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ある出来事により挫折した元高校教師の主人公が、崖っぷちのボーイズグループ7人の“寮母”となり、一緒に“トップアーティストになる”という夢に向かっていくまでを描いたドラマ「君の花になる」(毎週火曜22:00~)が、10月18日よりTBS系列にて放送される。 本田翼演じる主人公・仲町あす花(なかまち・あすか)と共に“トップアーティストになる夢”を目指す7人組ボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」のメンバーの一員で、頼れる末っ子“なる”こと、成瀬大二郎(なるせ・だいじろう)役を務める宮世琉弥と、歌が大好きで鼻が利く桧山竜星(ひやま・りゅうせい)役に扮する森愁斗に、本作の見どころを語ってもらった。

ドラマ『君の花になる』スペシャルインタビュー

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―― およそ1年前にオーディションで選ばれた「8LOOM」のメンバー7人(高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝)は、劇中だけでなく期間限定のボーイズグループとして9月21日に、1stシングル『Come Again』をリリースし、デビュー。今後も物語と連動したライブ、イベントなど多岐にわたる活動を行っていくという。

宮世琉弥「今回はオーディションの期間も長かったので、不安とドキドキが最初からずっと続いていた感じでした。そしていざ受かって、ついにそこから7人で活動を始めるにあたり、ドラマの撮影まで長期に及ぶと聞いて、改めて身が引き締まりました。まさにお互いに高め合えている実感があるので、これからもっともっと頑張っていきたいと思っています」

森愁斗「僕はこの作品がドラマ初挑戦なのでもちろん不安もありますし、わからないことだらけなのですが、今回のプロジェクトがすべて終わったときに『これが自分にとって初めてのドラマでよかった』と誇れるようなドラマにしたいと思っています。まだ撮影期間も残っていて、これからアーティスト活動もしていくので、もっともっと自分自身やグループ全体の質を高めることで、より良いものを作っていけたらと思いながら取り組んでいます」

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―― 同じ事務所でもオーディション合格までは顔を合わせる機会がなかったという二人。改めて初対面の印象を聞いてみた。

宮世「愁斗は初対面の時から明るくて、場になじみやすいというか。メンバーともすぐに仲良くなって、一緒にご飯を食べたりしていて。すごく柔軟性があるなと思いました」

森「琉弥の印象は最初のころと結構変わったかな。おとなしいのかなと思ってたんですが、ここまで仲良くなってから改めて振り返ると、やっぱり人見知りしてたみたいで。いまとなっては、プライベートでもお仕事においてもめちゃくちゃいい存在になっています」

―― それぞれが演じる役柄についても自己紹介してもらった。

宮世「僕が演じる成瀬大二郎は、みんなから“なるくん”と呼ばれているんですが、とてもメンバー思いで、最年少ながら視野がすごく広くて、俯瞰してみることが出来るタイプの子です。ふざけるときはふざけるし、真面目なところもある。高橋文哉くん演じるリーダーの弾も『8LOOM』のメンバーのことをすごく考えていると思うけど、なるくんも、弾のことやグループのことをちゃんと考えていて。なるくんの登場シーンがドラマを観ている皆さんのいい箸休めになったらいいなと思いながら演じています。1日1本はランダムにいろんな作品を観て引き出しを増やして、なるくんの役作りにも活かしています」

森「僕が演じる桧山竜星は、自由奔放で甘えん坊の弟キャラで、鼻が利くのが特徴なんです。料理を匂いで当てたり、人の気配をいち早く察知したり。一見のほほんとしているように見えるんですけど、意外と周りを見ていて、言うべきことはきちんと言うタイプ。周りのみんなから可愛がられる、愛すべきキャラクターだと思います」

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―― ドラマに先駆け、TBS公式 YouTube チャンネル「YouTuboo」にて、オーディションを勝ち抜いた 「8LOOM」キャスト7人の、ドラマ放送までの1年間を追った密着&応援コンテンツ「『君の花になる』までの365日」も配信されている。番組のタイトル通り、グループ結成以降、ダンスレッスンから撮影に至るまで、ほぼ毎日一緒に過ごしているという。

森「撮影に入ってからは実際に所属しているグループよりも『8LOOM』のメンバーと一緒にいる時間の方が、少し長くなっていて。だからこそ、ここまで仲良くなれたのかなと思ったりもしています」

―― 「8LOOM」には俳優とアーティストが混在しているため、それぞれの得意分野を発揮しながらも、未経験の部分は補い合える、個性が発揮できるグループとなっているようだ。

宮世「積極的にアイデアを出し合える環境なんです。『こんな時はこうした方がより良くなるよね』っていうような会話は、特に愁斗とは沢山しているよね?」

森「そうだね。やっぱりお互いにダンス、ボーカルの経験もあって分かり合えるからこそ、阿吽の呼吸でできているところがある気がする。演技面では、初心者の僕にはまだ追いつけない部分が沢山あるので、横で見ているだけでも自然と勉強になっていますし、お互いに切磋琢磨しながら向上していける、良い仲間だなと思います」

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―― メンバーが共同生活を送る寮の寮母・仲町あす花役として主演を務める、本田翼の印象についても訊いてみた。

宮世「すっごくかわいい方です(笑)。本田さんは現場の天使です。癒されます」

森「フフフ(笑)。そうだね」

宮世「あんなにフランクに話しかけてくださる方は、本田さんの他にあんまりいないです。現場も和やかで撮影もしやすいですし、本田さんが座長で本当に良かったと思います」

森「本田さんはイメージ通りの気さくな方で、一緒にお芝居をしているときもすごく素敵な方だなと思います。まさに、撮影現場でもめちゃくちゃありがたい存在になっています」

―― 「8LOOM」の所属事務所・花巻エンターテインメントのやり手社長に扮する夏木マリや、事務所で働く謎多きトリニティ春日役の竹中直人。ライバルグループの敏腕マネジャー香坂すみれ役の内田有紀など、“曲者ぞろい”のベテラン勢と芝居を交わした感想は?

宮世「すごく勉強になります。現場で面と向かってお芝居をした時に、ベテランの方々から発せられるオーラのようなものがすごくリアルに感じられて。本気で圧倒されましたし、『もっと頑張らなきゃ』と思わされました」

森「みなさんすごく素敵な方ばかりなんですけど、特に内田有紀さんは演技をした後に毎回モニターでご自身のお芝居を見つめていらっしゃって。僕が言うのもおこがましいのですが、監督と作品に真剣に寄り添ってより良いものを作ろうとされているのが傍で見てる僕にめちゃくちゃ伝わってくるんです。『僕ももっともっと頑張らなければ!』と思いました」

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―― これまで一年近く準備してきたなかでもっとも大変だったことは?

宮世「ダンス、歌、お芝居、それぞれのジャンルに何かしら初めて取り組むメンバーがいる中で、全員で一つのものを作り上げていく作業は、正直すごく難しいものだと感じていました。世界的に活躍するダンサー・コレオグラファーのReiNaさんが、『8LOOM』の楽曲のために振り付けて下さっているんですが、そのダンスの振りが思った以上に難しくて(苦笑)。1日みっちり練習した日もありました。ダンスや歌の求められているレベルは撮影に入る前の大きな壁でした」

森「僕にとっては初めてのドラマ出演に加えて、ダンスや歌の練習もあるのでとにかく大変で……。でも最初の頃に比べたら上手くなってきていると思います。この前、改めてダンスシーンを映像で見たらみんなすごく揃ってて、めちゃめちゃ成長が感じられました。もちろんこれからまだまだ努力して向上していかないといけないんですけど、ここまで頑張ってやってきて良かったと思えた瞬間でもあったので、ものすごく嬉しかったです」

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―― 「8LOOM」として1stシングル『Come Again』を観客の前でパフォーマンスする機会もあったという。

森「つい最近、公開収録があったんです」

宮世「久しぶりのライブイベントで、客席からの声援をすごく感じることができました。やっぱりライブじゃないとファンの方々の本当の声は聞こえないので。歓声があるからこそのライブだという認識が、僕の中にはずっとあったんです。でもコロナ禍に入ってからは、現実ではなかなか叶わずに皆さんいたと思うんです。でも今回は特別に公開収録で声が出せる環境だったので、ファンの方たちの生の歓声を聴けたのが何よりも嬉しくて。メンバーはもちろんのこと、ファンの皆さんの顔も本当に生き生きしていました」

森「みんな本当にキラキラしてたもんね」

宮世「そう。みんなが心底楽しそうに笑い合っていたのが印象的でした。ファンの皆さんと一緒の現場でお仕事ができたことも嬉しかったですし、あのライブのおかげでまた新しい目標が持てるようになりました。これからもっと頑張っていきたいと改めて思いました」

―― では最後に、改めてドラマの見どころを!

森「番組と連動して期間限定のボーイズグループとして実際にデビューするドラマって、今までになかったと思うんですよね。ドラマを観ていて『8LOOM』を応援したくなったら、実際にライブやイベントで“推し”に会いに来られる状況って、ものすごく面白いなぁと思っていて。僕らも皆さんの期待に応えられるように、ドラマもアーティスト活動も、精一杯頑張っていくので、ぜひ応援してもらえたら嬉しいです。グループの困難や葛藤を描いている部分も多いので、現実社会で悩みを抱えている方たちにも寄り添えるんじゃないかと。皆さんもドラマを観ることで『自分も頑張ろう!』と思っていただけたら嬉しいです」

宮世「話が進むにつれて何か重大なことが…?(笑)起こるかも。なるくんの活躍もぜひ楽しみにしていてください!」


Writing:渡邊玲子

インフォメーション

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(C)TBS

TV

『君の花になる』

10月18日(火)放送スタート
毎週火曜22:00~
TBS系

ある出来事により挫折した元高校教師の主人公・仲町あす花(本田翼)。突如、崖っぷちのボーイズグループ「8LOOM」が共同生活する寮の“寮母”になったことをきっかけに、かつての教え子・佐神弾(高橋文哉)と再会する。弾がグループのリーダーとして夢に向かってまっすぐ挑戦する姿に心を打たれたあす花は、気づけば教師だった頃の情熱を取り戻し、自身の挫折とも向き合うようになっていく――。

▼公式サイト
https://www.tbs.co.jp/kiminohananinaru_tbs/



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