STAGE
島田惇平 舞台「ハムレット×SHIBUYA~ヒカリよ、俺たちの復讐は穢れたか~」開幕!
シェイクスピア戯曲を連続上演し続ける、木村龍之介氏が主宰する演劇集団・カクシンハンが、7年前に旗揚げ公演を行った同じ場所で、旗揚げ作品の「ハムレット×SHIBUYA~ヒカリよ、俺たちの復讐は穢れたか~」のリーディング公演(朗読劇)を上演。初演時、木村氏の戯曲は、現代的で鮮烈なシェイクスピア・アダプテーション上演として評価されている。
同舞台は、この戯曲がシェイクスピアの本場、英国で英訳・出版されることに先駆けての記念公演となる。
シブヤ役を務める島田は、「今回私が演じるのは『シブヤ』という1人の青年です。ある事故によって彼女を失います。物語には『アキハバラ』というもう1人の青年が登場します。『アキハバラ』と『シブヤ』。彼等は別々の人間でありながらどこか深層部分で繋がっており、先の事故をきっかけに2人の人生が交錯し始めます。2人はどうなっていくのか。そして彼女は。2人の青年が苦悩し、あがき、もがき、希求し、模索する、深い深い森の中を突き進んでいくような物語を楽しんで頂けたらと思います。」とコメント。
ご来場いただく皆様に向けて、「ハムレット×SHIBUYAはハムレットであり、ハムレットではありません。随所にハムレットの言葉が散りばめられており、ハムレットを彷彿とさせるシーンが多々ありますが、『シブヤ』と『アキハバラ』という紛れもない現代の青年2人の物語であり記録です。古典の血と現代の肉体の融合を試みようとしています。是非、渋谷という大都市東京のど真ん中でこの演劇を目撃して頂きたい。そう思います。」とメッセージを送った。
カクシンハン特別リーディング公演 「ハムレット×SHIBUYA~ヒカリよ、俺たちの復讐は穢れたか~」は、5/26(日)まで渋谷・ギャラリーLE DECO 4にて上演。
ぜひ劇場でお楽しみください。
【STORY】
ラブホテル「エルシノア」で、オフィーリア(真以美)と会い、亡き父親の亡霊(河内大和)を目撃したアキハバラ(鈴木彰紀)は、カゲを失う。事件に巻き込まれ、恋人(椎名琴音)と、ヒカリを失ったシブヤ(島田惇平)。二人の青年は、AKIHABARAとSHIBUYAの交差点で『ハムレット』の上演を決意する。都会の光と影が交錯して浮かび上がるのは、四百年前のシェイクスピア演劇の鮮烈なアダブテーション。滅びと喪失の現代を描く、若者たちの穢れなき寓話。
(敬称略)