「恥ずかしいのですが、僕は完全なる夜型人間なので、今まで朝ドラを観たことがありませんでした。出演が決まり両親に報告したらすごくよろこんでくれました。ずっと朝ドラを観ていたそうなんです。ワクワクしながら二代目ヒロイン・るい編を楽しんでいるようで『いつから出てくるの?』とうれしそうに聞いてきます。その反応を見て『これからはちゃんと観よう』と思い、毎日楽しく拝見しています。今、自分が観ているドラマに途中から自分が出てくるのは、好きだったものに出られる感覚があってうれしいです。今からオンエアが楽しみです」
「台本に並ぶ名前を見るだけでも、登場人物が豪華という印象を受けました。演技に深みのある芝居ができる人たちが集まっているなって。安子編では、観ていて辛くなることも多かったので、みなさんの芝居の質の高さが感じられると思いました」
「夢のために一生懸命努力している文四郎の真面目さ、前を向いている姿は自分と似ていると思います。僕、こう見えて仕事に対して真面目なので(笑)。不器用なところはまったく似ていません。人に誤解されずに言葉を伝えるのが苦手で、若干損してるなと感じるところも多いキャラクターです。ひなたとのやり取りでも、うまく気持ちが伝えられずにもどかしい部分があったりして。僕はわりと世渡り上手なほうで、器用に生きてきたタイプだと思います。文四郎ももっと器用にやっていたらなと思いながら演じています」
「撮影を重ねるごとに、素晴らしい女優さんという印象を受けます。ものすごく真面目でストイックです。二人とも待ち時間にワイワイ話すタイプではないので、何十分も無言で隣に座ったままということもよくあります。でも、それがすごく心地よくて。芝居に対する考え方は似ている気がしています」
「安子さん、るいさんは乙女という感じでしたが、ひなたさんはやんちゃで、元気がよくて男の子みたいなヒロインです。そんなひなたと不器用な文四郎ですから、安子編、るい編で描かれたラブの形とは少し違ってくると思います。喧嘩しながらも仲良いよね、と外から見て微笑ましい関係で、キュンキュンの瞬間はあまりないかも。最終的にどんな関係になっていくのか楽しみながら見届けていただきたいです」
「殺陣は僕にとっても新しいチャレンジなので、とても楽しいです。時代劇俳優なので、いろいろなかつらをかぶり、いろいろな衣装も着ます。結構大変だけど、ずっと朝ドラを作ってきた技術部チームのプロ意識と役者の芝居の質の高さを感じる現場なので、とても楽しいです。役者としても役としても大先輩の大部屋俳優・伴虚無蔵役の松重(豊)さんのお背中を見て勉強させていただいたりもしています。とてもかっこいいです!」
「基本的には朝から夜までずっと撮影です。僕は一人で旅行するタイプでもないですし、お仕事が好きなので、撮影を楽しんでいます。撮影のペースがとても早くて、スタジオでカメラを5、6台同時に回しながら、1シーンを一発でマルチに撮影します。『今日は、ここまで撮り切るぞ!』というチームのプロ意識を感じる現場で、こちらも芝居に集中できるのは助かります。そして、撮影の合間はしっかり寝る。仕事か寝るかの2択です。YouTubeをやっているので、動画編集用にパソコンは必ず持っていきます。夜は一人で編集していることが多いです。対戦相手がいないので、ポケモンカードは持参しないです(笑)」
「仕事によって出かける時間が違うので、特にルーティーンはありません。でも、ルーティーンと呼べるかどうか分からないけれど、出かける前の決まりごとはあります。いつも集合時間の4分前にアラームをかけて起きています。スタッフさんが家の前まで迎えに来てくれるのですが、起きてから出かける準備をして車に乗るまでにかかる時間がちょうど4分。計算され尽くした4分なので1分でも前後することはありませんし、必要な準備以外のことはせず車に向かいます。僕にとって移動時間は貴重な睡眠時間なので、シャワーを浴びたり、朝ごはんを食べることで体が起きてしまうのは避けたいんです。寝た状態をキープしたまま車に倒れ込むようにしています(笑)。休むときには本気で休む、常にメリハリを実践しています」
Writing:タナカシノブ
TV
<NHK総合>
月曜~土曜 前8:00 再後0:45
<BSプレミアム・BS4K>
月曜~土曜 前7:30 再月曜~金曜 後11:00
※土曜日は1週間を振り返ります
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