告編から長編映画を制作するチャンスが与えられる「未完成映画予告編大賞MI-CAN」のグランプリ受賞者・川島直人監督のデビュー作品。熱量の高い撮影現場だったと中島は言う。

「現場では助監督の東條(政利)さんが現場を仕切られていて、とにかく監督と一緒にいい映画を作りたいという気持ちがすごく伝わりました。監督もチャンスをもらって“やるぞ!”っていう気持ちでそれがみんなに伝わっていて、みんなが同じところに向かっている感じがありました。普段、こう演じてほしいと言われることはあまりないのですが、寛子と結婚予定だった彼氏とのあるシーンで、僕的には監督の求めているものを考えて演じていたら、監督から“広稀のままでいいよ。今感じたまま、セリフは気にしなくていいから話して”と言われて、そのまま演じました」

―― 映画の中でも直樹らしさが見える大事なシーンになっているが、自身のイメージ通り演じることはできたのだろうか。

「直樹が寛子に対してというのもあるし、僕から寛子を演じる岡野真也さんに対しての気持ちも掛け合わせて出て来た言葉で話したんですけど、頭は真っ白でした(笑)。監督が求めていたものが他にもあったんじゃないかなという思いがあって、僕的にはあのシーンに心残りがあったのですが、OKが出たので監督的にはきっとOKだったとは思うんですけど。周りの方からは良かったと言っていただきましたが、冷静にちゃんと観れていないシーンです」

―― 作品のロケ地は群馬県高崎市。群馬出身の中島にとっては少し特別な場所だそう。

「群馬の空気が分かるのは僕しかいないので、群馬の空気を共有できればということにも意識してやっていました。地元という小さな世界の中で生きるいろんなコンプレックスがあると思うので、だからこそ言葉で説明するのでなく僕を見てヒントになってくれればいいなと思いました。地元のここが好きというより群馬に住んでいる人たちが好きなんです。僕にとって切っては切れない人たちがいる。みんな各々好きなことやっているんですけど、忘れちゃいけない感覚を持っていられるし、帰ってくると地元の良さを感じ、その時その時で見える景色も違く感じる。自分でも何でかは分からないんですけど、群馬はすごく大切な存在です」

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―― 同世代の共演者が多い現場は久しぶりだったそうだが、だからこそ感じた気持ちもあったようで。

「始まる前までは負けられないという気持ちもあったし、年上の方との現場より頑張って作っていかなければいけないという思いが強くて不安だったんですけど、終わった後の楽しさとか寂しさは強かったです。撮影が終わる前日は噛み締めながら演じていました。この現場を経験して映画をさらに好きになりました」

―― 完成した作品を観た感想を聞くと、こう答えてくれた。

「5人の持っている悩みは東京に住んでいると感じにくい悩みだと思うんです。直樹はあまり考えて行動するタイプではいないと思うんですけど、他の4人の悩みは今の高校生が観た時に励みになるんじゃないかと思うし、伝わればいいなと思います。そして、やりたいものがふつふつと湧いてくるんじゃないかと思います。あと男子だけいる時と、女子が入ってくる時の違いが良かったです。女子が入ってくるとちょっとドキマギする、そのピュアな可愛さは誰が観ても面白いと感じてくれると思います(笑)」

―― 本作は自身にとってどんな存在の作品になったのだろうか。

「僕自身映画をガッツリやったことがあまりなくて、監督とそんなに年齢も離れていないので勝手に近い感覚だと思っていたのでとても勉強になりましたし、芝居の仕方をまた1つ教えてもらった感じです。この作品は特殊だと思うんですけど“本当の広稀のままでいいよ”って言われたシーンがいくつかありました。その中のひとつ、美紀の失踪した父親を探す優斗と康太の3人のシーンでは、直前まで康太役の三河くんとずっと話しをしていて呼ばれたので、役と自分自身の区別を付けずそのまま演じて。すごく印象に残っていますし、とても好きなシーンでもあります」

―― 変わって、7月に放送されたドラマ「悪魔が来りて笛を吹く」の話に―。本作は横溝正史原作の推理小説の金字塔・金田一耕助シリーズとして1951年に発表された。東京の元華族の屋敷を舞台にしたミステリーで、過去6回にわたって映像化された人気作だ。

「最初、話が本当に難しくて、台本を読んだだけではなかなか理解ができなかったんです。僕の父親役の村上淳さんが“わからないことは全部ここで解決しよう”とおっしゃってくださって、時系列も全部確認して、“やっぱり合ってるんですよね”とか“こう捉えていました”と疑問を解消した上で撮影をする感じだったので、リラックスして臨むことができました。どのシーンもずっと何か起きているシーンばかりだったので、自分から何かをするというよりは、そこで起こったことに向き合おうとしてるけど向き合えない20歳の青年を素直に演じることに意識をしました。大変だったシーンのひとつはフルートを吹くシーン。1ヶ月練習をしてなんとか吹けるようになりました」

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―― この作品を通じて、ミステリーにも興味を持ったという中島。主演の吉岡秀隆さんとの共演にも刺激を受けたそう。

「普段はあまりミステリーを読むことがなかったんですけど、横溝正史さんの本を初めて読んで、サスペンスはこんなに面白かったんだと思いました。演じるのはすごく大変でしたけど(笑)。主演の吉岡さんは最終日に10ページ近いセリフを演じられていて、1ヶ月前からずっと台本を読まれていたとおっしゃっていました。そのシーンは鬼気迫るものがあって、とても印象に残っています。「悪魔が来りて笛を吹く」の現場では、いろいろ吸収できるはずだからできる限り吸収してやろうという気持ちでいました。吉岡さんのお芝居も現場にいる姿勢もすごく尊敬していて、たくさん勉強させていただきました。吉岡さんはウィンタースポーツがお好きだそうで、休憩時間にはそういった話もさせていただきました」

―― また、村上淳さんから学ぶことも多かったという。

「村上さんと母親役の篠原ゆき子さんとの家族のシーンはそんなに多くはなかったんですけど、本番前に3人でいて村上さんが笑わせてくれて、そこで家族になれたかなと思います。現場に入った瞬間から村上さん節というかこんなやり方があったんだ、こんなに細かいところまで見ているんだと本当に勉強になりました。撮影の合間にはオススメの本や映画を教えていただいたり、服のことなどいろいろなお話をさせていただきました」

―― 現在はいろんな現場を経験し、役者としての大事なものを貯蓄している最中だという。今後演じてみたい役とは。

「今はいただいた役と向き合ってしっかり演じることが大切だと思っているのですが、好青年や恋が実らない役が多いので、誰にも理解してもらえない変わった役柄や人を振り回すような役柄を演じてみたいです」

―― 最後に「高崎グラフィティ。」「悪魔が来りて笛を吹く」それぞれの見所を―。

「「高崎グラフィティ。」は絵から空気が感じ取れる作品だと思うので、そこを感じて観ていただきたいです。「悪魔が来りて笛を吹く」は映像がすごくかっこいいです。キャラクターがとても個性的なので観ていて飽きないと思いますし、お金を持て余した人たちの堕落していく様子が見えると思うので、そこにも注目していただきたいです」


インフォメーション

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(C)2018 オフィスクレッシェンド

MOVIE

『高崎グラフィティ。』

第1回未完成映画予告編対象グランプリ受賞
8月18日(土)シネマテークたかさき、インシネマ高崎にて先行公開
8月25日(土)アップリンク渋谷、イオンシネマ シアタス調布ほか全国公開


高崎市の高校に通う、美紀、寛子、優斗、直樹、康太の5人は、高校を卒業してそれぞれに夢や不安を抱えていた。美紀の父親は、専門学校進学のため入学金を持ったまま失踪。
年上の彼氏との結婚生活を夢見ていた寛子も、彼氏への不信感を募らせる事態が。自動車修理工場を営む父との確執を抱えた優斗は、ふとしたはずみである犯罪に巻き込まれていく。
直樹と康太も心に抱えた屈折を持て余していた。同じ教室にいながら互いのことをよく知らなかった5人は、卒業パーティーの一夜をきっかけに友情を育み、人生の新たな一歩を踏み出していく。

▼公式サイト
http://takasaki-graffiti.com/


TV

ドラマ スーパープレミアム『悪魔が来りて笛を吹く』

8月26日(日)14:00~NHK BSプレミアムにて再放送


銀座の有名宝石店で、毒物を使った殺人事件が起きる。容疑者に目された旧華族の椿英輔は、「これ以上の屈辱に耐えられない」と自殺を遂げる。その無実を信じる娘の美禰子からの依頼を受けた金田一耕助は、椿邸で行われた奇妙な占いに立ち会うが、その夜、館に居候していた元伯爵が殺害される。捜査を始めた耕助は、旧華族のインモラルでおどろおどろしい人間関係やおごり、それらが生み出した怨念と悲劇に向き合ってゆくこととなる…。

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