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北村匠海 映画「思い、思われ、ふり、ふられ」初日舞台挨拶!
「思い、思われ、ふり、ふられ」は、咲坂伊緒の伝説的人気少女コミック「ストロボ・エッジ」と「アオハライド」の流れを受け継いだ<咲坂伊緒 青春三部作>の最終章で、4人の高校生男女の切なくすれ違う恋模様を瑞々しく描いた傑作青春ラブストーリー。
偶然出会ったタイプの全く違う【朱里】(浜辺美波)と【由奈】(福本莉子)、朱里の義理の弟の【理央】(北村)と由奈の幼馴染の【和臣】(赤楚衛二)は同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。
理央に憧れる由奈、朱里に言えない想いを抱える理央、秘密を抱える朱里、ある秘密を目撃してしまった和臣。
それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違っていき――
北村は、朱里の義理の弟であり葛藤を抱えるクールな山本理央を演じる。
この日の舞台挨拶は全国111館のスクリーンで中継され、北村は、「全国の皆さん、こんにちは。北村匠海です。今日という日を迎えられてとても嬉しく思っています。実際にお会いできていないので、もしかしたら僕たちのトークがちぐはぐになる部分もあるかもしれないですが(笑)、最後まで楽しんでいただければと思います。よろしくお願いします。」と挨拶。
公開初日を迎えた感想を、「僕たちが想像している以上の方がカメラの向こうにいて、それが日本中に広がっているというのは不思議な感覚です。舞台挨拶も今までより更に広がっていて、それに繋がりを感じられるというのが嬉しいです。」と話した。
撮影現場の雰囲気について、朱里役の浜辺美波さんが“みんな空気感が似ていた”と振り返ると、北村も「みんなが同じマイペースな血液型だったので、マイペースさがカチッとはまると、かなりスピードがありました。現場の空気としては温かいんですけど、勢いが増す感覚というものがありました。」と明かした。
また、好きなシーンを聞かれ、「この映画は、4人それぞれがお互いのいろいろな関わり合いの中で、友情や家族、恋愛の話があるのですが、僕は(福本)莉子ちゃん演じる由奈との図書室でのシーンが印象深いです。ものすごく難しいシーンでしたし、それを監督も含めじっくり撮っていった中で、僕は受け芝居側だったので、何かをしてあげられるわけでもなく、理央として横に居てあげられることしかできなかったのですが、いざ本編を観ると本当に素敵なシーンになっていたので思い出深いです。」と語った。
夏祭りのシーンなど理想のデートシーンが多い同作。夏の理想のデートは?という質問に、「夏の思い出を振りかえると、カブトムシを採りにいった思い出しかないです(笑)。おじいちゃんに朝4時に起こされて、“行くぞ!”と言っておじいちゃんが木を蹴るんです。そうすると、たくさんカブトムシとかクワガタが落ちてくる木がありまして。それを楽しめる子と一緒にカブトムシ採りをやりたいです。」と笑顔を見せた。
同作が学生たち夏の思い出になってほしいという願いにちなみ、キャストたちが夏の思い出写真を公開する一幕も。DISH//のメンバーである矢部昌暉と花火をしている写真を披露した北村は、「高校3年生の時の僕です。横にいるのがバンドのメンバーで同い年の矢部昌暉君なんですが、この当時は彼しか友達がいなかったんですよ(笑)。彼と花火やタケノコ狩りに行ったりとか、家族ぐるみで出かけていました。この日は千葉かどこかの海で、“男同士で高校最後の夏楽しもうぜ”みたいな感じで、花火をして帰った日でした。本当に3年間、彼との思い出しかないです(笑)。」と当時を振り返った。
イベント終盤では、三木孝浩監督により作成された、朱里・理央・由奈・和臣の4種類の特別映像について話題が挙がると共に、「みんなの115万枚のフィルムキャンペーン」と銘打ち、一般の方から応募された思い出の写真・動画をもとに作成された5本目の特別映像が初公開となった。
そして最後に、「本日はどうもありがとうございます。今まさに三木監督の映像の中にも描かれていたリアルな青春というものが、現状この時期で味わいづらい特に高校3年生、中学3年生、小学6年生の皆さんに、もっと大事にできた時間があったのにと後悔しないような夏をぜひともこの映画で感じてほしいです。思ったり思われたり、それが届かないことを苦しかったり、届いて嬉しかったりというのはもちろんなのですが、振り返った時に尊い時間というのは絶対にあって、僕もこの映画でもっと青春やっておけば良かった、学生時代を楽しんでおけば良かったと感じましたし、少し大人の僕たちは懐かしい日々を思い出せる物語でもありますので、今後もこの映画が盛り上がって、この夏、みんなの心に留まる作品になればいいなと思います。」とメッセージを送った。
映画「思い、思われ、ふり、ふられ」は、全国公開中!
ぜひお楽しみください。
(敬称略)