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市原隼人 スペシャルドラマ「捨て猫に拾われた男」試写会&会見!

市原隼人主演、スペシャルドラマ「捨て猫に拾われた男」のマスコミ向け試写会&会見が2/7(木)NHKで行われ、市原が出席した。

同作は、猫から人生を学ばされる大人気エッセイのドラマ化。会社に捨てられたと思い込んだ男が、一匹の捨て猫・大吉を通して救われていく過程を柔らかなタッチで、時に笑えて、時にほろりとさせるペーソス漂うドラマとして描いていく。

出版社に勤めている「僕」(市原)は、ある時からなぜか会社に行けなくなった。公園のベンチでボンヤリ過ごしていると、隣に座っていた老人(ミッキー・カーチスさん)に一匹の黒猫がすり寄ってきて餌をせがんだ。老人は翌日から施設に入るので、猫とは今日がお別れだと言う。それが、僕と猫・大吉との運命的な出会いとなった。そして僕は、猫については先輩の「妻さま」(中村ゆりさん)に支えられながら、大吉の世話に大奮闘。初めての猫との暮らしを通して、家族や社会との関係が少しずつ変化していくのだった・・・

市原は、自由奔放に過ごす猫の生きざまに、現代を軽やかに生きるヒントを得て、日常の幸せに気づいていく主人公・僕を演じる。

会見にて市原は、「先ほどプロデューサーの方がおっしゃいましたが、このドラマは事件性がなく、まさに皆さんが求めている作品だと思います。すごく可愛くて癒されるシーンがあったり、クスッと笑ってしまったり、日常の生活を垣間見れる作品なので、ぜひ人と人との絆を繋ぐようなものになることを願っています。」とコメント。

撮影について、「控え室に僕と中村さんと大吉の3人だけの空間があって、ある日、中村さんがコッソリおやつを持ってきて“ご飯食べてる?一緒に頑張ろうね!疲れてない?”などと優しく声を掛けている姿を見て、この方と共演することができて良かったと心から思いました。
この作品には全ての方の愛が大吉に注がれていて、寝ている姿を撮ろうと思ったら何分も待つことはありましたが、でもそういう時間があったことでスタッフや共演者との絆が深まって、それは大吉のおかげだと思っています。この作品に携わることができて本当に良かったです。」と笑顔で振り返った。

また、僕を演じるにあたり、「僕が探しているのは居場所なんだと思いました。誰に求められていて何をすべきなのか、それが分からなくなってしまう瞬間は皆さんも刹那に沸いてくると思います。いろいろな方々に共感していただけるような、柔らかくて温かい作品です。そして、皆様への応援を込めたメッセージもたくさん含まれていますので、優しく受け取っていただけたらと思います。」と語った。

さらに、僕は今まで市原自身が演じたことのないナイーブなキャラクターだが、「編集室で声を吹き込む時に自分の姿を見たのですが、今までにない自分が映っていてとても恥ずかしかったです。でもその分、共感していただけるようなキャラクターになっていると思うので、新しい市原隼人を楽しんでいただきつつ心の中にぽっかり穴が開いていても救ってくれるような作品なので、そこを感じていただきたいです。」と話した。

最後に、同作で猫が大好きになったという市原に、一押しの猫のしぐさ・ポーズは?という質問があがり、「手を丸めるところ。人間だったら折れているんじゃないか(笑)と思うような角度で曲げながら休んでいることがあって、その手の形とか…いや、全部です!」と笑顔を見せた。

スペシャルドラマ「捨て猫に拾われた男」は、NHK BSプレミアムにて2/23(土)20:00~21:00放送。
ぜひご覧ください!
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