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濱田岳 ドラマ24「フルーツ宅配便」会見!
原作は、ビッグコミックオリジナルで連載中の漫画家・鈴木良雄氏による同名作品。女性読者からの支持も多く、第 21 回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品となっている。
子どもの学費を稼ぐシングルマザー、整形したい若者、詐欺で借金を背負った OL…などなど、生きるためにデリヘルで働くワケあり女子のリアルな人間模様を、リストラされて、デリヘルの店長見習いになったフツーの男・咲田真一の目線を通して描いていく。
主人公・咲田真一を演じる濱田は会見にて、「デリヘルというワードの威力が強いかと思いますが、(同作のメガホンをとった)白石和彌監督をはじめ素敵なスタッフと最高の仲間で、毎週素晴らしい人情劇をお届けできるという自信を持っております。今週ついに初回を迎えるということで大変嬉しく思っています。ぜひ「フルーツ宅配便」をよろしくお願いします。」と挨拶。
同作へのオファーが来たときの感想を、「テレビ東京のこの枠で主演をいただけるというのは役者冥利につきるお話だなと思いました。でも、職業差別というわけではないのですが、デリヘルを舞台にするという事でどんなストーリーになるのか不安がありました。」と明かすと共に、「そのお話と同時にプロデューサーの方から直筆のお手紙をいただきまして、白石監督をはじめとした素敵な監督の方たちが揃うと知って一瞬でその不安は飛びました。ですので、デリヘルにおいての不安は一瞬だけで、素直に嬉しく、よし頑張ろうという気持ちでした。」と語った。
また、自身の役どころについて、「振り回される男という役なので名ばかりの主演といいますか、周りの方々がいろいろなアクシデントを起こしてそれにリアクションを取っていくという一番視聴者目線の役どころかなと思いました。先ほど頑張ろうと言いましたが、意外と気楽なものだったかもしれないです。」と話した。
白石監督の現場で感じた事を、「台本を読んでいる僕らでもズシンとくるような決して楽しいことばかりではない内容でしたが、その中でもこのチームはとても明るくて笑顔の絶えない現場でした。スケジュールや体力面で大変ではありましたが、振り返ってみると何一つ嫌なことがなかったなと感じています。重たい真剣なシーンでも監督をはじめみんなからアイデアがポンポン出てきて、笑顔が多くて嫌な緊張感が全くない素敵な時間でした。それはやはり監督のお人柄があったからだと思います。」と振り返った。
印象的なシーンを聞かれ、「撮影の都合上、車の送迎シーンはまとめて撮っています。一話では送迎中にデリヘル嬢のゆずさんからご主人に暴力をふるわれて借金を背負わされているという話を聞き、二話、三話でもデリヘル嬢たちの暗い話を聞くというように、一日中百人組手のようにやってもやっても強敵が現れるという環境でしたので、どれか一つに絞るのはとても難しいです。デリヘル嬢を演じたゲストの方々も、短い尺で現場の空気を掴む前にいきなり芝居場がやってくるという同業としてハードな役柄ではないかなと思っていましたが、皆さんが本当に素敵な女性を演じて下さったので、どの回も印象深くて大好きです。特定のシーンをあげるのであれば、もしかしたらカットされているかもしれませんが、(咲田の同級生役の)前野朋哉さんがこのドラマ唯一の結構ハードなお色気シーンをやっているところ(笑)。もしそれがカットされずに残っていれば、前野さんの新境地をお届けできますし、お客様もかなりショッキングな映像かと思います。」と明かした。
最後に、白石監督と共に監督を務めた沖田修一監督の話題が上がり、「現場で僕らのお芝居を見ていただいているのですが、本番でも沖田監督の笑い声がすごいんです(笑)。例えば僕らが会心の出来だというシーンでも、沖田監督の笑い声でNGが出てもう一回やりましょうということがあったり、監督の笑い声でNGというのは初めて経験しました(笑)。でも、こんなに楽しく撮っていただけるのなら、もっと僕らも頑張ろうと思いましたし、そういう優しい空気を作ってくれた方だと思います。」と笑顔を見せた。
ドラマ24「フルーツ宅配便」は、1/11(金)よりテレビ東京系にて毎週金曜24:12~放送。
ぜひご期待ください!