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太賀 映画「静かな雨」ダブル主演決定!
同作は、作家・宮下奈都氏の小説デビュー作『静かな雨』(文藝春秋刊)の映画化作品。
宮下奈都氏は『羊と鋼の森』で2016 年の本屋大賞1 位を受賞し、その『羊と鋼の森』(主演:山﨑賢人)は2018 年に映画化され話題を呼んだ。『静かな雨』は、そんな彼女が2004 年に執筆し、第98 回文學界新人賞佳作に入選したデビュー作だ。
メガホンを取ったのは、『四月の永い夢』(2017)で世界4大映画祭のひとつモスクワ国際映画祭コンペティション部門に選出され、国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞し、新作『わたしは光をにぎっている』(2019)で同映画祭に特別招待されワールドプレミアを果たした、昨今の映画界で評価を高めている新鋭・中川龍太郎氏。
出演者と監督の若い力を結集させた同作で、日本映画界に真の愛を問いかける。
出演にあたって太賀は、「この作品に対する想いを一言では表現できない。それほど、監督と沢山の言葉を交わし、悩み考え抜いて現場に臨みました。記憶が失われていくヒロインの目に映るのは、曖昧でどこか不確かな光景なのかもしれません。その世界に僕が持ち寄れるものは、確かで純粋な優しさだけだと思って演じました。素晴らしいスタッフの方々、素敵なキャストの皆さんと過ごした日々は、中川監督の強烈な個性が引き寄せた、映画作りにおける奇跡のようでした。ぜひ、劇場に観に来てください。」とコメントを寄せた。
映画「静かな雨」は、2020年新春、全国順次公開!
ぜひご期待ください。
【物語】
大学で生物考古学研究助手をしている行助(太賀)は、パチンコ屋の駐車場でおいしそうなたいやき屋を見つける。そこは、こよみ(衛藤美彩)という、まっすぐな目をした可愛い女の子が一人で経営するたいやき屋だった。そこに通ううちにこよみと少しずつ親しくなり、言葉を交わすようになる。
だがある朝、こよみは交通事故で意識不明になってしまう。毎日病院に通う行助。そしてある日、奇跡的に意識を取り戻したこよみだが、事故の後遺症で記憶に障害があることがわかる。事故以前の記憶は残っているが、目覚めてからの記憶は一日経つと消えてしまうのだ。行助は記憶が刻まれなくなったこよみと、変わらずに接していこうとするが……。
外は静かな雨が降っていた。
(敬称略)