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萩原みのり 映画「アンダードッグ」公開記念舞台挨拶!
同作は、監督・武正晴さん、脚本・足立紳さんをはじめとする映画「百円の恋」の製作陣が、再びボクシングを題材に不屈のルーザーたちへ捧げる挽歌ともいえる作品。過去のささやかな栄光が忘れられず、〝咬ませ犬〟になり果て、今もボクシングにしがみつくことしかできない主人公を中心に、人生から見放された3人の男たちのドラマを描く。
一度は手にしかけたチャンピオンへの道……そこからはずれた今も〝かませ犬(=アンダードッグ)〟としてリングに上がり、ボクシングにしがみつく日々をおくる崖っぷちボクサー・末永晃(森山未來)。幼い息子・太郎には父親としての背中すら見せてやることができず“かませ犬”から“負け犬”に。一抹のプライドも粉砕され、どん底を這いずる“夢みる”燃えカスとなった男は、宿命的な出会いを果たす。一人は、“夢あふれる”若き天才ボクサー・大村龍太(北村匠海)。児童養護施設で晃と出会いボクシングに目覚めるが、過去に起こした事件によってボクサーとして期待された将来に暗い影を落とす。もう一人は、夢も笑いも半人前な“夢さがす”芸人ボクサー・宮木瞬(勝地涼)。大物俳優の二世タレントで、芸人としても鳴かず飛ばずの宮木は、自らの存在を証明するかのようにボクシングに挑む。三者三様の理由を持つ男たちが再起という名のリングに立つとき、飛び散るのは汗か、血か、涙か。
萩原は、龍太の妻・大村加奈を演じる。龍太と同じ養護施設で育ち、幼い頃から龍太を見守る。
上映後に行われた舞台挨拶に登壇した萩原は、「この(共演者の)方々と一緒にステージに立てることに緊張しすぎて震えが止まらないんですけど、私自身も少しでも楽しんでいけたらと思います。今日はよろしくお願いします。」と挨拶。
完成した作品を観た感想について、「とにかくあっという間でした。試合が始まったときは、あまりにカッコよすぎて意味が分からないという初めてのゾーンでした。大きな画面の隅々まで試合の熱量が覆いつくしていて、すごいなと思いましたし、会場で実際に試合を見ていたときと同じ気持ちになれたので、それがお客さんにもちゃんと伝わるのが素敵だなと思いました。」と明かした。
最後に、「この時期でいろいろ大変ですが、この時期だからこそ、劇場で全身で感じてほしいなと思う作品です。家にいることが増えて高揚感みたいなものを味わうのが減った感覚があるのですが、前後編を通して観たとき、やっぱり映画っていいなと思いました。たくさんの方にもそれを感じてもらえたらうれしいです。今日はありがとうございました。」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。
映画「アンダードッグ」は、【前編】【後編】で絶賛公開中!
ぜひ劇場でご覧ください!
(敬称略)