「「キングダム」は読んだことがなくて、お話をいただいてから原作を読みました。熱いシーンがいっぱいあって、男の子が好きなワクワクする漫画だと思いました。面白かったです」
「僕がやりそうなキャラだなって思いながら、原作を読みました(笑)。わかりやすく、憎たらしく描かれていていいなって。振り切って演じられるので、こういう役をいただくとワクワクします。成キョウについて、佐藤監督とお話したんですけど、監督はすべてのキャラクターを細かいところまで掘り下げていらっしゃって、成キョウにもプライドがあって、王族の血をひくものが王であるべきだと本気で思っていると熱く語ってくださり、役を演じる上で参考になりました。ポーズは漫画であって、ムカつく座り方がキャラクターに合っていると思ってやりました」
「僕は王様の部屋で座っているだけでしたけど、美術セットのこだわりはすごく感じました。同時に、衣装へのこだわりも感じました。衣装合わせでは、細かいところまで採寸をしましたし、成キョウら王族の着物は中国で作っているものが多いみたいですね」
「ロケーションが壮大ですごかったです。お城で「我こそが王だ!」と演説するシーンは気持ち良かったですね。撮影は現地のスタッフさんにエキストラさんもいらして、日本とは勝手が違うので大変でしたが、日本では撮れないような規模の映像が撮れていると思います。エキストラさんの数には圧倒されました。中国のエキストラさんは、みなさん大らかでした(笑)。ワンカット終わるごとに、いいって言われていないのに装具を外してすぐ寝ちゃうんです(笑)。あと、大変だったのは移動です。空港から6時間か7時間ぐらいかけて車で移動しました。舗装されてないので道が悪くて、すごく揺れてなかなかハードでした。座席から何度か落ちました(笑)。移動だけで1日が潰れてしまうんですよね。撮影が4日か5日空いたときがあって、戻れるけどどうする?という話になったんですけど、結局ホテルに待機しました。周りに何もなくて、言葉も通じないので、ホテルに引きこもっていました」
「そうおっしゃっていただけると、本当に嬉しいです。佐藤監督の現場は、僕も入る前から安心感があります。絶対、間違いないと。スタッフさんも一緒なことが多いので、その点でも安心します。佐藤監督は、ものすごく頭のいい方だなというのがベースにありますね。誰に対しても物腰が柔らかくて丁寧ですし、熱いものを持っていらして譲れないものが心にあって素敵なんです。また、バランスを取ることに長けている方という印象もあります。映画の作品の中でもそうですし、現場でもそうですし。バランスを取らせたら、日本で一番クラスの監督じゃないかなと。『キングダム』もですけど、有名なタイトルをいっぱい手がけていらしゃって、その全部が最高に面白くて。面白いものをちゃんと面白く撮るのは、難しいことだと思うんですけど、それが間違いなくできる監督だと思います。僕はものすごく信頼しています」
「すごく面白かったです。日本でできる最大規模のエンタテインメントだと思います。お金のかけかたもそうですし、それに見合った作品になっていると思いました。アクションも素晴らしいし、僕は現場にいなかったので知らなかったけど、(山﨑)賢人くんを筆頭にみんな頑張っているなって思いました。続編もあるといいですよね。成キョウがどんどんいいキャラになっていくので、また演じられたらいいなって思います。中国の歴史だから難しいと思われるかもしれませんが、一切そんなことはなくて、めちゃめちゃわかりやすいし、迫力があって面白いのでぜひ劇場で観ていただきたいです」
Writing:杉嶋未来
MOVIE
4月19日(金)公開
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