「漫画の『闇金ウシジマくん』はもともと全部読んでいました。山田孝之さん主演の実写のほうもすごく人気があると知っていたので、途中から参加させていただけるのは単純にありがたいことだなと思って、嬉しかったです」
「どこにでもいる普通の青年だと思いました。ひとつ違うとしたら、自分から動くことができるところかと。何かを変えたければ自分から行動を起こさなきゃいけない。当たり前のことだと思うんですけど、実はそれができる人間のほうが圧倒的に少ない。僕はわりと思い立ったらすぐ行動するタイプなので、そこは真司に共感できますね。また、真司は、天生先生(ネットビジネス界のカリスマ)のような大富豪を夢見て一攫千金を狙いますけど、実はすごくいいやつで不器用なんです。天生先生は弱い人を食い物にするビジネスを意図してやっているけれど、真司は情報商材を売るときも、本当にいいものを勧めている感覚なんです。心優しい素敵なキャラクターです。僕だったら、自分の身を削って人を助けようとはしないので(笑)、だからこそすごく素敵な青年だと思います」
「今回、僕が演じている役は漫画にも相当するキャラはいるんですけど、役名は変わっているんです。意味がなく変わっているわけではないので、「漫画のキャラクターと違っていていいよ」というメッセージだと受け取っていました。台本を読んだ印象で演じようと思い、特に事前に勉強して作り込むことは全くなかったです。原作ものをやらせていただくことが多いのですが、その場合は、ものすごく勉強してから入るようにはします。原作ファンが一番注目してくれる層だと思いますし、その方たちに失礼のないようにと。あとは、多数の人に受け入れられる作品を作るのが僕は正解だと思っているので、勉強はします。ただ、オリジナルの作品であったり、自分が(キャラクターを)作っていいものに関しては、すごくフラットな状態で現場に入ることが多いです」
「結構いっぱいあります。ラストシーンが僕は一番好きです。でも……ネタバレになるので言いづらいというか、言えないんですけど(笑)。言える範囲だと……真司が一段階前に進めたという構図になって、嬉しかったです」
「りな役の白石麻衣さんとは、ほとんどしゃべった記憶がないんです(笑)。共演シーンはいくつかあったんですけど。浜野謙太さんの天生先生役もハマっていて面白いですよね。浜野さん自身がすごく楽しそうに演じてらっしゃるのが印象的でした。天生先生はいつもたくさんのきれいな女性を引き連れている役なので、カメラが回ってないところでもすっごく楽しそうでした(笑)」
「現場では、あまりお話はしていません。でも、最近プロモーションや取材などでご一緒させていただくことが多い中、いつも気にかけてくださっていて。俳優として、すごく尊敬できるいい先輩です。山田さんは代わりがいない、代わりが効かない役者さんだと思うので、唯一無二の存在で本当に素敵だと思います」
「僕と同世代の役者さんは、めちゃくちゃたくさんいますからね。自分はどこに対してアプローチするのがベストか頭で考えて動くタイプ。直感で演じることができる俳優さんが羨ましいなと思いつつ、でも、自分なりのスタンスで何かを確立できたらと思っています」
Writing:杉嶋未来
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