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2021年はABEMA『恋とオオカミには騙されない』やミュージカル『オープニングナイト~桜咲高校ミュージカル部~』などに出演し、注目を集めた杢代和人。今期はドラマ『卒業式に、神谷詩子がいない』、『あせとせっけん』というタイプの違う2作品に出演し、さらなる活動の場を広げている。作品についての想いや、今後の目標について話を聞いた。

2022年は“飛躍の年にしたい”のでもっと駆け上がりたいです!

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―― 「Z世代に向けたエール」をコンセプトに、ドラマの世界観をメディアや手法にとらわれず、SNS、楽曲、ライブ配信、映画、舞台など自由なカタチで描き出すドラマプロジェクト『卒業式に、神谷詩子がいない』。現役高校生である杢代だが、出演が決まった時は「本当に嬉しかった」と語る。台本を読んだ時の感想は。

「ドラマへの出演はオーディションで決めて頂いたんですが、メインキャストでドラマに出ることが始めてだったのですごく嬉しかったです。台本を初めて読んだ時、とても高校生の日常がリアルに描かれていて、自分の胸にすごく刺さったところがあったんです。“これは共感してくれる人が多いぞ”っていう気持ちが強かったです」

―― メインキャスト6人がとても仲が良く、笑いの絶えない雰囲気で仲の良さを感じることができたが、初対面の本読みではみんなが「静かだった」と口を揃えて言うほど杢代はおとなしかったという。

「僕は普段はすごく喋る方なんですけど、僕が想像していた監督とキャストとマネージャーさんだけが参加する本読みではなく大会議室に人がどんどん入ってきたので、久しぶりに緊張してその時はあまり喋れなかったです。でもその後はキャストのみんなとも喋れるようになって、撮影に入ってからは休憩時間も6人で一緒にいて話していることが多かったです。でも僕たちだけ雰囲気が良いわけではなく、監督や撮影スタッフさんも含めて全員がすごく温かかったので、心の底からリラックスしてお芝居ができました」

―― 杢代演じる小林真斗は美意識が高く、穏やかで優しい性格であるが、自身との共通点とは。

「美意識は高い方かなと思っていてその部分は似ています。違うのは真斗がジェンダーレスというところ。演じる上ですごく難しかったです。ジェンダーレスについて勉強した方がいいのかと思って監督に相談したことがあるんですけど「勉強しないで」と言われたので、そのまま演じました。高校生のジェンダーレスって自分がジェンダーレスってことに気がついてないし、でも他とは違うことはわかっていて、他の人と違うことを知られたくないからこそ人に優しくするところがあるので、何にも染まらず真似せず、自分が思う“人に対する優しさを持つこと”、あまり友達と深い関係になりすぎないことに気をつけて演じたら「それ真斗っぽいね」って言われて、どんどん真斗っぽさが出せるようになりました」

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―― “人には言えない悩みを持っているが、みんなといる時は全力で楽しむ”を意識して演じたと語る杢代。高校3年間分を演じるにあたり、学年によって演じ分けなどはしたのだろうか。

「真斗は学年毎に髪型が違うんですが、そこで切り替えをしました。1年生の頃は前髪があって壁が厚くて優しいけど人と距離を取っている感じですけど、2年生、3年生は前髪をあげるようにして、仲間との関係性が深くなることを表現したり雰囲気を明るくすることを意識して演じました。物理的に変化があって演じやすかったです」

―― 演じる上で一番難しかったところや印象に残っているシーンについて聞いてみると。

「先ほど話に出た“悩みがあるけど、遊ぶときは全力で遊ぶ”っていうのが最初は引っかかっていて・・・。ドラマってみんなでいる時にそれぞれ悩みがあって、ふざけにくい部分がある部分を見せるのが面白いんじゃないかと思ったんですけど、そうではなかったので難しかったです。監督から「どんなに悩みがあっても友達といるときははしゃぐし、きっと忘れてるよね」って説明を受けてから納得して、切り替えを大事にして演じました。僕が一番見て欲しいシーンは莉子ちゃん演じる萌と真斗のシーンと真斗が大兼くん演じる史也に声をかけるシーン。どちらも同じ話の中にあるんですけど、真斗の優しさが詰まっているシーンなのですごく好きなんです。ぜひ見て欲しいです」

―― 身近な友達や所属している「原因は自分である。」のメンバーとは違う特別な存在の共演者メンバー。杢代にとってはどんな存在なのだろうか。

「共演者と言われれば共演者ですけど、同世代で仲も良いので“同級生に近い共演者”です。僕は現場ではツッコミ役でした。みんなが笑って盛り上がってくれるので、面白いこと言ったり、奇想天外なことをしたりしています。僕がふざけすぎると莉子ちゃんに「やめて」って言われてたまに怒られます(笑)。もうすぐクランクアップなんですけど(取材当時)、撮影が終わってしまうのは悲しくもあるし、もう少しやりたかったなという気持ちもあるけど、達成感もある。5人には特別な想いがあるので、撮影が終わってもそれぞれの活動は追って連絡しちゃうと思うし、また共演したいなと思います。(奥平)大兼くんには『次共演するときにはもう少しお芝居上手になってくるわ』と言ったら『楽しみにしているね』って言ってくれたので、成長できるように頑張りたいです」

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―― 毎週日曜日昼1:45~というドラマでは珍しい時間でのO.Aになるが、お昼のドラマについての印象を聞くとー。

「コロナ禍になってこの時間にTV見ている人、特に若者が見ていることが多いそうなんです。“Z世代に向けてエールを送れる作品”を作りたいという想いからこの企画が生まれたと聞いたので、同世代が見る時間に同世代に見て欲しい作品をやれるというのはすごく幸せなことだと思います。たくさんの方に見て欲しいです」

―― 一方同じクールにO.Aされている『あせとせっけん』では、主人公の八重島麻子の弟で姉想いの桂太を演じている。24歳という実年齢より年上の役をどう演じているのだろうか。

「自分もお姉ちゃん子だったのでシスコンは、スッと落とし込めて、シェフという役も料理が得意なので役作りは大変ではなかったんですけど、24歳という設定が本当に難しくて。クールで落ち着いている役なので、子供っぽく見られない話し方とか言葉のトーンは気をつけました。お姉ちゃんと一緒にいるときは反抗期っぽく(姉に)あまり興味がないように見せたくて演じましたが、一人の時はシスコン感を出すためにキャラが全く違うくらいギャップを持って演じたので、その差が映像に映るといいなと思います」

―― 『あせとせっけん』はどういう風に楽しんで欲しいか聞いてみると。

「胸キュンドラマではあるんですけど、すごく笑えるので大いに笑って欲しいです。真剣に良いことを言っているシーンもあるし、“あせキュン”シーンもあります。ぜひ誰かと一緒に見て楽しんで欲しいです」

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―― 今クールは『卒業式に、神谷詩子がいない』、『あせとせっけん』の2作品に出演しているが、2022年はどんな年にしたいと思っているのだろう。

「去年は『恋とオオカミには騙されない』や、オリジナルミュージカル『オープニングナイト ~桜咲高校ミュージカル部~』、SNSドラマに出演させていただいて、演技の幅も広がったので、僕の中ではターニングポイントになった1年になりました。今年の初めに “飛躍の年にしたい”と目標を作ったんですが、1クールに2本も出演することができて良いスタートがきれたと思うので、もっと駆け上がりたいと思っています。歌もお芝居も全部好きなので、どちらも全力でやっています。演じているとライブをやりたいと思うし、リハーサルをしているとお芝居したいと思うので、それが全部できるって相当幸せだなと思います。簡単な言葉になってしまうんですが、マルチに活躍できるようになりたいです」

―― 今後挑戦していたいのはどんな役か聞いてみると。

「殺人鬼か王道ラブコメの主人公をやってみたいです!殺人鬼は内面の悩みや人との関わり方など普通の人と違って演技力が試されると思うので挑戦してみたいし、ラブコメの主人公は単純に本当にやりたいです。キュンとさせたい!ぜひ僕のことを見つけてもらって、ラブコメの主人公をやらせてください!全力でやります!(笑)」

―― 最後にファンの方へのメッセージを。

「俳優で活動している時の自分も、音楽活動している時は動画などで素の自分も見てもらえると思うので、どちらも楽しんで欲しいです。みなさんから愛される人になりたいので、『卒業式に、神谷詩子がいない』、『あせとせっけん』で僕のことを知った人もこれをきっかけにいろんな僕を知って欲しいです。よろしくお願いします」


Styling:清水拓郎/Hair&Make-up:SUGANAKATA(GLEAM)

インフォメーション

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(C)日本テレビ放送網株式会社

TV

Zドラマ『卒業式に、神谷詩子がいない』

毎週日曜日 昼1:45~放送中!
日本テレビ

2022年3月、卒業式が始まろうとしている。
しかし、詩子の席は空席のままだった。
彼女はなぜ、ここにいないのか……。
2019年。高校1年 春。体育館の掃除当番として出会った神谷詩子 寺島史也 安藤しず香 工藤健介 宮田萌 小林真斗の6人。
詩子の踊るダンスをきっかけに距離が縮まっていく。
自分たちを「ファンファーレ」と名付け、動画投稿をしたりし仲を深めていく。
高校1年 秋 文化祭。先輩たちのステージを見て来年の文化祭ではダンスでステージに立つことを誓う、詩子 しず香 萌。
あの頃は、みんなと一緒にいるとただ楽しくて、同じ夢をいつまでも見ていられると思っていた……
▼公式サイト
https://www.ntv.co.jp/utako-ga-inai/

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(C)「あせとせっけん」製作委員会・MBS

TV

ドラマ特区『あせとせっけん』

毎週木曜日 深夜0:59~放送中!
MBS他

化粧品&バス用品メーカー『リリアドロップ』で働き、せっけんの商品開発プランナーを務める・名取香太郎と、同じ会社で経理部として働く、八重島麻子。職業柄、香りの嗅ぎ分けを得意とする究極の“においフェチ”香太郎は、ある日会社の廊下で、とっても気になる“におい”に出会う。一方、重度の“汗っかき”の麻子は幼少期に「汗子」とからかわれた経験があり、においや汗がコンプレックス。人目をはばかるようにトイレでデオドラント製品を使うことが日課で、ある日、念入りににおいケアをし、廊下を歩いていると…突然、香太郎から“におい”を嗅がれー!?「あなたのにおいにビビッときました」と言われた麻子は、突然の出来事に驚き、その場を立ち去ってまうが…。その後も幾度となく香太郎は麻子の前に現れ、商品開発のプレゼンのために「これから1週間、毎日においを嗅がせてほしい」と懇願。麻子はその勢いに負け、協力することになったのだが、本当に毎日嗅がれるようになり…。

▼公式サイト
https://www.mbs.jp/asetosekken/

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【応募締め切り】2022/03/14(月)12:00まで
詳しくは、下記へアクセス!!
https://fc.stardust.co.jp/pc/ticket-present/

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